らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

81.京都(衣食住)

2006-01-18 | 51.The Present
【ベンガラ塗りの民家】

 京都市内は、東西・南北の通りの交叉点を「座標」のようにして呼
ぶ。丸太町通りから五条通りにかけての東西の細い道を、北から順に
次のように呼ぶ。-京都の数づくし

まるたけえびすにおしおいけ、あねさんろっかくたこにしき、しあや
ぶったかまつまんごじょう
丸竹夷二押御池、姉三六角蛸錦、四綾仏高松万五条

「衣食住」

 衣服は、「京の着だおれ」と言われるほどあでやかで、京染と西陣
織は最高の技術を示している。舞妓・芸妓の衣裳は、これらの豪華な
ものによって装われた古い情緒のシンボルと言える。
 現在ではあまり見られなくなったが、近郊からの物売り婦女(頭に
物を載せて売り歩く)にも、古い京都が偲ばれるものもある。

=八瀬の大原女(やせのおはらめ)、白川の花売女、梅が畑のおば=

 食べ物は、野菜とその加工品、川魚が主な材料で、公家の有職(ゆ
うそく)料理、禅宗寺院の精進料理、茶道の懐石料理の他、豆腐料理
すっぽん料理など、味は淡白だが忘れられないものが多い。
 江戸のつけ味、大阪のだし味、京都のもの味と言われる。

※京都では、「そばや」ではなく、「うどんや」という。

 住居は、目抜き通りや新興住宅地以外は、古風な町屋が多い。間口
が狭く奥行が深く、隠し間の無い通り庭式で、表に紅殻や渋を塗った
千本格子、入口の格子前には紺の暖簾(のれん)、二階には細い縦窓
をつけているものが多い。麸屋町あたりでは、この街並みがまだ残っ
ている。何百年、十何代にわたって、茶道の家元や本山だけを相手に
商売してきたお店もある。

◇◆◇

京都のおみやげ(食べ物編)

・京菓子
 八ツ橋:筝曲の八橋検校の名にちなみ、琴をかたどっている。米粉
     砂糖・はちみつ・桂皮末・白ゴマなどが原料。

・つけもの
 千枚漬:近江カブや聖護院大根などを薄く切って、塩をふってつけ
     込み、コンブ・トウガラシなどと15~20日間つける。冬季
     限定。
 酢茎 :賀茂特産のスグキナの塩漬けで、自然発酵させたもの。
 柴漬 :大原の志ば漬として有名。ナス・シソの葉・トウガラシ・
     ミョウガ・ウリ・ダイコンなどをきざんでいっしょに塩漬
     けにする。
 ※その他、一乗寺の雲母(きらら)漬、菜ノ花漬など。

・湯葉
 大豆を煮て、すりつぶして作る。栄養も消化もよい。

・七味唐辛子
 白ゴマ・黒ゴマ・青のり・シソ・おのみ・山椒・唐辛子が原料。

その他、大徳寺納豆、宇治茶、木ノ芽煮など。

                            つづく

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