In rain

「話せばわかるよ、きっと」

あくまで「きっと」なんだと思う。
話してもわかんない事は、どこまでいってもわかんない。
ましてや片方は話す気があっても、もう片方が聞く耳持たない場合なんかは最初から話にならない。

考えてみりゃ、言葉を話す生物なんてのは人間とイルカ（？）くらいしかいねえもんな。他の生物は言葉なんか要らないんだろう。
自分の周りの愛すべき奴等は、言葉が無くてもなんとなく解り合えてるんじゃないかな。

今年の晩夏、自分が窮地に立たされた時、いろいろな人と話をした。
なかでも地元の友人達には大変お世話になった。
その時もただ自分の目の前に友人が居てくれるだけで、とてつもなく「楽」になった。たいした話をした訳でもないのに・・・
もしその友人達が状況は違うとも、自分と同じような窮地に立たされたなら、自分は何でもする覚悟はある。
今の自分があるのは、その友人達が居たからこそだから。

昼間できた指の切り傷にちょっとしみた１２月の雨の中、１人で閉店後の片付けをしていたら、こんな事を思いました。