・・・・・邦画。
しかも、時代劇。
個人的に、まず観ないだろうジャンルの映画ではあるが、
評判が良かったので、観に行って来た。
(ちなみに『スチュアート・リトル』以来の、一人貸切状態だった^^)
この映画、個人的に記念すべき、昭和38年に公開された作品の
リメイク。
内容的には、『七人の侍』と『300(スリーハンドレッド)』を足して
2で割ったような感じか???
江戸時代末期。明石藩江戸家老・間宮が、老中・土井家の門前で
切腹自害した。
間宮の死は、生来の残虐な性質で罪なき民衆に不条理な殺戮を
繰り返す、明石藩主・松平斉韶の暴君ぶりを訴えるものだった・・・・・
稲垣吾朗演じる斉韶の、人を自分の玩具同然に平然と殺していく
残虐ぶり・・・・・・・
斉韶に散々弄ばれ、飽きて山に捨てられていたところを助けられた、
両腕、両足を切り落とされ(女性版キャタピラーか^^)、舌を引き抜か
れた一揆首謀者の娘が、裸体を晒し泣き叫ぶ場面があるのだが、
これだけでも十分に窺い知れようというもの。
かくして、13人 VS 300人の戦いへと進んでいくのだが・・・・・
蝋燭の灯りだけ(実際には照明も使用)の薄暗い室内での密談等、
リアリティがあって良かったし、売りである「斬って、斬って、斬りまくる」
長い殺陣シーンも見応えがあった。
あと、「現代劇の俳優が、カツラ被って侍の役をやってる」感がある中で、
ミュージカル俳優である市村正親の、「本当は時代劇俳優?」と思える
ほどの堂に入った演技が秀逸。
ただねぇ。。。
前半は話が重い感じで進んで、良い感じだったのだが・・・・・
13人目の刺客が登場してきたあたりから・・・・・ちょっとねぇ・・・
しかも、最後の最後に・・・・・
(もしや、クリプトン星人か?^^)