シンコーひまつぶし Ⅱ

ボンネットバスで山江を目指せ~三日目

それにしてもイベント当日の14日の天気には助けられた。一日中雨の予報が午後から雨に変わり、結局降らず終いでイベントを終えた。参加者の、スタッフの、そして何より来場者の方々の願いが通じたのだろう。
そう言えば内山慶治山江村長が前の晩に「私は晴れ男です!」と豪語されたましたね(笑)
朝起きるとまだ雨が降り続いており、魚沼交通と技研製作所、九州自動車歴史館の方々は既に出発したあとであった。
宿のコースターで役場に移動すると雨の中スタッフの方々が後始末をされていた。こちらも始業点検を済ませ、やなぎや観光に続いてスタッフの方々に見送られながら役場を後にした。
人吉ICから九州自動車道に乗り、能宗館長の熱望で熊本城見学の為に熊本を目指す。
ずっと雨なので車窓からはあまり撮影していない。御船ICで九州道を降りて一般道を走行。今回の行程で一番の都会の中を走るので注目度抜群である。天気が良ければどこかで下車して熊本の町並みをバックに撮影するのだが…。
そして10時40分無事熊本城に到着し熊本城を見学。雨だというのに見学者が多い。駐車場は満車。貸切バスはインバウンドが目立つ。地元バス・鉄道ファンの大御所N氏の案内で城内へ。

熊本城は築城400年記念で修復が行われているが、画像は昨年修復された本丸御殿大広間である。何でもどえらい修復費が掛かっているとか。国がひとつ傾くぞ…。

二の丸駐車場での3台並び。

出発間際に入って来た南阿蘇交通のセレガ。実は元・広電観光である。ちゃんと撮りたかったよ~(号泣)

早足で見学し、11時半頃N氏に見送られながら熊本城を出発、熊本ICを目指す。前にいるのは中型で3連テールはちょっと窮屈な熊本市営のRM。電報局前辺りかと。

熊本ICから再び九州道に乗り、北熊本SAで給油と昼食。するととんでもない並びが撮れてしまった…。

メインディッシュのそばが出て来なくて(怒) 出発は13時。ようやく雨が止んで来た。撮影は基山付近で14時半頃。

そして関門橋を巌流島を見ながら通過。何でも9月30日までトレジャーハンティングをやっているとか。

16時過ぎ本州再上陸。ここまで来ると帰って来たなという感じだが、福山はまだ遠い…。

どんどん暗くなって再び雨が降り出し、これ以降は撮影していない。美東SAで休憩後宮島SAまでノンストップ。19時過ぎに宮島SAに到着、ここでシンコーは福山自動車時計博物館スタッフとお別れして帰途に着いた。

今回の全国のボンネットバス大集合は山江村制施行120周年記念事業として企画されたものであった。それに10台のバスが参加し、ここでは触れていなかったが旧車とバイク、石油発動機も数多く参加している。
これらの参加者の方々、内山村長以下山江村の職員やボランティアの方々のご苦労があってイベントは大成功に終わった。主催者発表によると1万人以上の来場者があったそうである。因みに山江村の人口は約4千人。予想以上の来場者に用意した食事も早々に売り切れていた。
パレード撮影でバスの後を車で走っていると、沿線住民の方々が家の前へ出て来られて見物されていた。興味が無ければわざわざ出て来られないはずで、地域の催し物としても成功したのではないであろうか。
そうそう出来ない規模のイベントではあったが、またいつか開催して頂きたいものである。

ボンネットバス9台は大きなトラブルも無く全て自走して来て戻って行った。最遠距離の魚沼交通でさえ福山>山江550kmは自走である。どのユーザーも愛情を持ってバスに接し、整備されている事がよく分かる事象であったと思う。
なおかよこバスは「公道を」自走出来ないので往復トラック移動であるが、これは致し方無い事であるのでご理解頂きたい。

最後となりましたが、山江村スタッフの皆様、福山自動車時計博物館を始めとするボンネットバスユーザーの皆様、このような素晴らしい企画に参加する機会を頂きまして真にありがとうございました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

コメント一覧

シンコー
>のぶ太郎さま
あれ?そんなにダメダメだったかなぁ?確かに駐車場からの下り勾配はちょっとナンでしたが。
のぶ太郎
実は熊本市内をボンネットバスでウロウロした時が一番キツかったです。特に二の丸駐車場から産業道路までの運転はダメダメでした。でもお陰でコツを掴めるキッカケにもなりましたが・・・
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