らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1946.ビートルズ・ポール死亡説

2011-03-05 | 12.THE BEATLES
【“ABBEY ROAD”のジャケット】

 1969年 9月末、アルバム“ABBEY ROAD”が英国で発売される直前に
いわゆる「ポール死亡説事件」が発生した。これは、イリノイ大学の
学生新聞『ノーザン・スター』がこのように掲載したのが火付け役と
なったものである。

 ポールは1967年 1月に自動車事故で死んでおり
 今いるポールは替え玉だ

 その根拠(といっている内容)を今一度確認してみよう。

“ABBEY ROAD”のジャケット裏面”


1.アルバム“ABBEY ROAD”

(1)ジャケット写真の路上に駐車しているフォルクス・ワーゲンの
   「28IF」というナンバー・プレートは、もしも(IF)ポールが
   生きていれば28歳であるという意味である。また、道の向って
   右側の先頭に駐車している自動車は、自動車事故などの緊急時
   に使うスコットランド・ヤードのものである。
(2)ジャケット写真の横断歩道を渡るビートルズの4人は、葬式の
   行列を意味する。ジョンは牧師、リンゴは葬儀屋、ジョージは
   墓掘り人夫、そしてポールは死者である。その証拠にポールは
   素足で目をつぶっている。
(3)ジャケット写真のポールは左利きなのに、右手でタバコを持っ
   ている。
(4)裏のジャケット写真の“BEATLES ”の文字に亀裂が入っている。
(5)収録曲の‘Come Together ’でビートルズは4人なのに、「1
   +1+1=3」と歌っている。

“SGT. PEPPER'S”のジャケット


“SGT. PEPPER'S”のジャケット裏面


“SGT. PEPPER'S”のジャケット見開き



2.アルバム“SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND”

(1)ジャケット写真のポールの頭上にかざした手は、東洋では死を
   表わす。
(2)ジャケット写真の墓地には「花で形づくられたベース・ギター」
   がまつられている。
(3)裏のジャケット写真ではポールだけが背を向けている。
(4)見開きジャケットの内側の、ポールの写真の左腕に“OPD”
   という刺繍入りのバッジが見られる。このイニシャルは“Offi-
   cially Pronounced Dead(公式宣告死)”の略である。
(5)収録曲の‘A Day In The Life ’には自動車事故で死ぬ男のこ
   とが歌われている。

“MAGICAL MYSTERY TOUR”のジャケット


“MAGICAL MYSTERY TOUR”で黒いバラをつけるポール


“MAGICAL MYSTERY TOUR”で警官に扮するポール


3.アルバム“MAGICAL MYSTERY TOUR”

(1)アルバム“THE BEATLES ”の収録曲‘Glass Onion ’で「ウォ
   ルラスはポールだった」と歌っているように、ジャケット写真
   でウォルラスのコスチュームを着ているのはポールであり、彼
   のコスチュームの黒は死を意味する。
(2)見開きジャケットの内側のカラー・ページに、ポールが黒バラ
   を胸につけている写真があるが、これも死を意味する。
(3)同じくカラー・ページにポールが警官に扮して椅子に座ってい
   る写真があるが、机の前の名札立てには“I WAS ”と過去形で
   書いてある。また、ポールの頭上の国旗がクロスして飾られて
   いるが、これは葬儀の時の海軍式の旗の飾り方である。
(4)収録曲の‘Strawberry Fields Forever ’のエンディング部分
   でジョンが「ポールを埋葬した」と言っている。

4.アルバム“THE BEATLES”

(1)収録曲の‘I'm So Tired’のエンディングのつぶやき声をテー
   プに録音し逆回転で再生すると「ポールは死んだ。悲しいこと
   だ」と言っている。
(2)収録曲‘REVOLUTION 9’をテープに録音し逆回転で再生すると
   「助けてくれ、助けてくれ」と言っており、“McCartney ”の
   綴りが9文字だから、この曲はポールのことを歌ったものだ。

 なるほど・・・と今確認してみても変に納得・・・しないが、よく
できているなとは思う。公式にこのニュースを最初に伝えたのは1969
年 9月21日、アメリカABC放送の深夜番組である。その番組のDJ
がポール死亡説の噂を取り上げ、今のポールが本物か偽物か電話アン
ケートを企画したのである。すると、 600以上の電話が局に殺到し、
パンク状態に。この騒動で局の上層部が本番中のスタジオに「乱入」
し、DJにクビを宣告してしまったというエピソードがある。ポール
の死亡説事件が一人のDJの命を奪ってしまったのである。
   
 ポールは後に『ライフ』誌に登場し反論する。

 裸足になっていたのは、あの日暑かったからだ
 黒いバラをつけたのは赤いバラがなかったからだ
 ジョンは「クランベリ・ソース」と言っているんだよ

 極めつけは

 ボクは死んでいない。死んだはずの本人が言っている
 のだから間違いない

 ポール死亡説の影響もあり、アルバム“ABBEY ROAD”は、爆発的な
セールスを記録した。だが、この数字が「その影響のものではない」
ことをビートルズ・ファンはいちばんよく知っている。

 現在・・・、ポールは68歳。偉大なポールが本当に死んでしまった
時、いったい世の中はどうなるのだろう。逆に当の本人にはいちばん
最後に「死」が伝えられるのだろうか。



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