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【写真:昆布刈石のダート 2005年10月23日16時09分撮影】
昆布刈石(こぶかりいし)のダート。ロラン局付近から西南方向へ
の下り坂を眺望する風景が大好きだ。ダートの下り坂、左手には電柱
と広がる太平洋。その昔は木製の電柱が立ち並び、なんとも「セピア
色の写真」が似合う風景であった。現在は、その「使命」を全うし、
主役を「舗装化された新道」へ譲ろうとしている。旅情をさそうあの
「電柱」も、すっかり取り除かれてしまった。
そして、ダートは、ひっそりと消えていく・・・。
またひとつ消えるダート「押し寄せる舗装化の波」
国道38号線の直別から道道1038号線を南西へ下る。いつものように
海沿いのトンネルをくぐり、道道を左折するとジャリダートに変化す
る。急な登り坂のワインディングを走り抜けると、太平洋を一望する
高台に到達する。昆布刈石展望台である。
どうやら、西南方面から舗装化の波が押し寄せているらしい。登り
坂の途中で「舗装化の予兆」であるトンネル建設工事現場に遭遇した。
しかし、その数分後「現実」を直視することになる。高台を直進し、
ロラン局あたりまで来ると・・・。
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ダートの行く手を遮る「通行止」の看板
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/5a/7fe74d368532ead31ccd620c8dcd190a.jpg)
「通行止」の看板から右方向(国道336号線の最北端)
突然ジャリダートの行く手には、「通行止」の看板が。そうである。
「通行止」の先にはダートが残り、そこには「お気に入りの場所」の
風景があるのであった。看板の右には、舗装化された国道 336号線が
口を大きく開けて「こっちへおいでヨ」と手招きしているのである。
しばし、茫然自失になりながらも、かろうじて「信じがたい現実」を
受け止めている自分がそこにいた。
国道 336号線の「舗装化前線北上」は2003年までではたしか、
十勝太の集落付近であった。数年後、道道1038号線とジョイントし、
国道38号線へつながるのだろう。
このダートも次第に風化されていくのであろうか・・・。
♪ダートをぎょ~ぉさ~ん♪
♪つ~こてるの♪
詞:筋
・・・・・・。
昨年10月に行ったんですけどね。
旅来から十勝川河口大橋通って、この入口に着いた時は既に日が暮れていたので、街灯ひとつないこの道を夜に走ってもつまらんだろうということでUターンしてきました。
ヘッドライトに照らされた看板を見て、なんとなくイヤな予感はしてたんですけどね。。。ロランC局があった頃は管理する米軍の車が走っていて、さらに日本離れした風景だったそうです。
十勝の中で荒涼とした風景を見せるこの地区の名所がまた一つ減ってしまうのはさびしいとともに時代の流れなんでしょうね。
わたし的に、これにつづく十勝の隠れた荒涼風景のランキングは・・・・・
「浜大樹」。
大津よりもさらに荒涼とした風景が旅愁を誘います。昆布刈石が好きな方ならおすすめ!
サロベツ原野。初冬で鉛色の低い雲の中
雪が舞い散る中走る道道 106号線。
行ってみたいのは
下北半島の太平洋側を北上した
「本州最涯の地」尻屋崎でありんすえ。
三沢から小川原湖を通って、下北半島の東側。六ヶ所村→東通村。ここらへんの風景は東北らしからぬ、人気(ひとけ)が少なく雄大な風景が広がり、北海道に通ずるものがありますよ。おすすめ。
その先にある尻屋崎は、えりも岬並みに猛烈に風の強いところ。
荒涼として寒立馬がのんびりと草を食む風景はしばらく時間がたつのを忘れてしまいます。
というわけで。今度北海道行く時にはここ寄ってみてくだされ。大間からフェリーも出てるしね。ただし、大間まで行くと佐井村→脇野沢村と南下したくなる衝動に駆られること間違いなし!(笑)