先週末10.3(土)は、銀座の老舗LIVEレストラン、スウィングにて【今井亮太郎×助川太郎〜再会と希望のSamba〜】でした!
開催日1週間前に急に決まったLIVEでしたが、たくさんのみなさまに足をお運びいただき、素晴らしい一夜となりました!
LIVEレビューいきます♪
急遽決定のLIVEは、盟友ギタリスト助川太郎さんとの久しぶりのDUO!
太郎ちゃん(いつもの呼び方!笑)とは、かつてRio de Janeiroにも一緒に行った仲であり、ずっとお互いの道を高め合ってきた、素晴らしい仲間であり、まさに盟友です。
そんな太郎ちゃんとのDUOでのLIVEはなんと、10年以上ぶり!?
そんなわけで、決まってからの1週間、この一夜をとっても楽しみにしていました(^^)
太郎ちゃんと僕の音楽の世界観は全く違って、まさに好対照。
絵に例えるとわかりやすいかも!
今井亮太郎の音楽は、風景や情緒をそのまま僕を通して写実的に描き出すことで、より美しい世界観を音楽にする、という世界観。
助川太郎の音楽は、美しい風景画に絵具を垂らしてあえて滲ませることで、よりリアルな美しさを描き出す、という世界観。
全く違う世界観だからこそ、共演した時に観たことのない絵になる。
1st stageは「Wave」「Água de Beber」という、BossaNovaのスタンダードナンバーからスタート。
ハモンド・オルガンと太郎ちゃんのギターがこれまた絶妙に合うんだよね♪
名曲たちをあえて細かい打ち合わせも譜面もなしに奏でる。楽曲のことを当たり前にわかってるからこそのサウンド。そして、信頼し合える仲だからこそのサウンド。
ピアノに移って「Corcovado」、そしてSambaの名曲「Samba de Orly」。
これらももちろん譜面はナシ(笑)
今井亮太郎&助川太郎DUOの見どころの一つは、楽器のスイッチ。
僕がメロディを奏でてる時は太郎ちゃんがバッキングをする。その反対に太郎ちゃんがメロディの時は僕がバッキングになるのだけど、ピアノ(オルガン)とギターという全く違う楽器なのに、決めていなくても自然に役割をスイッチできる。
だから音楽が広がってカラフルになるんだよね♪
太郎ちゃんのオリジナルChoro楽曲「Waiting Rejoycing Spring」。
太郎ちゃんはカヴァキーニョに持ち替えて。
柔らかく美しいメロディを、ピアノとカヴァキーニョでスイッチしながら甘く奏でる。
とっても良い演奏だった\(^o^)/
太郎ちゃんとは2007に一緒にRio de Janeiroに行ったのだけど、その時に書いた楽曲だそう!
続いて、唱歌「ふるさと」。
これは今回のLIVEに際して、”せっかくだからプログラムにブラジル音楽だけではなて唱歌をちょっぴりだけ入れてみない?“という太郎ちゃんの提案から♪
カヴァキーニョとピアノで奏でる助川太郎アレンジの「ふるさと」、とっても美しい世界観だったな〜^ ^
唱歌を入れたことでプログラムもより締まった気がしますね!
オルガンに戻って僕の楽曲「月の光満ちて」。
この数日前が中秋の名月だったんだよね。
オルガンと太郎ちゃんといろいろな方向に広がるギターで、今までにない「月の光満ちて」になりました♪
1st stageラストは、Sambaの名曲「Folhas Secas(枯葉のサンバ)」。
この曲は、自分たちの大切にしてきたサンバは、自分たちが年老いても次の世代にしっかり引き継がれていく、という想いで書かれた楽曲。
この曲を太郎ちゃんとのDUOでぜひ奏でたかったんだよね(^^)
いつのまにか最後のリフを二人ともコーラスしていました♪
2nd stageは「Dindi」から。
太郎ちゃんのインプロビゼーションから美しいイントロになり、テーマからはピアノがメロディを奏でる。
あうんの役割スイッチも奏でていて心地よい^ ^
1stでは太郎ちゃんアレンジの「ふるさと」をお届けしたので、2ndでは僕アレンジの「夕焼け小焼け」を。こちらもカヴァキーニョ&ピアノで。
いや〜素敵に決まったな〜♪
とても美しく、切なく、情緒たっぷりな会心の演奏でした!
オルガン&ギターで再びBossaNovaの名曲たちを。「Triste」、そして「Garota de Ipanema」。
名曲たちを決まりごとなく本当に自分たちの感性だけで、奏でる。
自分たちでもどういう展開になるかわからない。だからこそ本当に楽しい時間だ。
ここでLIVEに遊びに来てくれた素晴らしいボーカリスト渡海真知子さんが登場!!
実は真知子さんも2007年に僕や太郎ちゃんと一緒にRio de Janeiroに行った仲間なのだ♪
時間を経てこうして三人で奏でられることも、またとても嬉しいことですね^ ^
「Faceira」「Alvorecer」というSambaの名曲2曲を歌ってくださいました!
さすが真知子さん!歌った瞬間に真知子ワールド!
これだけSambaを愛して歌える人がいるだろうか。本当に素晴らしいなぁ^ ^
真知子さん、obrigado!!!
僕はピアノに移動して、太郎ちゃんはカヴァキーニョに持ち替えて、太郎ちゃんのオリジナル楽曲「これ以上逃れられない東の海辺の小さな町でやっと生まれた俺たちのサンバ」。
長い名前のこの楽曲、切なくて情熱的で、とっても好きなんだよね〜。
決まったな〜(^^)
最後はコーラスで!
そして『シネマ・ボッサ』にも収録の今井亮太郎楽曲「Vento Suave」。ピアノ&ギターで。
オリジナルももちろん役割スイッチをしながら曲が進む。
間奏部の太郎ちゃんのソロも美しかった!
あっという間の本編ラストは「青い瞳のアドリアーナ」。
オルガンとギターで奏でるアドリアーナ、どんどん盛り上がり、ボルテージは一気にMaxに!!
最後はコーラスと手拍子で大盛り上がり!!
アドリアーナも会心の出来だったなぁ〜♪
ありがたいアンコールは、BossaNovaの名曲「O Barquinho」をオルガン&ギターで。
ゆっくりなテンポで奏でる「O Barquinho」は、まだまだ続く大変な状況の中で、この日のように久しぶりに再会して一緒に奏でて、変わらないものがそこにあることを感じ、そしてまた新しいものが生まれていく、そんな一夜をゆっくりと泳ぐような気持ちで奏でていました♪
あらためて、
本当にありがとうございました\(^o^)/
ぜひ亮太郎&太郎DUO、この唯一無二なサウンドを、また企画したいと思います!
乞うご期待!!
【10.3 今井亮太郎×助川太郎〜再会と希望のSamba〜@銀座スウィング 演奏曲目】
〈1st stage〉
・Wave - 波 - / Written by Antônio Carlos Jobim
・Água de Beber - おいしい水 - / Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
・Corcovado - コルコヴァード - / Written by Antônio Carlos Jobim
・Samba de Orly - オルリー空港のサンバ - / Written by Chico Buarque, Toquinho, Vinícius de Moraes
・♪Waiting Rejoycing Spring / Composed by Taro Sukegawa
・ふるさと / Words by Tatsuyuki Takano / Composed by Teiichi Okano
・月の光満ちて - Lua Cheia Iluminando - / Composed by Ryotaro Imai
・Folhas Secas - 枯葉のサンバ - / Written by Nelson Cavaquinho, Guilherme de Brito
〈2nd stage〉
・Dindi - ジンジ - / Words by Aloysio de Oliveira / Composed by Antônio Carlos Jobim
・夕焼け小焼け / Words by Ukou Nakamura / Composed by Shin Kusakawa
・Triste - 悲しみ - / Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
・Grota de Ipanema - イパネマの娘 - / Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
・Faceira - ファセイラ - / Written by Ary Barroso / feat. Machiko Watarumi(Vo)
・Alvorecer - 夜明け - / Written by Delcio Carvalho , D. Ivonne Lara / feat. Machiko Watarumi(Vo)
・これ以上逃れられない東の海辺の小さな町でやっと生まれた俺たちのサンバ / Composed by Taro Sukegawa
・Vento Suave - 穏やかな風 - / Composed by Ryotaro Imai
・青い瞳のアドリアーナ - Adriana - Composed by Ryotaro Imai
En:O Barquinho - 小舟 - / Words by Ronaldo Bôscoli / Composed by Roberto Menscal
* * *
〈今井亮太郎LIVE Info〉
♪10.24(土) / 珈琲美学(学芸大学)
今井亮太郎
〜Ryotaro Trio Groovin〜
メンバー *
今井亮太郎(Piano/Organ)
亀山アキラ(Bass)
黒田清高(Drums)
オープン * 18:00
ステージ * 1st 19:00〜, 2nd 20:30〜
チャージ * ¥4,000
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 03-3710-1695 (珈琲美学 : 営業時間のみ)
- 珈琲美学 -
東京都目黒区鷹番2-19-20-B1
東急東横線学芸大学駅 徒歩1分
03-3710-1695
☆10/24LIVE有料配信アリ!
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♪11.3(火・祝) / カルッツかわさき
今井亮太郎グループ Bossa da Culttz〜リオデジャネイロ→川崎〜
開場/16:30 開演/17:00
会場 * カルッツかわさき ホール
出演 *
今井亮太郎(Piano/Organ)
今井亮太郎グループ
川満直哉(Sax/Flute)
満島貴子(Flute)
亀井恵(Marimba)
外園健彦(Guitar)
澤田将弘(Bass)
”Alex”Alexandre Ozaki(Drums)
Francis Silva(Percussion)
ゲスト * 小野リサ(Vocal)
■カルッツかわさきチケットセンター (10:00~18:00※休館日を除く) 044-222-5223
インターネット予約
■e+(イープラス)
日本のブラジル音楽界を牽引するピアニスト、今井亮太郎。彼の率いる「今井亮太郎グループ」が、本格派ブラジル・サウンドと共に川崎で初のコンサートを開催します。ゲストに迎えるのは、ボサノバの歌姫・小野リサ。「イパネマの娘」「彼女はカリオカ」などスタンダードなボサノバから、通好みの名曲まで幅広いラインナップ。今井亮太郎の熱く情熱的なグルーヴに初夏の風のような爽やかな歌声が絡み合い、ハッピーな気持ちになれる、スペシャルな時間をお届けします。
☆今井亮太郎『シネマ・ボッサ〜ニュー・シネマ・パラダイス/ラ・ラ・ランド〜』
2020.7.1(水)リリース!
¥2,200(税込) COCB-54303
※新星堂、山野楽器、タワーレコードなど全国CDショップ、Amazonなどwebショップにてご予約開始されています♪
ボサノヴァ・サンバのピアノスト&オルガン奏者、今井亮太郎がシネマ・ミュージックに挑んだアルバム。「ボサノヴァ」×「シネマ・ミュージック」の組み合わせは、じっくり聴いても、BGMにもぴったり!おしゃれな雰囲気で名曲をたのしめる、リラックスに最適な一枚。シネマの名曲はもちろん、今井亮太郎の新曲も収録!ハモンド・オルガンのサウンドにも注目。
↓日本コロムビアのページ↓
↓『シネマ・ボッサ』試聴ダイジェスト映像はコチラ↓
☆Karen Tokita&今井亮太郎『海辺のカフェの水曜日』9.23(水)配信限定シングルリリース!
Karen Tokita & 今井亮太郎のダブルパーソナリティでお届けしているFM狛江(コマラジ)[85.7 Mhz]の番組「Bossa da Comaedade(ボッサ・ダ・コマエダージ)」のテーマソング「海辺のカフェの水曜日」の日本語版が、9/23(水)に日本コロムビアより配信限定シングルとしてリリースされます!
カップリングには新曲「流星ピアス」も!
Apple Music、amazon music、LINE Music、Spotifyなどなどの各サブスクリプションや、iTune Store、レコチョクなどの配信ダウンロードサイトから、お聴きいただけます。
お楽しみに♪
1. 海辺のカフェの水曜日 - Quarta-feira no Café da Praia - (Karen Tokita Vocal Ver.)
2. 流星ピアス - Brinco de Estrela Cadente -
↓日本コロムビアのNewリリース↓