【Abdullah The Butcher】
ビートルズの『ブッチャー・カヴァー』について何か書こうとした
のです。ところがふと連想しましてね。なぜだかプロレスラーとして
日本でも大活躍した「アブドーラ・ザ・ブッチャー」さんのことを、
少しだけ書こうと思います。
プロレスにぜ~んぜん興味のないかたは、ごめんなさい。かく言う
わたしも現在のプロレスには興味がありません。わたしがプロレスに
興味があったのはかなり昔、昭和の時代の頃です。ジャイアント馬場
さん、アントニオ猪木さん、そしてサンダー杉山さんあたりが活躍し
ていたあたりで、団体も全日本、新日本、そして国際と3団体が運営
していたと記憶しています。
ブッチャー氏は新日本でも活躍していましたが、わたしの印象では
馬場さんと対戦していた全日本での雄姿が忘れられません。ファンク
兄弟との死闘、あのフォークを使った凶器攻撃にはプロレス・ファン
であれば、誰しもが釘付けになったのではないでしょうか。
ブッチャー氏は、いわゆる「ヒール」です。しかし、なぜだかわか
りませんが、「シーク」や「タイガー・ジェット・シン」に代表され
るヒールと比較すると、なぜだか憎めないのですね。これは不思議。
やはり、あの風貌や奇声がなせる業なのでしょうか。生意気にも当時
若かったわたしは、ブッチャー氏にインテリジェンスをも感じていま
した。
現在では、3次元を駆使しスピーディなプロレス・シーンが展開さ
れているようです。しかし、なんといっても「ジャイアント馬場vs
アブドーラ・ザ・ブッチャー」に見られるような「スローな展開」。
馬場の16文キックに対してスロー・モーションのように倒れていく
ブッチャー・・・。このまるでセピア色のフィルムを観ているような
プロレス、これがまたいいんだよなぁ~。
↑If this article is quite good, will you please click?
馬場さんは別途、「お題」として取り上げようと
思っております。