おととい(2月28日)プロ野球新人選手研修会が開かれ、新人選手80人と昨年の研修会を欠席した5人の計85人が出席しました。研修会は4人の講師の講演が主で、4時間近くにわたって行われたようです。研修会のスケジュールについてはサンスポの記事をご覧ください。
プロ野球の新人研修についてはすでにりんかんさんの記事が批判しているように、教育効果がどれほどあるか疑問と言わざるを得ません。たった1日『偉い人』の話を聞くだけで必要な社会常識が身につくとは、私にも思えないからです。
それだけに、やはりある程度研修期間を延ばすことはどうしても必要でしょう。例えばJリーグのように1泊2日にしたり、あるいは上の記事の中でりんかんさんがおっしゃるように1週間程度の期間を置くなどが考えられますが、いずれにせよ1日でできることなど非常に限られます。
ただし、期間だけ長くして中身は同じでは意味がありません。精神論や心構えなどの抽象論について単に「ご高説を賜る」だけでは、話が面白かった、あるいはつまらなかったといった程度の印象しか与えられないように思われます。
むしろ必要なのは、そういった一般論よりも、具体的にプロ野球選手として、あるいは社会人としてどのような行動をとるべきか、様々な模範を示しながら新人選手たちに考えてもらうことでしょう。
そういう点では、3番目の講義で実際に東北楽天の一場投手をモデルにヒーローインタビューの実技指導を行ったのは、評価すべき試みだといえます(ただ、せっかくお立ち台に何度も上った八木さんがいたわけですから、ここで模範演技をしてもらった方がより良かったとは思いますが)。
こういう要領で、例えば様々なファンとの対応や、トラブルに巻き込まれた時の対処法などについて、具体的なケースを設定して、講演者などが実演してみたり、時には新人選手にも挑戦させて指導を加えたりした方が、選手にとっては分かりやすくて役に立つのではないでしょうか。
心構えが大事なのは間違いありません。ただ、それだけで全ての問題が解決するわけではありません。心構えや考え方を新人選手にいくら説いても、彼らが具体的な行動にどう結びつけるか分からないままでは意味がないのです(ダルビッシュ投手や阪神筒井投手の不祥事はそれ以前の問題ですが)。
それだけに、新人研修では抽象的な精神論よりも、プロ野球選手としてあるべき行動についての模範や、あるまじき行動の典型を示すことの方が必要なように思われます。
ちなみに、いろいろな意味で悪い見本としてかなり使えそうなのがご存知根来コミッショナー。
サンスポの「東北スポーツ」欄の記事によれば、今回の研修では“お説教の手紙”とやらを新人選手全員に配ったようですが、この期に及んでまだ偉そうに説教など垂れる辺りには笑うしかありません。
中でも私の目に留まったのが、
「心配なのは“黒い欲望”であり、“白い欲望”はそれが原動力となってあなたの成績を向上させます」
という一文。さすがというかなんというか、
“桃色の欲望”が原動力となって住職資格を得た人
の言葉だけに、妙な説得力があります。
※ 当ブログは「根来コミッショナーの後任を推薦しようキャンペーン!」にコソーリ賛成しています。
プロ野球の新人研修についてはすでにりんかんさんの記事が批判しているように、教育効果がどれほどあるか疑問と言わざるを得ません。たった1日『偉い人』の話を聞くだけで必要な社会常識が身につくとは、私にも思えないからです。
それだけに、やはりある程度研修期間を延ばすことはどうしても必要でしょう。例えばJリーグのように1泊2日にしたり、あるいは上の記事の中でりんかんさんがおっしゃるように1週間程度の期間を置くなどが考えられますが、いずれにせよ1日でできることなど非常に限られます。
ただし、期間だけ長くして中身は同じでは意味がありません。精神論や心構えなどの抽象論について単に「ご高説を賜る」だけでは、話が面白かった、あるいはつまらなかったといった程度の印象しか与えられないように思われます。
むしろ必要なのは、そういった一般論よりも、具体的にプロ野球選手として、あるいは社会人としてどのような行動をとるべきか、様々な模範を示しながら新人選手たちに考えてもらうことでしょう。
そういう点では、3番目の講義で実際に東北楽天の一場投手をモデルにヒーローインタビューの実技指導を行ったのは、評価すべき試みだといえます(ただ、せっかくお立ち台に何度も上った八木さんがいたわけですから、ここで模範演技をしてもらった方がより良かったとは思いますが)。
こういう要領で、例えば様々なファンとの対応や、トラブルに巻き込まれた時の対処法などについて、具体的なケースを設定して、講演者などが実演してみたり、時には新人選手にも挑戦させて指導を加えたりした方が、選手にとっては分かりやすくて役に立つのではないでしょうか。
心構えが大事なのは間違いありません。ただ、それだけで全ての問題が解決するわけではありません。心構えや考え方を新人選手にいくら説いても、彼らが具体的な行動にどう結びつけるか分からないままでは意味がないのです(ダルビッシュ投手や阪神筒井投手の不祥事はそれ以前の問題ですが)。
それだけに、新人研修では抽象的な精神論よりも、プロ野球選手としてあるべき行動についての模範や、あるまじき行動の典型を示すことの方が必要なように思われます。
ちなみに、いろいろな意味で悪い見本としてかなり使えそうなのがご存知根来コミッショナー。
サンスポの「東北スポーツ」欄の記事によれば、今回の研修では“お説教の手紙”とやらを新人選手全員に配ったようですが、この期に及んでまだ偉そうに説教など垂れる辺りには笑うしかありません。
中でも私の目に留まったのが、
「心配なのは“黒い欲望”であり、“白い欲望”はそれが原動力となってあなたの成績を向上させます」
という一文。さすがというかなんというか、
“桃色の欲望”が原動力となって住職資格を得た人
の言葉だけに、妙な説得力があります。
※ 当ブログは「根来コミッショナーの後任を推薦しようキャンペーン!」にコソーリ賛成しています。
結局のところ、話をただ聞かせるよりも、様々な場面を経験させて、その中で必要な常識や行動様式を身に付けさせることが必要なのでしょうね。
ダルビッシュ・筒井和両投手ですが、ある意味ではこの時期に不祥事が見つかってよかったのかも知れません。
おっしゃるように今ならまだ間に合うと思いますが、プロ野球選手として何年も活躍した後では、周囲の直言を聞くとは思えませんからね。
わたくし、民間の失業者向け職業訓練校で講師をしておりますが、最近の若い人の中には、研修や会議等で集中して話を聞いていられない人が多く見受けられます。
先日もミーティング中、突然お菓子をほおばり始めた受講生がいて、たいそう驚きました。受講生といっても社会人の失職者ですので、注意をするのも気を遣います。
一ヶ所に集めての研修も結構ですが、社会常識というものは日頃の業務の中で身に付けていくものです。と、いうことはそういった指導のための研修が必要なのは、むしろ球団の指導者の側ではないでしょうか。
ダルビッシュや筒井和については、まだ若うございますから更生は比較的容易いと楽観視しております。ようは「まだまだ子供」なのです。
それにしても、根来氏は(タイプするだけで気分が悪くなりますが)本当に懲りていませんね。
「恥」という感覚が欠如している人というのはまま見かけますが、この人もそういったうちの1人ではないかと思わずにはいられません。
※ メールの件了解しました。
ゴロ寝さん、まだいたんですか?任期満了までの給料をあげますから、お引き取りください(おそらく金だけで残っていると見る)。
あれだけの啖呵切って残留して、恥ずかしくないんですかね?
業務連絡 返信していますのでご覧あれ。
それが野球選手なら1日「偉い人」の話を聞いて終わりで済むというのは理解に苦しみます。しかも根来氏の講話つきでは、かえって逆効果な気がしますし(苦笑)
>今のうちから研修の内容を改善していけば、社会人たる自覚を持った新人が入団してくれば、理解ある(というか常識のある)先輩選手も刺激を受けて、球界全体が変わっていく
私も賛成です。まずは、これから入ってくる選手の意識を高めるのが早道だと思いますよ。
プロ野球選手の場合、おっしゃるように誘惑が多いですし、ささいな言動をメディアがねじまげて報道することだっていくらでもあるわけです。
それだけに、一般の社会人よりもよほど立ち振る舞いに注意しないといけないわけですが、にもかかわらずこの程度の研修では意味があるとは思えませんね。
今のうちから研修の内容を改善していけば、社会人たる自覚を持った新人が入団してくれば、理解ある(というか常識のある)先輩選手も刺激を受けて、球界全体が変わっていく、と思うのですがいかがなもんなんでしょう?
それが全て役に立つものかどうかはさておき、「社会人」になるのは同じ。
社会人として最低限のことを教えるのに数時間では少なすぎますね。様々誘惑の多い業界なんだから一般企業より多くてもいいくらいだと思います。