にわか日ハムファンのブログ記念館

2004年8月から2014年6月にかけて更新してきた当ブログを静態保存しております。

幻の優勝グッズは半額で:公取委、阪急阪神百貨店に近く勧告へ

2009-02-14 09:03:56 | 言わせてもらいます・球界に苦言提言
■ <阪神>優勝逃し、記念グッズ代金減額 公取委、近く勧告へ(毎日・2009年2月13日)

 いきなり全然違う話から始まりますが、阪神電車のうち、比較的新しい急行系の車両では、前と後ろ、左側の窓に、ボードを差し込むことがあります。



 こんな感じ。これは2003年にタイガースが優勝した時のものです。
 今ボードが掲示されるのは、イベント等がある時だけですが、以前は直通特急がすべて、姫路方面行きと大阪方面行きのボードを掲示していました。
 このボードの裏は本来何も書いてないはずなのですが、ある日運転席のガラス越しに見てみると、どうもなにかが透けて見える。
 目を凝らして見ると、ボードが斜めに分割されていて、片方はお馴染みの虎マーク、もう一方は青字にレオパンジャのライオンズマーク。
 つまりは日本シリーズ用の使い回しなんですが、私の記憶が正しければ、
確か'92日本シリーズと書いていたような(涙

 その前には1973年の大暴動なんてのもありましたし、たまにこのチームはやるんですよね。

 で、去年も去年でド派手にやらかしたタイガース。優勝するものと当て込んで作った記念グッズは、ただのゴミの山になってしまいました。
 これをどうするか? 業者にとっても発注元にとっても悩ましいところではあったでしょうが、今回問題となった発注元の阪急阪神百貨店では、グッズを半額で引き取ることにしていました。
 ところが、それが公正取引委員会に問題視され、報道沙汰になったのです。
 この件をどう見るかは難しいです。下請法に抵触する可能性がありますから、問題がないわけではないのですが、単純に阪急阪神百貨店側を責めればいいとも言い切れません。
 せっかく作った優勝グッズがパーになるケースは、なにもタイガースに限りません。
 むしろ、パ・リーグプレーオフや、クライマックス・シリーズなどで、最終戦にまでもつれこむとなると、どちらのチームも優勝グッズを作っておく必要が出てきます。
 そうしなければ、せっかく優勝した時に商機を逃すことになるからです。
 となると、発注元はある程度のリスクを覚悟で、注文をかけることになります。
 一方の業者の方も、優勝してからグッズを考案して作ってるのでは遅い。あるいは、注文があろうが無かろうが、先に商品を考えて売り込むぐらいのことが必要かも知れません。
(といいつつ、実はこの種の業界にはとんと疎いので、詳しい方はご教示を願います)
 とすれば、どちらがリスクを背負うべきか?
 今回の場合、交渉力を考えれば、一般的に発注元たる百貨店の方が強いと見込まれます。その百貨店がリスクをすべて業者側に押しつければ、それは批判を浴びても仕方ありますまい。
 ただ、一定割合でリスクを分担することまで否定するのもどうか? と、私などは心のどこかで思うわけです。
 もっとも、交渉力に差があったとすれば、たいていは強い方に有利な条件で契約が決まるわけで、その点を考慮しないリスク分担は、机上の空論かも知れませんけどね。
 ともあれ、公取委にとがめられた阪神幻のVグッズの件、はたしてタイガースだけの話かというと、そうとも限らないでしょう。
 他球団絡みで優勝グッズがパーになった場合、どういう扱いになるのかは分かりませんが、分からないからこそ、対岸の火事とは思えないのです。

コメント (8)   この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「非凡」について調べてみました | トップ | 関西独立リーグ・開幕戦発表! »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつか起こると思ってました。 (アパッチ)
2009-02-14 10:58:50
いつの頃からか、優勝したチームの選手たちが、記念Tシャツを着てビールかけではっちゃけてるのを見るにつけ「ずっと前から仕込んでたんやろけど、あれ、優勝せなんだらどないなってたんやろ?」と疑問に思ってました。

難しいでしょうね。優勝してから内輪だけで記念品発注すればいいでないの・・・とは思いますが。
ファンは各自で盛り上がるだろうし。優勝してからちょっと間が空いてもさほど大きな騒ぎにもなりますまい。
アパッチさん (ルパート・ジョーンズ)
2009-02-14 13:37:23
>優勝してから内輪だけで記念品発注
選択肢としてはあり得るんですが(実際2006年のうちがそれに近かった)、
優勝から販売まで時間が経つと、どうしても間が悪くなりますし。
それに、売る方からすればできるだけ早く捌きたいでしょうから、
いずれ誰かが前倒しでグッズを作ると思うんですよ。
それが無認可のものだったりすると、ややこしいですし。
なんで、現実としては難しいかな、と思うんですよね。
特に阪神ぐらいファンの多い球団になってしまうと。
保険が必要かもね (アルビレオ)
2009-02-14 20:35:45
>一定割合でリスクを分担することまで否定するのもどうか?

優勝記念グッズは基本的にその時限りの単発モノで、しかも優勝の可能性が十分高くなってからの受注になるので時間の制約も厳しく、量も多いです。
小規模なところだと他の仕事を後回しにしてのフル操業になるところもあるでしょうから、リスクを受け入れる余地はかなり小さいです。
受注側でリスクを減らす方法としては、取り分が少なくなるのを覚悟で同業者に仕事の一部を回すくらいしかないでしょう。

アパッチさん
>優勝してから内輪だけで記念品発注すればいいでないの
>優勝してからちょっと間が空いても

商売のチャンスをみすみす見送るのが賢いやり方だとは思えません。
それに「内輪だけで記念品」ということなら球団で作る記念品の話ですよね。
今回の件は百貨店が発注した物の話なので、あまり関係がないです。

余分にコストがかかるけど、「優勝しなかったら保険」の契約でもしておくとか考えてもいいかもね。
一般的な (りさ・ふぇるなんです)
2009-02-14 22:56:23
小売の発注業務では「売れ残りのロス」よりも「商機を逃すチャンスロス」の方が怖いといわれています。
その位の姿勢で臨まないと商売なんて儲からない訳で・・。

>先に商品を考えて売り込むぐらいのことが必要かも知れません。

ちなみに古い話ですが、1985年当時阪神と契約していた知人のデザイナーが阪神の選手のボブルヘッド人形を作っていました。
あの場合はこちらから売り込む事は無かったようです。
メーカー側の立場からすれば (ざわ)
2009-02-14 23:57:47
 基本的にイレギュラーなオリジナル製品なんてものは完全買取でもない限り製作するにはリスクが非常に高いわけで、リスク分担なんてさせられるくらいなら作らないほうがましなんて事態になってしまいますからねぇ…
 ましてやそういった下請けメーカーなんて本当に毎月の経理操作(それこそ1万円単位)でヒーヒー言っている中、こんなことされたら倒産に追い込まれてしまうわけで…。

 記念セール品を作らせる以上は、作らせた側が完全なリスクを負う形で無いと非常に厳しいんですよ…
アルビレオさん (ルパート・ジョーンズ)
2009-02-15 08:25:45
うーん、現実的には受注側の負担がかなり厳しそうですね。

>小規模なところ
絶対的な規模というより、発注者との比較において、
受注者の規模がより小さいというケースが多そうな。
となると、受注者にリスク負担を求めるのは、
やはりはばかられますね。

>保険
実際のところ、危険率ってどんなもんなんでしょうね?
さすがに昨年の阪神のようなケースはレアなので、
保険として成り立つかも知れませんが。
りさ・ふぇるなんですさん (ルパート・ジョーンズ)
2009-02-15 08:30:42
「チャンスに後ろ髪はない」とはよくいいますし、
リスク覚悟でないと、商売は難しいですよね。
もちろん、それなりの計算は必要でしょうが。

>古い話
今と比べると、当時だと権利関係も緩かったでしょうし。
それに、わざわざ売り込んだりするメリットもなかったのかも知れませんね。
ざわさん (ルパート・ジョーンズ)
2009-02-15 08:37:12
メーカー側からのご意見、ありがとうございました。
よくよく考えたら、受注側がリスクに負わせると問題があるからこそ、
わざわざ下請法を作ったんですよね[;;0J0]
報道によると、以前は優勝を逃したらグッズは買い取ってなかったそうで、
酷い商売をしていたものだと思いますね(苦)

言わせてもらいます・球界に苦言提言」カテゴリの最新記事