にわか日ハムファンのブログ記念館

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宮本、ファイターズチームスタッフに転身

2012-11-25 08:40:29 | 北海道日本ハムファイターズ
 数日前に出た週刊誌の記事ですが、本人のインタビューなので比較的正確な方かと。

■ 元日ハム宮本「努力で叶わぬものを斎藤佑樹“持ってる”」(NEWSポストセブン・2012年11月22日)

 タイトルがタイトルですが、記事は明らかに宮本が中心です。ファイターズに詳しくない読み手を惹きつけるために、さいてょの名前を出したというところでしょう。
 詳しくは記事自体を読んでいただくとして、思ったのは、戦力外通告を受けてまだ間がないだけに、当然のことではあるんですが、まだ宮本の気持ちの中で揺れ動く部分があるんだろうなぁと。
 宮本自身、「自分の実力は理解しているつもりです」と言い、事実理解しようとしているとは思うのです。
 ただ、一方で「勝負強さ」とか、持って生まれた人だけが持っている「華」が自分にはなかった、という言葉が出る辺り、自分の努力を越えたところで運命が決まったとも思っているわけです。
 実際、彼が一軍に向けて努力していなかったとは全く思いません。サイドスロー転向など、本人なりに生き残り戦術を模索していたのですから、「努力が足りなかった」と言ってはいけないでしょう。
 しかし、それも結果には結びつかなかった。なぜ? 答えのない痛切な問いだけが残ります。

 でも、です。
 プロ野球選手のセカンドキャリアの問題が取り上げられて久しくなりました。にもかかわらず、引退後の人生を誤る元選手は後を絶ちません。先日も塩谷容疑者の逮捕というニュースがあったばかりです。
 もちろん、元選手と言っても千差万別、性格や適性もそれぞれですから、安易な一般論は言えないとは思います。ですが、引退後に努力しても道が開かれない、見つからない人も少なくはないでしょう。
 そんな中で、球団に残る道を示された宮本は、それはそれで「持っている」のだと思います。野球だけに打ち込んできて、ある日突然進むはずの一本道が閉ざされてしまった選手の中では。
 だからこそ、宮本の次の進路がひとまず決まったことに、安堵の気持ちを感じずにはいられないのです。
 宮本の希望が叶うかどうかは今のところ分かりません。ただ、今後の人生の幸運を祈るのみです。


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2 コメント

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Unknown (M・K)
2012-11-25 16:43:11
何と言うか、本人にはどうにもできないことって、確かにあるような気はします。
「運命の巡り合わせ」とはよく言ったものですが……。

野村克也氏が「正しい努力をした者が勝つ」と常々言われていますが、
宮本のサイドスロー転向が正しい努力だったのか、今となっては
答えが出ないのは、ルパートさんのおっしゃる通りです。
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M・Kさん (ルパート・ジョーンズ)
2012-11-26 07:18:39
小林繁コーチが存命ならサイド転向ももっとスムーズに行ったかも知れない気はするんです。
加えて、宮西や林、石井の間に割って入るのは、簡単なことではなかったはずですし。
それだけに、巡り合わせの悪さ、というか噛み合わなさを感じてはしまいますね……
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