最近、泊まりに出掛けていないので
宿以外の記事ばかり載せていますが
見て下さっている方的には
どうなんでしょう？
「宿ブログ」と、うたっている以上
きっと宿好きな方が来て下さっていると思うので
「ネコの事なんか興味ねぇーよ」と
思われましたら
スルーしちゃって下さいね。
宿の記事を載せるのはもちろん楽しいですが
結構内容がマンネリ気味だったので
これからは、宿以外のことも、
ぼちぼち書いて行こうかなぁ～と思っています。
幸い、保護活動をしているので
話題には事欠かないし。苦笑
では、本文を！
先週、グレの里親Mさんから
久しぶりにラインがきました。
「なんだろう？？」
「またグレに何かあったのか？？」
ちょっと開けるのに緊張しました。
すると・・・
長いメールでしたが
要約すると
「実家の隣りのアパート周辺にネコがたくさんいる。
春になるとまた子猫が産まれもっと増えてしまう。
どうしたらいいでしょう？」
あ！グレは元気で、毎日先住ちゃんと仲良くしてるそうです。
「無責任なエサやり」
「ネコがどんどん増える」
「近所から苦情がくる」
よくある話しです。
こういう場合は、エサやりさんと話し
TNR（捕獲して、不妊手術をして、目印に耳カットをして
その場所にリリース）
その後は、一代限りの地域猫として
エサやりさんにご飯をあげ続けてもらう。
これしかありません。
里親Mさんは自分１人で動こうとされていたので
初心者さんの１人TNRは、さすがに気の毒だと思い
私も、その現場のアパートに同行しました。
するといるいる！！
エサやりばあさんの住むアパートの庭に
（多分寝床として）置いてある衣装ケースの中から
ネコが次々と飛び出てきました。
ざっと数えると、６，７頭。
まあ、今までの経験上
今ならまだなんとかなるギリギリの頭数です。
親子なのか兄弟なのか、キジトラばかり。
でも、アパートのおばあさんの庭に捕獲器を
置かせてもらわないといけないし
捕獲の日は、エサをあげるのを
止めてもらわないといけないので
おばあさんの協力無しにTNRはできません。
どうしてもおばさんに話しをしなければ。。。
里親Mさんと、ピンポン～と鳴らしました。
どんな人か・・・一番緊張する瞬間です。
するとドアが開き、おばあさん登場。
まるで私達のことを
不審者でも見るような
そんな視線を感じました。
何度も経験した
この
なんともいえない間。。。。
「お庭にネコがたくさんいるようなので
これ以上増えないように
避妊手術をしたいので協力して欲しい。
避妊後はまたここの放すので
その後は、地域猫として
ご飯はあげ続けて欲しい」と
場が和むように
笑顔で
名古屋弁を交えながら（ここポイント！）笑
もちろん「寝床や、毎日のご飯をありがとうございます」と
おばあさんへのヨイショも忘れずに
話しました。
すると「ご自由にどーぞ」と快諾。
「でも私はお金は一切出せないからね」と
ピッシャと言われてしまいました。
まあこれも予想通り。
本音を言えば
増やしたのはおばあさんなんだから
少しは責任を感じて
手術代の足しに
１０００円でも２０００円でもいいので
出してもらえないでしょうか？と
言いたいところですが
過去にそれを言ったとたん
エサやりさんの態度が激変し
もう２度と来るな！！と追い払われた経験があり
そうなると、もうそこでの
TNRが出来なくなるので
思っても、なかなか言えません。
本当に難しいです。
ごくごく稀ですが
「ネコが増えて困るので
お金を出すので、不妊手術をやって欲しい」と言われる
エサやりさんも
たま～～～～～にいます。
おばあさんの話しでは、去年まで２匹だったけど
子猫が産まれて、どんどん増えてしまった。
そのあと、増えたり減ったりしながら
今残っているのは７頭ぐらい。
でも可哀想で見捨てられず
エサだけは毎日あげている・・・と。
ネコの繁殖力はすごく、大体１度の出産で
４，５頭産まれます。
それが１年に春秋の２回あるので
あっと言う間に増えていきます。
まあ、そんなこんなで
エサやりさんの承諾をもらったので
あとは病院に予約を入れ
庭に保護器を仕掛けて
捕獲できたネコを病院へ運ぶのみ。
・・・と文章に書くとたったの３行ですが
この労力もなかなか大変なんですよ～(>_<)
すぐに捕獲できればいいのですが
最初の２，３頭は簡単に入っても
ネコも賢いので
「捕獲器」は危険だと察知し
そのうち入らなくなる。
特にメスは用心深いので、なかなか難しくて
でも、一番捕獲したいのはオスよりメスなので
根性で粘らないといけなくて・・・
冬の寒い日なんて、本当に待ち時間が辛いです。
ちなみに、現場に行って驚いたのは
アパートの隣りが動物病院だったこと。
動物病院の先生って
周辺に野良ネコがウロウロしていても
知らんふりなんでしょうか（怒）
結局そのあとは
ほとんどMさんが１人で動かれて
私はケージと保護器をお貸しし
病院予約や、アドバイスをしたぐらい。
途中、エサやりばあさんの態度や言動に傷ついたり
捕獲した子を、ケージに移す時に
逃げられて、カーテンに上で籠城される
アクシデントもあったようですが
本当に、頑張って
Mさんは１人で
そこのTNRを終わらせました。
パチパチパチ！！
先日、Mさんから届いたメールです。
今回初めてのTNRで本当にエサやりさんの態度に悔しく悲しく思いましたが、今まで長い間猫達の為にやってこられた○○さん達、保護団体の方々はもっともっと辛い悔しい思いをしながらも、猫達の為に頑張ってこられたんだよなって思ったら、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。私たちが動く事で救える命がある事を知りました。これから私も時々休憩しながらもTNR活動を続けるつもりです。猫達が幸せになる未来を作りたいですね！沢山相談に乗っていただき、現場にも来ていただき、本当に心強かったです！ありがとうございました。M
嬉しいメールでした。
私も、１人で頑張った
グレの里親Mさんに背中を押されて
やる気スイッチが入りました！
家の近所の野良ネコが多い地域を
一斉TNRをしようと計画中です。
春のサカリが始まる今が
TNRの絶好のタイミングなので
頑張ります！
またブログで報告しますね。
あ！旅行の予約も、もちろん入れてますよ・笑
