湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

独 奏Live、 本当にありがとう!!!!!

2010-06-26 15:22:54 | Weblog

こんにちは!!



昨日は藤沢INTERPLAYにて今井亮太郎ソロプロジェクトVol.22 Liveでした



今回は「独 奏」ということで、おれ一人、Pianoだけでの演奏と、さらに4/1に他界した母・今井美智子の水彩色えんぴつ作品を会場に展示するという企画のLiveでした!!




いや~、本当にたっっくさんのお客さまに来ていただいてとてもとてもとても嬉しかったです!!
満員御礼!!!
本当にありがとう!!!!!



母の作品を会場に展示するということで、準備から色々構想を練って、INTERPLAYのご好意もありたくさんの作品を会場に散りばめることができました



演奏前、休憩中と、お客さまがINTERPLAYの中をぐるぐる回って母の作品を一生懸命観てくださったこと、本当に胸が熱くなるし感謝の気持ちでいっぱいです。
また、マスターはじめINTERPLAYのスタッフのみなさまもステージ前の時間や終演後に熱心に大切に母の作品を観てくださり、このLiveを一緒に盛り上げてくださったことにも本当に感謝です。




Pianoだけ、おれだけでのLive。
これは本当に嬉しいことにお客さまからたくさんのリクエストを頂いて、今回こういう形で企画したのだけど、本当にあたたかい雰囲気に包まれて、演奏できる喜びと幸せをいっぱいに感じながら魂を込めて気持ちよく演奏させてもらいました




おれはもともとはPianoはほぼ自己流で、家にあったPianoをおもちゃみたいに遊び感覚で触れていただけだったので、それこそ20歳くらいまではまさかピアニストという仕事をすることになるとは夢にも思っていなかった。
それがひょんなことにPianoを人前で弾き始め、ブラジル音楽に出会い、たくさんの仲間やたくさんの大切な人たち、たくさんの応援してくれる人たちに出会って、気づいたらPianoなしでは自分を語れない、Pianoがおれのもっとも大切なアイデンティティーになっている。



だからこそ、このPianoという楽器が大好きだし、Pianoを弾いているときのおれの大きな幸せを少しでもみんなに伝えたい。
Pianoを弾いているときこそ、Pianoを弾いているときだけは、「おれはここにいるぞ~~!!」と心の深い奥底から大きな喜びを伴って叫べるんだ。



そのPianoを弾くきっかけを与えてくれたのが母であり、その母の作品に包まれて自分の独奏でのLiveを開催することができたこと、本当に幸せに思う。




今回は、あえてテーマを「独 奏」としたんだ。
「独」という字は本当に独りぼっちで孤独なイメージも持っているよね。
でもおれは演奏しているときは、メンバーはおれひとりだけPianoだけでも独りではない。
本当にたくさんの、たくさんの人たちの熱い気持ちと一緒に演奏している。
本当にたくさんの人たちがおれと一緒におれの音楽を奏でてくれている。



昨日も本当にそんなことをいっぱいいっぱい感じてた。
目の前にいるみなさまがおれと一緒に奏でてくれている。





本当にありがとう!!!!!




新曲の「紫陽花」。
この曲は父と母の若いころの出会いのときのエピソードを描いた母の色えんぴつ作品「明月院の紫陽花」を題材にして作った曲なんだ。
二人の思い出の場所であるこの季節の明月院に、亡くなる前の年…昨年…にも父と母は一緒に行ったんだよね。
二人とももしかしたら心の隅っこに「これが二人で来る最後の紫陽花の明月院かも」と思っていたかもしれない。
あのころと変わらない明月院の紫陽花。
そして母は今井家の庭にも思い出の紫陽花を昨年植えた。
母はその紫陽花が咲くのをとても楽しみにしていたんだ。
今まさに今井家の庭では紫陽花が美しく繊細に咲いている。
きっとこれからも今井家の庭には毎年変わらず美しい紫陽花が咲くだろう。
自分の父と母にこんな素敵な物語があったことをとても嬉しく思って、曲にしたのが「紫陽花」という曲なんだ。 
聴いてくださったみなさま、いかがでしたか?



そして母が亡くなった日の朝に作曲した「Lápis de Cor(色えんぴつ)」。
この曲を母の作品に囲まれてみなさまの前で演奏できたこと、本当に幸せでした。
不思議なくらい心の中は無心で、静かなやさしい気持ちで演奏したよ。
母のメッセージをいっぱいに感じながら。


生きているってすごく素晴らしいんだよ。
生きているって本当に幸せいっぱいなんだよ。
毎日毎日って本当にささやかなたくさんの幸せや感動がいっぱい溢れてるんだよ。
毎日毎日って愛がいっぱい溢れてるんだよ。



アンコールは日本の唱歌「浜辺の歌」。
これも母の「浜辺の歌」という作品があって…
海のない県に生まれた母が海にあこがれて湘南に来て結婚し、おれがまだお腹の中にいるときに砂浜で哀愁を込めて「浜辺の歌」を歌うのが大好きだったんだって。
だからおれの作る曲の中に「浜辺の歌」がいつも鳴っている気がする。
そんな趣旨の作品なんだけど、これはおれにとって最も嬉しい絵葉書作品だ。
だから昨日のLiveではこの曲を最後に演奏したかった。
哀愁をたっぷり込めて弾いたよ。

「あした浜辺をさまよえば 昔のことぞしのばるる…」

 



母の遺した作品のメッセージは、おれのPianoの中にもこれからもずっと生きていく。
そんな演奏をこれからもずっとしていきたいし、もっともっと努力してがんばってさらに大きな自分になれるよう心から楽しみながらPianoを弾き続けたいと思う。




みなさま、本当にありがとう!!!!!




昨日もLiveの中で言いましたが、母の作品展も開催しようと考えています
決まったら告知しますね!!
おれの独奏でのLiveもまたぜひぜひやりたいと思います!!
そして、またこういうコラボ企画もぜひやりますね~!!!




6/25の演奏曲目を下記します♪



<1st>
月の光満ちて / 今井亮太郎
海岸線のアヴェニーダ / 今井亮太郎
Garota de Ipanema(イパネマの娘)/ Antônio Carlos Jobim
Desafinado(ジサフィナード)/ Antônio Carlos Jobim
Chovendo na Roseira(バラに降る雨)/ Antônio Carlos Jobim
雨の日曜日 / 今井亮太郎
Carinhoso(やさしさ) / Pixinguinha
1X0(1対0) / Pixinguinha
Nossos Traços(二人のあしあと)/ 今井亮太郎
湘南マランドロ / 今井亮太郎


<2nd>
Simplicidade(純粋さ)/ Jacob do Bandolim
Tico-tico no Fubá(エサ場の小鳥たち) / Zequinha de Abreu
Rosa(バラ) / Pixinguinha
Odeon(音楽堂) / Ernesto Nazareth
Wave(波)/ Antônio Carlos Jobim
A Felicidade(幸せ)/ Antônio Carlos Jobim
Água de beber(おいしい水)/ Antônio Carlos Jobim
Luz do Sol(陽の光) / Caetano Veloso
Lápis de Cor(色えんぴつ)/ 今井亮太郎
Eu sou Pianista(私はピアニスト)/ 今井亮太郎
紫陽花 / 今井亮太郎
Ao Céu(空へ)/ 今井亮太郎


En : 浜辺の歌 / 成田為三





ちなみに次回の今井亮太郎ソロプロジェクトは8/ 4(水)  藤沢INTERPLAY
夏真っ盛りということで、いつも好評の熱いカルテット「Groovin'Brasil」でお送りします!!!
今井亮太郎と、メヲコラソンはじめ多方面で活躍中のブラジル音楽界若手No.1ギタリスト助川太郎、T-SQUREのサポートやカシオペア野呂一生さんのソロプロジェクトメンバーでもあったグルーヴ感抜群のベーシスト亀山アキラさん、小野リサのサポートやminaswingのメンバーでもあった今一番活躍しているブラジル系ドラマー黒田清高さん、というカルテットです
インストゥルメンタル(楽器)ならではのソロバトルの熱い演奏でいわばブラジリアンフュージョンといった感じでファンタスティックにカッコよくお送りします!
ぜひ遊びに来てくださいね~~~
お待ちしてます!!



♪8. 4(水) / INTERPLAY (藤沢)
今井亮太郎ソロプロジェクト Vol. 23

Ryotaro Imai "Groovin' Brasil" Live!!

ステージ * 19:30~
チャージ * 2,500
メンバー *
今井亮太郎 (Piano / Melodion)
助川太郎(Guitar)
亀山アキラ(Bass)
黒田清高(Drums)
ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 0466-24-4450(INTERPLAY)
http://www.h4.dion.ne.jp/~interp/
神奈川県藤沢市鵠沼石上1-7 ケインズタワー5F
0466-24-4450




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