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ウチナー芝居全島巡演初日八重瀬公演同行記

2013年07月30日 | 日記
芝居の出前をやろう、
ウチナー芝居の灯を消さないためにも。


130年の伝統を持つ沖縄ならではの「ウチナー芝居」を
もっともっと知ってもらいたい、
テレビにはない肌触りのある面白さを次の世代の人にも伝えたい、
そして受け継いでいって欲しい、
その願いを込めていよいよ全島巡演が始まりました。
沖縄俳優協会から全島各地への芝居の出前です。

7月28日(日)そのスタートの地、八重瀬には、
ありがたいことに開演2時間も前からお越しくださる
お客様もおられました。

その一日をカメラで追いかけたレポートです。
「お祭りの出前です、そのメインイベントがウチナー芝居」と
語る沖縄俳優協会事務局長津波盛廣さんの思いが込められた
八重瀬中央公民館、のぼりが夏の風にはためきます。



お客様をお迎えする準備も整い始めます。


舞台では大道具、小道具さんがセットづくりに汗を流します。
といっても役者さんも一緒に働きます。
手の空いてる人は誰でも手伝う!
これがウチナー芝居です。
全員総出の手づくりがなによりの魅力です。


民謡ショーからのスタートです。
軽快なリズムが会場を華やかに盛り上げます。
国吉眞博民謡研究所のみなさん。


舞踊「早口説」いまや大御所瀬名波孝子さん、
御歳四捨五入すれば80歳にしてこの動き。脱帽です。


舞踊「南洋小唄」こちらも超ベテラン久高将吉さん、
軽やかに舞います。永遠の二枚目です。


現代劇「盗人やま~よ」
とんまな泥棒が借金を払わせられる羽目に^^

コミカルな動き、
軽妙な掛け合いに会場大爆笑!


幕間のお楽しみ抽選会、協賛スポンサーのあいさつ。
当たった~、なんと琉球島和牛のしゃぶしゃぶ!おめでとうございます!

人情劇「愛の雨傘」人間のやさしさが笑いと共に
見る人の心へ。



お客様お見送り、
本当にお暑い中ようこそお越しくださいました。
イッペニフェデービル
200人収容の小さなスペースですが、
今日会場にこだました笑いや手拍子こそ
沖縄芝居の原点です。
息遣いが聞こえる距離に役者さんがいる、
手を伸ばせば届く、耳に馴染んだメロディーが蘇る、
テレビの及ぶところではありません。

どうぞウチナー芝居を私たちみんなの
財産としてよろしくご支援ください。

昼夜二回公演、役者のみなさん、スタッフのみなさん
本当にお疲れ様でした。
でもこれから年内5ヶ所の公演が待っています。
「すぐ次の稽古に入ります」と津波事務局長。
どうぞお体に気をつけていいお芝居をみせてください。


次回公演は8月25日南城市玉城です。どうぞお楽しみに。

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