りょおの日記<Ryo's Diary>

インラインスケートのことや、日々感じたこと、見たものを徒然に記しています。

覇気

2004年05月29日 | スポーツ全般
アテネ最終予選の男子バレーボール。連日ヒサンな試合結果に1ファンとしてかなりツライです。

なぜこんなにもファンかというと、私は背が高くなりたくて小学生の頃バレーボール部に入ってました。しかし所詮小さな子はネット際の仕事なんてさせてもらえないから今も小さいままなんだけど(笑)

小さいし、力がない。そんな自分が目立つ為には、コーチに目を引いてもらうには…何か技を磨く、声を出してムードメーカーとなる、それしかないのです。

選手時代のほとんど私のポジションは今で言う「リベロ」でした。当時の小学生バレーボールのルールは、「バックセンター固定性」と言い、そのボジションの子は現在のリベロと同じくローテーションが無く、ずっとバックセンターのまま。ただし、監督の指示により1セットに3回のみサーブを打つことが出来ます。(連続ポイントすればそのままずっと打ち続けられる)

つまり、どのタイミングで自分にサーブが回ってくるかわからないんですよ。勝ってようが負けてようがどんなときだろうが、確実なサーブが打てないとならない結構重要なポジションだったのですね。

なので、私の最大の武器はこの「サーブ」にしました。小さな私が思い切り力を振り絞れるのはここしか無いからです。その為にドライブサーブ(スイングを大きくし、手のひらで思い切りボールに回転を与えるサーブ)を習得しました。回転の強いこのサーブならちょっと不安定なレシーブなら弾き飛ばせることが出来ます。

そんなサーブ、6年生の最後の大きな試合では観客が「おぉ~」って言ってくれるほどの技になりましたが、それまでは長いトンネルな時代がありました。

コーチから「お前のサーブは2本と入らないしな!」と嫌味散々言われたり、サーブミス多い試合では試合後に蹴り入れられたりしました。(今考えるとすごいよな)でも「くっそー!覚えとれ!」と思ってたからこそ最大の武器を身に付けることが出来たと思います。

さて、日本男子チームですが…最近身長高い人揃えて世界に並ぼうとしていますね。その気持ちはわかる!ただ、ひとつ言いたい。体型に恵まれている人間ほど手を抜く。あんまり飛んでないぞ、センターの200cm超えの二人!ブロックの手の位置がセッターと同じとはどういうことだ?!

だいたい日本人は身体能力が低いのだから、パワーで勝てっこないのよ。だからこそ小さくてもよく考えて動ける選手も起用するべき。小さいからこそいやらしく、粘っこく!相手のいやがることをしないと!テクニシャンな細川選手をもっと前衛で使うべきだよ>幹保監督!

それに一番ひどいのはチームワークと覇気。なんであんなにやる気無い顔試合中に出せる?エースアタッカーとセッターがあんな表情じゃ絶対無理。だれもついてこないよ。絶対勝てない相手と試合したって、私がいたチームは誰もあんな顔しなかったぞ。(自分らと比較にならないのはわかっているけど)

もし私がいたチームがあんな態度なら、コーチの蹴り数発&罵倒タイム確定ですわ(笑)とにかく不自然なほど声出したもんだ。でもそうするしかなかったよなぁ~、雰囲気上げるには。

まぁ、要は日本男子チームは技術よりも気持ちで負けたと思います。残り2試合は勝ち負け云々よりも、監督、チームメイトの役割、目的を明確にして気持ちをひとつにすることを考えて欲しいわ…。明日はほぼイジメに近い試合だけどね…。

…しかし…私って団体競技向きなのか?うん、なんかそんな気がしてきたぞ(笑)