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明日ママがいない、まだ放送するのか?

2014年01月29日 16時22分15秒 | 日記
全国の児童福祉施設の威力業務妨害まがいのドラマ「明日ママがいない」を強硬に続ける日本テレビ。
差別や偏見を作り上げ助長するような内容を恥ずかしげもなく続けるらしい。

製作者側は施設に実際に行ってみたりきちんと子どもの現状を調べたのだろうか?
私は全くしてないと思う。
知っていればあのような内容はよほど人格がねじ曲がっていなければ作れない。

当初からこのドラマのために差別や偏見が生まれ施設から通っている子どもたちの日々が脅かされることを心配していた。
抗議をした団体も「自殺者が出たらどうするんだ」と危惧していたという。
おいそらく日本テレビは責任をとろうとしないし、取ろうとしても取り切れないだろう。
なぜあらかじめリスクに気づけないのか、よっぽど物事を判別する力に欠けているのだろうか。
それとも製作費がおしいのだろうか。

そしてついに悪影響が現実化してきた。
あんなところに住んでいるのか、と誹謗中傷を受けたという子どもの叫びが届き始めた。
ここ数日でもう一段階悪化している。

児童養護施設を舞台にした日本テレビ系の連続ドラマ「明日、ママがいない」について、全国児童養護施設協議会(藤野興一会長)は29日、ドラマの影響で子どもに自傷行為などの問題が生じたとして、日本テレビ側に人権への配慮を再度要請した。

 同協議会の役員67人に、全国の施設でドラマによって生じた問題を調査。女子児童が放送時間が近づくと「モヤモヤする。死にたい」と繰り返し、第2話を見た後に自傷行為に及んだ▽児童を施設に託している保護者が、親戚や友人から「あんなひどいところに子どもを預けず、早く引き取るべきだ」と言われた--などがあった。

 同協議会の武藤素明(そめい)副会長は「施設には虐待などで深く傷ついた子どもが暮らしており、託す親も精神的に不安定な状態であることを考えてほしい」と訴えている。

 同ドラマについては、番組スポンサー8社全てがCM放送の中止または見合わせを決めたが、日本テレビ側は同日夜に第3話の放送を予定している。

(毎日より)

ダウンタウンの松本氏などが面白半分のクレームでテレビがおもしろくなくなってきたと発言していた。
確かにそれはあるだろう。
某ビールのCMが中止に何度か追い込まれたこともあるし、ダウンタウンがMCをしていた「リンカーン」や「ガキの使いやあらへんで」は批判も相当数あると思われる。
実際私はよく見ていたが。

だが悪いが面白いか面白くないか、などという次元の話ではない。
小さな子どもの将来と尊厳がかかっていることをもう一度考えてほしい。
松本氏には聞いてみたい、あなたの娘さんが同じように誹謗中傷を周りから浮けたらと想像できますか? と。

このドラマで最大の犠牲者は出演者である。
最後まで見てもらえれば分かる、などどいってるが私には理解不能だ。
最終回まで尊厳を奪われ深く心が傷ついた子どもに耐えろというのか?
そんなバカな話はありえない。
一分一秒でも早い救いの手を待つ子どもの気持ちが分からず子どもの現状をうったえるなどブラックすぎてネタにもできない。

そもそも事実と違うねつ造話と、盛りに盛った話で「現状」をうったえれると本気で考えているのか。
気が違ってるとしか私には思えない。
出演者と全国施設にいる傷ついた子どもの「現状」と真摯に向き合ってもらいたい。

今一度日本テレビに問いたい。
「自殺者が出たらどうするんだ?」と。


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