![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/a9/91a6c4dbb6f014f029ff5236e3c28a19.jpg)
中部ジャワの中心都市ジョグジャカルタから北西約42kmにあるボロブドゥール遺跡にやってきました。
ムラピ火山に囲まれた平原の中央にあり、遺跡総面積はおよそ1.5万平方m、高さはもともと42mありましたが現在は破損して33.5mになっています。
ボロブドゥールは、9世紀ごろ建立された世界最古にして最大といわれる仏教遺跡です。
長い間土砂に埋もれていましたが、19世紀にインドネシア副総督の英国人ラッフルズ卿によって発掘されました。
誰が何のために造り、なぜ埋もれていたのか、いまだに謎の多い遺跡です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/55/87d5badf0e6537428ef021e1e5cb9122.jpg)
ここではパーク内を周遊観光するバスのチケットを販売しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/9a/a3970457f969c7b843450fde9d0d446e.jpg)
この小さなバスに乗って遺跡の周りを観光します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/db/4d326f7b46abd2564fb3d74ec87d0751.jpg)
馬車(アンドン)で観光するのもいいでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/03/1832f06ffeb9ce9fafcd64ccc9c8653c.jpg)
貸自転車もあるようですが、自転車は見当たりませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/bd/25a254aae872be638126d51ae0dd366e.jpg)
底辺約120メートルの正方形、頂上に大きな仏塔をもち、9層に積み上げられた石組みの建造物は世界遺産に登録されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/f1/74df33f7cced8f6a06b50954bb82e3d6.jpg)
一年中を通じて世界中の多くの観光客がやってきます。が、日本からの観光客はあまりいませんでした。
インドネシア観光というとそのほとんどがバリ島のほうへ行ってしまうようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/0a/70f041d48b4bca3235950d02d333c01e.jpg)
ここボロブドゥール遺跡を観光する時には服装についてちょっとした規制があるんです。
ボロブドゥール、プランバナン&ラトゥボコ寺院遺跡公園観光協会の通達により、世界遺産「ボロブドゥール遺跡」観光について、歴史的にも重要なこの神聖な宗教遺跡の保全と安全強化のため、2010年2月1日より参拝時の服装が次の通り規制されました。
この極めて貴重で神聖な仏教遺跡を参拝するにあたっては、この場にふさわしい、きちんとした服装をしなければなりません。
ショートパンツやスカートを着用しているときはサロンやバティックなどの腰布を巻かなければなりません。
サロンやバティックなどは自身で用意するか、持っていない場合は遺跡公園入口ゲートで貸出ししています。(無料)
ボロブドゥール寺院遺跡は石造建築のため、石を傷つけやすいハイヒールやサンダルなどの硬い靴底で登ることは禁止です。
これらを履いている方は、入り口ゲートでゴム製のサンダルを貸出ししており、履き替える事になります。
ボロブドゥール寺院観光は急な石段を登りながらの観光ですから、履き慣れた歩きやすいスニーカーやウォーキングシューズなどが適しています。・・・ということでした。
むき出しの世界遺産に直に触れ合うところですから、それなりの自覚と細心の注意が必要なんでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/df/a761b8c54c9093e777acb07011195ac3.jpg)
最下層は欲望界を表しているんだそうです。
欲望界から逃げるようにして(?)みんなで上のほうをめざして汗だくになりながら登っていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/bb/b56f116bd1d1092572f6fd41a1a7df85.jpg)
この釣鐘状の塔は、「ストゥーパ」とよばれています。
ストゥーパとは、釈迦の遺骨や遺物などをおさめた建造物です。
ストゥーパの釣鐘状になっている部分は、一辺23cm大の石のブロックを交互に積み上げ、中の仏像を拝することができるようになっています。
漆喰などの接着剤の類を一切用いることなく積まれているのが特徴です。
ストゥーパ72基は、全体では三重円を描くように並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/56/e795e5b5a3cb9f47938eb84843afdbfb.jpg)
上にいくにつれて色界、無色界、そしてここ最上層は天上界を意味します。
ここには釈迦の遺骨を納めたとされるひときわ大きなストゥーパがあり、天上をめざしています。
この中心塔には大日如来を置かず空っぽにしてあり、大乗仏教の真髄である「空」の思想を強調しているとされます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/a4/28d90eb89ae5b4f2af4afe6d4fef9106.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/4f/095ddcb58b2a75dbf7e05baef8b5f97a.jpg)
ここは赤道直下に近いところにあるため、太陽の光は真上から容赦なく照らし続けます。
日陰は無いし、足元の石からの熱が反射してとても暑く、全身汗だくになってしまいます。
インドネシアの遺跡めぐりは「体力勝負」だなぁ・・・って、つくづく実感しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/87/f0dcd62d5a29bc87e96ae9a4c3642dbe.jpg)
各層の壁には釈迦生誕図など仏教の物語がレリーフで描かれていて、教えを受けながら天上界へ昇れる造りとなっています。
総延長5kmにおよぶ方形壇の回廊には、仏教説話にもとづいた1460面におよぶレリーフが時計回りにつづいています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c7/f90869d18198dfe871e1e02d19b533ee.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b3/44e7af2ffde4469a755eee0247ba2f25.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/51/390913e9733c721c4ee5c8ef4fd90edf.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/9b/60447e08a5f7e3a4253cf458deae000a.jpg)
あまり多くはありませんが、ところどころにこうした注意書きがあります。
しかし安全柵のようなものは一切ありませんから、下界の景色をのぞくときには細心の注意が必要です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/73/c01a6f456b6390393edd1dbc1de6cba6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/93/db9da5346423d3874fcbe388568f8237.jpg)
遺跡のまわりはとてもきれいに整備されています。緑がすごくきれい!!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/b8/ab619adec55fa299da394475dddb3255.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/4e/1df94912192724abc147ec425255faba.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/54/0f3eb6b2518ea2559a6a485ce73757e3.jpg)
とにかく急な階段ばかり、しかも踏み込みが浅く、靴全体がおけないステップもあり危険極まりないです。
横向きに登る人や降りる人の 姿を良く見かけたくらいです。特に疲れている下りは要注意です。
ここボロブドゥールでは2006年5月27日に起こったジャワ島の大地震で寺院の石塔の一部が崩れるなどの被害を受けましたが、現在まで修復作業が順調に進んでいます。
世界三大仏教遺跡はカンボジアのアンコールワット、ミャンマーのバガン遺跡そしてインドネシアのボロブドゥールをいうんだそうです。
いつまでもこの美しさが残されるようみんなで大事にしたいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます