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rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

細胞工場の繁栄

2007-08-14 19:01:18 | AEAJ試験対策
 まず、ひとつの細胞をひとつ工場に例えてみましょう。工場の外壁にあたるのが細胞膜、選択的透過性を持ち栄養素や老廃物が出入りしています。製造部門に当たるのが細胞質、ゼリー状の溶液で出来ていて様々な器官が存在します。

 細胞中央にある本部管理事務所に当たるのが。核を取り囲んでいるのが核膜核膜孔と呼ばれる出入り口がたくさん存在します。この中で開発設計者である染色質が商品(たんぱく質)の設計図DNA(デオキシリボ核酸)を作ります。そして工場長である核小体に設計図を提示して、核小体はRNA(リボ核酸)という特殊なコピー機を使って設計図を必要に応じてコピーし、各部所に配布します。

 製造ラインの中心は小胞体と呼ばれるベルトコンベアーがあって、これが何故かジグザグとうねって核から細胞膜までを連なっています。実際に製造に着手するのはリボゾームというちいさな工員さんたちがせっせとたんぱく質を製造します。

 出来上がったたんぱく質を貯えておく倉庫のようなところがゴルジ装置。外部から侵入した異物や産業廃棄物を分解処理するのがライソゾームという部所です。

 さて、ここにミトコンドリア(糸粒体)といわれるマネージャーがいます。細胞が活動するのに必要なATP(アデノ三リン酸)を合成します。つまり生産活動に必要な資金や材料を調達するようなものです。彼は細胞内で独自のDNAを持っています。つまり彼だけ工場内でよそもの、取引先銀行から派遣されたマネージャーってわけです。マネージャーが忙しくしている工場は繁栄しているように、エネルギー代謝のさかんな細胞ほどミトコンドリアが多く存在します。

 大きな工場には出資者がいます。工場が栄えて持ち株が増えると出資者達も自分の思うように工場運営をしたいという欲が出てきます。株主総会で内部分裂が起こり力のある出資者が分裂して自分の工場を作ります。出資者は中心体といわれ、力のある中心体同士が両端から人員や機械、設備などを協議のうえとりあいセンターにパーテーションで仕切り最後は2つの工場に分裂します。これが細胞分裂。

 ところで、世の中なかなか上手くいかないもので繁栄、分裂する細胞もあれば倒産(死滅)する細胞もあるのです。ひとつの細胞が分裂を繰り返せる回数は実は器官によって決まっています。例えば日焼けする人は日焼けしない人に比べると皮膚の細胞分裂が頻繁に行われます。必要回数をこなしてしまうともう細胞分裂、新陳代謝は起こらない。それが老化した皮膚。





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