ろこめっとのこれでいいのかな?

社会問題と子ども関連にしぼって再開します!

川崎中1殺害事件に関する考察Ⅲ

2015年02月27日 11時13分59秒 | ご存知ですかこんな問題
この事件について推測すらできない疑問が「動機」です。
少年殺人で「刺殺」というものはまずありませんでした。
殴打、あって絞殺です。
刃物を使うという残虐な行為をした中学生とはいったい命を何と考えどのような考え犯行の動機は何なのか、察することもできません。

無理やり察するならば集団であることで責任を分割して考え、エスカレートしていったことが考えられます。
中学生というのは集団で興奮すると歯止めが利かなくなる時があります。
その時我に返れるというのは普通なら持っている力ですが、非行に走る子どもというのは十分な愛情や育児を受けられず精神面が幼いことが多いのです。
言うなれば大人と社会が原因で加害者も生まれたと考えるべきでしょう。

加害者少年を恨み被害者を悼むだけでは次世代の命は救えません。
私たち一人一人に何ができるのか、それが大切なのです。

広島で集団暴行のうえ殺害した少女(当時)の控訴審がありました。
主犯格の女の子は「愛着障がい」だと言われています。
母親の環境が悪く愛情を持たれず受けられず育った結果発達がゆがむというものです。

もう一度立ち止まって考えてほしい。
日本社会は 子育て世代に冷酷で 薄情すぎないか?
ということです。
原始歩行も知らなかったり体罰のデメリットも知らず、こんな知識で親になっていいのか? というくらい無支援です。
今社会で決定権を持っている世代は近所で助け合えた世代なので現在の厳しさをいまいち理解できないのでしょう。

保育を学んでいる私はこう思います。
発達について基礎でも学ぶ機会があれば世の親御さんのストレスはかなり軽減できると。

子育て世代の基礎知識を学ぶ機会を作り、社会全体で子どものことを考えなければ金銭も心も貧困化した子どもの達の刃は私たち大人に向けられることになりますよ。


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