卒業式

　小学校の卒業式が無事終わりました。思春期とはいってもウチの息子はまだまだ子どもで、もうじき中学生になることがウソみたいな気がします。それでも人並みに学ランなんか着ていると、ああ大きくなったなあとしみじみ感じ入ります。
　当日は写真を撮らなきゃと意気込んでいたため、卒業証書の授与とか門出のことばとかシャッターチャンスがくると写真を撮るほうに集中してしまい、一番見たかった部分、聞きたかった部分があやふやに終わってしまって残念です。写真は記念に1，2枚撮る程度にして式に集中するべきだったな・・・と思いました。
　証書を渡す時、校長先生がひとりひとりに何か一言ずつ語りかけてました。撮影に集中するあまり、なんて言ったのか聞き漏らしてしまい、息子に尋ねたのに教えてくれません。門出のことばのほうは教えてくれたのに・・・
　家に帰って卒業証書を開いてみると、右上に校長先生の達筆な字で書かれた付箋が貼ってありました。

　大好きな機械や電気の勉強これからも続けてください。将来きっと役に立つと思います。

　その付箋を剥がそうとしたら、夫と息子が剥がすなと言いました。それがなければ、どってことない紙にしかすぎない。それがあるからいいんだと。

　校長先生が卒業生全員のことを把握しているとは思えません。おそらく担任の先生から聞いた話を元に考えたのでしょうが、ひとりひとりに違った餞のことばをかけてくれた気遣いを有難く思います。