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らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1004.WHEN I GET HOME

2008-08-05 | 12.THE BEATLES
 ‘When I Get Home ’(邦題:「家に帰れば」)は、ビートルズの
アルバム“A HARD DAY'S NIGHT”に収録されました。ジョンの曲で、
ヘビーなR&B風の曲に仕上がっています。

 ボクが「また」
     ウイルソン・ピケット風にやろうとした曲。

 ジョンはこの曲について、このようにコメントしています。「また」
というのは前例があるわけですが、それは‘You Can't Do That ’
ことです。なるほど、「ズッ・チャッ・ズチャズチャ」というヘビー
なリズム取りと「4拍め裏を次の小節に引っ掛けるフィーリング」は
まさに共通していますね。

 ‘When I Get Home ’のレコーディングは11テイクかかりました。
収録された日は、1964年 6月 2日で、デンマーク・オランダツアーの
直前、リンゴ・スターが体調を崩し入院する1日前のことです。

 さて、この曲については「コーラス」に焦点を当てて、お話させて
いただきます。いわゆる3パートのコーラスです。3声を‘Tell Me
Why ’と同様に「いずれもジョンによる多重録音」としている文献が
存在しますが、いかがでしょうか。私見では「JPG3声によるコー
ラス」とみています。なぜそう思ったのでしょうか。

 この曲をよく聴き直してみると「あれっ? コーラス、音がはずれ
てるんとちゃう?」という箇所があります。それは・・・

 “I got a whole lotta things to tell her”

という部分のいちばん低音のパートです。特にエンディングの部分は
音だけではなく、リズムまで「グダグダ」になっている感があります。

 そのパートの声の主は、どうやらジョージですね・・・。「歌って
いる」というよりも「生ジョージの声」というのがわかったからです。
それにしても、よくOKがでたものです。この微妙な「ズレズレ感」。
ビートルズがリリースした曲には、レコーディング中に発生した偶発
的なミスが採用されることにより「それがむしろ素晴らしい」と評価
されているケースが多くあります。しかし、‘When I Get Home ’の
場合は、彼らのレベルからして「いまいち」と思ってしまうわけです。

 従ってこの曲をコピーする際には、その部分も「忠実に」再生しな
いといけません。完璧にハモって歌ってはいけません(!?)なんだ
か「生徒会長金子」風になってしまいましたので、このへんでお開き
とさせていただきます。



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3声 (mino)
2008-08-05 22:46:41
アルバム“A HARD DAY'S NIGHT”はジョンのシングルヴォーカルで一部ミックスされたヴァージョンが多く存在しますね。
仰る通りこの曲は「JPG3声によるコー
ラス」だと思います。でもこの曲もジョンのヴォーカルがミドルあたりでシングルパートで処理されたリミックスがあったはずなので正規リリースバージョンの一部は「JJJ」で処理されているかもしれませんね(記憶があやふやで思い違いかもしれませんけど。。。)
返信する
Till I walk (らば~そうる)
2008-08-09 00:30:28
to:minoさん

出張でご返事が遅くなりました。
すみません。

ミックス違いといえばこの曲では
ミドルの“Till I walk ”におけるジョンの
歌い方が
UK“A HARD DAY'S NIGHT”と
US“SOMETHING NEW”モノラル・ヴァージョン
との間で異なるのですね。
復刻CDにて確認しました。
返信する

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