人生、平々凡々-厄も明けて、人生折り返し-

中年を迎え、粋な大人と呼ばれたいと暗中模索の日々を生きているわけでして。

おばあさんゴメンね

2004-10-03 00:35:06 | Weblog
先日の東京出張中ののぞみの中での出来事。
トイレにたったところ、あいにく満杯。
その車両には男性小用の個室と女性用和室、洋室各1つの計3つのトイレがあります。
男性用個室の窓からは男性の後ろ姿が見えます。その向かいの和室の前には順番待ちと思われる40代の女性が1人。
この状況を見た私は、「2つある女性用の個室のどちらもふさがっていて、この女性はどちらかが空くのを待っているんだなぁ」と思った訳です。
男性の場合、小であれば女性と違い衣服をずらすということがありませんから、そんなに時間は掛かりません。
そこで、私も通路に立って待っていました。
しかし、この男性がなかなか出てこない。年を取ると、男性の場合なかなか出にくくなると言うことを聞いたことがあります。トイレの窓から見える後ろ姿ではそんなに、年齢が上とは思えない様子。
そこで、何気なく和室のトイレに目をやると、ドアの表示は「あき」となっているではないですか。
先程から、和室トイレを出ていく人はいない。そこで私はこう考えたんです。
「この和室トイレの前にたっている女性は、洋室トイレに入りたくて待っているのであって、私が来た時から和室トイレには誰も入ってなかったんだな」と。
男性は小をする場合、別に洋室、和風どちらの便器でも可能なのですが、個人的には洋室は女性の方がお座りになるということもあり洋室トイレは、余り使いたくありません。
そこで、なかなか出てこない男性小用トイレに見切りをつけて、40代の女性の横の和室トイレのドアノブに手を掛け、横へスライドさせたところ・・・。
な、なんと、おばあさんがまさに、用を足しているではありませんか!!

「す、すいません!!」
私は慌ててドアを閉めましたが、一体何が起こったのか理解できません。
な、なんでおばあさんが。いつ入ったんだ!!
そこで、初めて気づいたんです。最初から、おばあさんが入っていたことを。そして、和室トイレの前に立っていた40代の女性は、そのことを知っていたので和室トイレには入らず、洋室トイレが空くのを待っていたという事を!!

そうした考えを巡らせていた、まさにその時、私の後ろから20代男性が音もなく通り過ぎると、「あき」と表示されたその和室トイレを開けようとするではないですか!!
「あ、そのトイレには・・」と心の中で叫ぶ私がいるのですが、その時の実際の私はただ息をのむばかり。

開いたトビラの向こうには、やはり、用を足すおばあさんの姿が・・・

20代男性は声を出さずにトビラを閉め、去って行きました。その時、ようやく30代男性が男性小用トイレから出てきました。私は逃げるようにトイレに入りました。

用を足したあと出てくると、通路は嘘のように誰もいません。さっきまでのトイレ待ち状態は嘘のようです。

そこで疑問。
1.なぜ、私が和室トイレを開けようとした時に40代女性は、私を止めてくれなかったのか?(私も偉そうなことは言えませんが・・・)
2.なぜ、あとから来た20代男性を止めなかったのか?(止める間もなかったということもありますが、止めることで私が先におばあさんのあられもない姿を見たということがばれてしまうという考えが頭のどこかにあったのかも知れません。)
3.これが本題。おばあさんはなぜ、トイレに鍵を掛けなかったのか?(考えれば考えるほどわからない)

あ~びっくりした。おばあさんのトビラを開けた瞬間の慌てる様子が頭から離れません。
おばあさん、本当にごめんなさい。

そんな私も、以前、小用トイレで用を足しているところを3,4歳の男の子にドアを開けられっぱなしにされた過去があります。
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