2672．1972.02.28

　1972年当時、世間を震撼させた連合赤軍。彼らは一連の動きはなん
ともうす暗いものでした。それらは「連合赤軍事件」として呼ばれて
いますが、いわゆる「総括」リンチ事件などの中で、もっとも際立っ
た出来事が41年前に発生しました。

　あさま山荘事件

　1972年 2月19日、連合赤軍は牟田泰子さんを人質としてあさま山荘
に籠城しました。そして９日後の 2月28日、あの「鉄球」がクレーン
車の操縦により山荘の壁面にあてられます。

　山荘の周辺の山々に、連合赤軍と機動隊の双方が発砲する銃声の音
が響き渡ります。そして異様だったのは、その撃ち合いや破壊行為が
テレビを通して、全国にリアルタイムで途切れることなく放映されて
いたことでした。

　朝の10時くらいからＮＨＫはもちろんのこと、民放もＣＭを一切を
カットし銃撃戦を中継していました。その日は月曜日。当時、小学生
だった私は学校があったはずなのに、なぜか親戚の家のこたつに入っ
てこの中継を観ていました。ちょっとした事情があったのでしょう。

　それはさておき、アナウンサーのいくつかの言葉がまだ記憶に残っ
ています。「土塁の陰の機動隊」「イチョウの間」「まるまる９日を
過ぎること２時間あまり」など…。人質の牟田泰子さんが無事に救出
され、籠城していた連合赤軍メンバーが連行される姿や顔かたちを、
夕闇のライトでとらえていた映像もショッキングなものでした。その
時すでに18時過ぎ。実に８時間以上もの時間、生中継されたのです。






HERE
↑If this article is quite good, will you please click?