らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1874.PAUL McCARTNEY ‘FOR NO ONE’

2010-12-23 | 11.Music
 ビートルズ中期の名盤中の名盤の“REVOLVER”に、For No One’は
収録されています。曲に対する印象はこの記事をご覧ください。

 クラシカルな雰囲気をもつ佳歌ですね。ピアノとクラビコードが、
クラシカルな雰囲気をさらに増幅させています。初期であればこの手
のキーボードはジョージ・マーティン先生が「5人目のビートル」と
して担当していたのですが、1965年や1966年の頃になると、ポールや
ジョンが新たな領域を広げていました。

 ‘For No One’。原曲のキーは「B」です。ピアノでは弾きづらい
調なのかもしれません。この曲のピアノを担当したのはポールですが
おそらくは、「C」で演奏したテイクをテープスピードをあげながら
収録し、ヴォーカルをレコーディングする際にテープを通常の速度に
戻し(この時にキーが「B」になるように、ピアノの収録時にテープ
のスピードを設定)、ヴォーカルを収録したと推察されます。もしも
この時に、上にあるような推察にあるようなテープスピードの調整を
することなく「B」(のように黒鍵を多く使用するキー)で演奏した
としたら、ポールの音楽的能力を再評価しないといけません。

 上の推察を裏付ける映像を「例のサイト」で発見しました。ピアノ
を弾くポールの両手に注目しながらご覧ください。




 

 いかがでしたでしょうか。「C」で演奏しているのをご確認いただ
けたでしょうか。しかし、ここでまた一つ疑問が出てきました。アル
バム“REVOLVER”のレコーディングからおよそ8ヶ月後に、ポールは
‘Penny Lane’のレコーディングにとりかかります。この曲のキーは
「B」と「A」を行き来していますが、ポールはその通り弾いたので
しょうか。



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