【写真:J-160E by Orville 2006年10月24日21時46分撮影】
先般、"Gibson J-160E "の記事を公開しました。この楽器をビート
ルズのジョン・レノンやジョージ・ハリスンが使用したことを中心に
お話をしたところ、「ピックアップの移動」に関する情報をたくさん
いただきました。「百聞は一見に如かず」。二人の使用していた愛器
を画像で確認してみましょう。
【画像1】【画像2】は、ジョージ所有の"J-160E"です。ジョンの
1本目もこれと同じ仕様です。これを(X)とします。
皆様からコメントをいただいた「ピックアップ」ですが、2つの画
像から改造(移動)の痕跡を確認することができます。【画像2】を
ご覧いただけると、さらによくわかるかと思います。デフォルトの位
置(【画像1】の装着位置)からサウンドホールの外円ブリッジ寄り
にポジショニングした形跡(A)と、サウンドホールの内円ブリッジ
寄りの縁にポジショニングした形跡(B)が見られます。
(A)での使用について、現在のところわたしは画像等で直接確認
できていません。(B)での使用については、1967年の"SGT.PEPPER"
のセッション時の写真で確認しております。
【画像1】ジョージ所有のJ-160E
【画像2】ジョージ所有のJ-160E(ZOOM UP)
【画像3】【画像4】は、ジョン所有の「2本目」の"J-160E"です。
これを(Y)とします。
ジョージと同様に、ジョンも「ピックアップ」を改造(移動)した
痕跡を確認することができます。【画像4】をご覧ください。さらに
よくわかるかと思います。デフォルトの位置(【画像3】の装着位置)
からサウンドホールの内円ブリッジ寄りの縁にポジショニングした形
跡が見られます。これはジョージの(B)と同様の使用法です。ただ
ジョージのように、ブリッジ近くにポジショニングした形跡について
この画像からは確認することができません。ジョンは、このギターを
1966年の日本公演にスタンバイ用として用意していました。その時の
「バック・ステージ」の様子をROBERT WHITAKER 氏が撮影しています。
最近出版された写真集"THE BEATLES IN JAPAN,1966 "でピックアップ
が移動された2本目の"J-160E"を確認することができます。
【画像3】ジョン所有のJ-160E
【画像4】ジョン所有のJ-160E(ZOOM UP)
2本のギターの仕様の違いは?
ジョージ(X)とジョンの2本目(Y)の仕様に「違い」があるの
でしょうか。あります。
第一に、サウンドホールまわりの口輪です。(X)は「シングル・
リング」(Y)は「ダブル・リング」です。これは、上の画像からも
確認することができます。
第二に、ブリッジ上のドット・インレイの存在です。(X)は有り
(Y)は有りません。これも画像で確認できます。
第三に、マーカーの材質です。これは上の画像では確認することが
できません。具体的に言うと(それでもズバリ言い表せていませんが)
(Y)は(X)よりも縞状の模様がハッキリと見えることです。
確か堅めでシャープな音質に変わるんですよね(違いましたか?)
横浜のYAMAHA、カジノが10何万、J160Eが20何万でしたね・・・・
違いませんよ♪
以前'NORWEGIAN WOOD'の記事のレノマさんの
コメントで
「弦を早く取り替えて実践してみたい・・・」
とありましたので、お分かりかと思います。
ブリッジ側でピッキングすると「キンキンした音」に
ネック側でピッキングすると「ふくよかな音」に
なります。
それと同じことなのですYO♪
>時間とお金
ほんとうにプロの方はもちろん
アマチュアの方も、ものすごいですね~♪
その他にも弦だとかアンプとの組合せだとか
いろいろとあるみたいです。
>横浜のYAMAHA、カジノが10何万、J160Eが20何万でしたね・・・・
う~む・・・(^^;
目の保養のために、見にいきます♪