昨日のことです。
いつものように仕事が終わり、みんなと別れ独りになった。
真っ暗になった夜道を車までの歩き、厳しい寒さと急な寂しさがこみ上がってきた。
真冬の独りの帰り道は、なんか苦手だ・・・
そう思いながら車にたどり着いた。
特に日曜のラジオは殆ど放送も終わってつまらないと思いながら、スイッチを入れた。
軽やかなリズムと心地よい声が流れてきた。
「ん?これ何の曲だっけ?懐かしぃなぁ・・・あ・・アジアの純真だ。」
でも、女性の声ではなく、しかもLIVEな様で曲が終わると歓声と拍手が起きていた。
悠長な口調で、その男性のトークが始まった。
40代から50代には特にであろうか、とにかくその年代のフォークの巨匠?
井上揚水らしい。もう一人男性の声がする、
ユニットを組んだ事もある奥田民夫の声であった。
彼の曲は比較的に好きで、時々聴いてたりもしてた。
彼が揚水の歌を歌い、揚水が彼の歌を歌うといった具合で、
時々、面白おかしくトークも交えていた。
しかし、よくものまね番組で揚水を真似てる人を見た事あるけど、
LIVEの揚水の話し方は、そのまんまでしたね。(笑)
さっきまで寂しかった気持ちが、ちょっと和らいできた。
揚水が「民夫の歌を僕は58曲知ってるんだけど(笑)、
その中で抜粋したのを歌います。」と言い歌い出した。
曲が流れた瞬間、凍ったものが溶け出したような気持ちになり、
ポロポロ涙がこぼれ出た。
私も大好きなユニコーン時代の「雪が降る街」であった。
正直、ユニコーン時代はちゃんと知らなくて、
ある友達がカラオケでこの曲を歌い
そのメロディーに私は惚れてしまった。
またギター一本と見事な歌唱力が、心に沁みちゃったなぁ・・・
やっぱり井上揚水って凄い人だったんだな。
寂しい冬の夜に、ぴったんこハマちゃった曲でした。
心が温かくなった気がした。