今回も引き続き現在進行中の新築工事の風景をお見せします
2月2日に行われた*遣り方という作業です。
*遣り方(やりかた):基礎工事に先立ち、壁、柱の中心、高低などを標示するための仮設装置。
まず、敷地の境界線に張った糸から、配置図(敷地に対してどの位置に建物を配置すればいいかが書いてある図面)に基づいた建物の大きさに糸を張ります。建物の大きさから約3尺(909mm)外回りに遣り方の杭を打ち糸を張ります。写真では、大工さんが掛矢(かけや:大型の木づち)で遣り方杭を打っています。ピンク色のが糸
この機械はレベルと言われるもの。高低測量に用いられる、望遠鏡、水準器、整準装置からなる測量機の1つ。これは、1人で測量できる赤外線レベル。この機械を使って高低を出します。
これは上の写真の赤外線レベルの相方的なやつ。受信機。本体を水平に据え、そこから発する赤外線をこいつが受け、一定の高さが測れる。
遣り方杭に貫板をまわしていきます。杭に対して直角についている板が貫板。矩(かね:直角をもとめる)をとって固定する。
四隅に筋交をいれて固定する。
斜めにはいっている板が筋交。
これは、かねぴたと呼ばれているもの。
最初「何言ってるんだろう?」っと思いました。そして、その使い方を見てまたびっくりこれは、矩(直角)をだすための道具。
かねぴたの驚くべき姿
こいつが矩(直角)を出すんです。
遣り方完成
着々と進んでいきます
実際、建物の位置が実感できるとイメージがわかりやすくなりました。図面上だと大きく感じていても実際建ってみると小さく感じるし
次の段階ではいよいよ基礎工事がメインになります