定年夫婦の暮らし方(店長日記)

盛岡に住む定年夫婦(昭和20年生)の暮らしを分ち合います。

115回ピースボート世界一周航海記その23(ニューヨーク、タイムズスクエア、セントラルパーク)

2024年01月21日 | 思い出の旅行

  2023年ピースボート航海記 その7(アメリカ・ニューヨーク港)

第37日目 アメリカ マイアミ港出港(1日目) 9月28日(木)
 予定
 ・10:30〜11:10 ヨガ
 ・13:00〜14:15 カナダ先住民の多様性 
・15:30〜16:30 航海の雑学 第2回目〜大西洋編〜
 ・16:00〜17:00 手話の練習 指文字の復習と挨拶の続き

 7時、起床、洗濯物の片付け、カミさんが帰ってくる。
 8時、14階で朝食、パン、スクランブルエッグ、サンマ、ベーコン、レタス、キャベツ、キュウリ、スイカ、オレンジ、コーヒー牛乳
 9時、帰室、雨が降っている、波も高く船は揺れている。
 10時30分、ヨガに参加する、全くなっていないと言われそうだが汗をかきながら頑張る。
 11時10分終了、帰室、疲れがどっと出た感じ、体がだるいので椅子で寝る。起きたら12時30分になっていた。
 12時、カミさんは「カナダ先住民の多様性」を聞きに行く。私はマイアミのスケッチをする。食欲がなくリンゴ1個食べる。船は揺れている多少船酔いがあるかも知れない。
 2時30分、カミさん帰室、14階で昼食、食欲がないのでインドカレー少々、レタス、キャベツ、キュウリ少々、ケーキ2個のデザート、コーヒー豆乳。私はそのまま、「航海の雑学」を聞きに行く。好評のようで、20分余裕があってもほぼ満席状態だった。中央の空いている席を確保する。
 「航海の雑学」 第2回目〜大西洋編〜ジャマイカからレイキャビックまで
 内容・ガルフストリーム
   ・台風とハリケーン
   ・海藻ホンダワラ
   ・白夜と極夜
   ・影が見えなくなる日
   ・北極星の高度と緯度の関係(北半球の場合)
   ・オーロラの現れる仕組み
   ・グリーンランド沖の流氷
 分かりやすく解説してくれた、航海中気になって海藻がホンダワラであることが分かった。白夜の反対語があり極夜と言うことは知らなかった。

第38日目 アメリカ マイアミ港出港(2日目) 9月29日(金)
 予定
 ・13:00〜14:15 世界を牽引する小さな街ニューヨーク
 ・14:00〜15:00 カナダ先住民族の歴史
 ・14:30〜15:30 わくわくニューヨーク
 ・16:00〜17:15   大統領選

 7時起床、まだ薄暗い、雲で覆われ雨が降っている。うねりがあり船は揺れる。洗面。
 7時30分カミさんは中国体操して帰ってきた。

 8時、朝食、お粥、茹で卵、ベーコンと野菜の煮物、レタス、キャベツ、ニンジン、ジュース、日本茶。朝食中、雨漏り発生。
 9時、帰室。掃除は終わっていた。


 人間観察
 <自慢屋さん> 
  レストラン等で同席すると話しかけ、自分が持ってきた資料を披露して自慢するおじさん。若い女性とおばさんがひっかかった。レストランに資料を持ち込む必要はないのでは?まあ、自慢したい気持ち分かります。自由行動の経験を披露した時「すごい!」などと反応されると力が入ってしまう。根っこは同じでは。人間は評価されたい動物である、特に男は
 <半袖半ズボンおじいさん>
  寒くなって長袖長ズボンが当たり前になってもTシャツ、半ズボンのおじいさんを見かける。間違いなく、色黒、筋肉質、姿勢も良く、いかにも鍛えている体型である。
 <厚着の高齢者>
  既に上着を羽織っている人も多い、殆どお年寄りでか弱そう。


 10:00〜11:00まで「経済」の勉強、資本主義と社会主義について
 12時、一人で14階で昼食、仙台から来た方と相席になり食後、ピースボートの経営などについて情報交換した。
 12時40分頃、「ゆうゆう散歩〜世界を牽引する小さな街ニューヨーク〜」を聞きに行く。水先案内人の話は料理はイタリアンが一番、だけどリトルイタリアで食べてはいけない、有名な割烹料理店が出店した話、などあまり参考にならなかった。
 14時30分〜15時30分の「国際部スタッフがお届けするわくわくニューヨークspecial」は参考になった。プレゼンが全く異なっていて分かりやすい。
・船が停泊する埠頭の位置と目印のセントラルパークと道路(南北をアベニュー、東西をストリート)を図で示した。
・歩いて観光できるように観光地をブロックに分けて説明してくれたので目標を設定しやすくなった。
                   ・Harlem
         ・Upper West Side      ・Upper East Side
             ・ Midtown
            ・ West Village                       ・Union Square

            ・Soho&Chinatown                ・East Village    
                       ・Lower Manhattan  


 5時過ぎ、早めに夕食、パスタ、豚肉、鳥の唐揚げ、レタス、キャベツ、キュウリ、デザートは小さいケーキ2個半分づつ、玄米茶。


 明日の計画は、ミドルタウンとハーレムを見ることにした。
 船→Times Square → Bryant Park → Grand Central
   ・セントパトリック教会
   ・カテドラル (Upper East Side)
 ・セントラルパーク 散策 *ジョンレノン記念碑
   ・ハーレム アポロ劇場 周辺散策
   ・メトロポリタン美術館
   ・博物館

第39日目 ニューヨーク港、マンハッタン・クルーズ・ターミナル90番埠頭4番バース      
      着岸(New York Manhattan Cruise,Pier 90,Berth4)
 5時30分、カミさんに起こされる、まだ暗いが船はハドソン川に入ってきている、残念ながら自由の女神見物はできなかった。(2006年の時はしっかり見ることができ、感動的だった。)上着を羽織ってデッキに出てみる、数人の見物人がいた。まだ暗く、街の灯りと高速道路を走る車の音が響いていた。
 8時、14階で朝食、あまり食欲が無いがいつもの野菜とお粥を食べた。食事中に船内放送で全員上陸許可が出たので上陸を開始するとのこと。部屋に戻ると掃除が済んでいた。
 準備をして9時下船、審査も検査も無かった。配布されると言っていた地図が無くなったので写真を撮るように言われ、呆れ返った。写真を撮ってみたけど小さくて文字は読めない。大まかな確認は良いとしても詳細の確認は困難、老眼の年寄りには過酷。
 何ともならないので自作の地図を頼りにタイムズスクエアを目指す、18年前の記憶が蘇ってきた。アメリカらしい鉄柵とはしごがあるアパート(映画ウエストサイドストーリーに出てきた)だ。小さな芝居小屋のような建物も見える。(6時頃、帰りに通ったら人が並んでいた)30分程歩くと、人通りが多くなり、ミュージカルの広告や映像を使った広告が増えてきた。人が多いところを目指すと18年前と様変わりしたタイムズスクエアの中心部にやってきた。前は日本の企業の広告が目立ったが今では韓国のサムスンや中国企業の広告に代わっていた。巨大で局面の画面(LEDビジョン)は迫力がある。局面にしなければならない表現なのかは疑問があるが将来は局面ならはでの表現が創造されるだろう。映画もフィルムではなくLEDビジョンに変わるのだろうか。
 居合わせたピースボートの乗客から写真を撮って欲しいと言われたのがきっかけでグランドセントラルへの道を聞いた。自分で用意した地図をもとに教えてもらった、地図が無いと言ったら今回もらった地図を譲ってくれた。大いに感謝である。グランドセントラルに一緒に行くことにして歩き始めたらカトリック教会(Sant Marys church)が見えたのでここで別れて我々は教会に入った。小ぶりで質素な教会(セントパトリック教会に比べたらの意味)と言っても大きい。日本には無い大きさ。私はラフスケッチを、カミさんはお釣りの小銭を献金する。
 教会を出てグランドセントラルを目指して歩いていたら車道を歩行者優先にしてジャマイカや東南アジア系の食物、衣類、アクセサリー、宝飾品などの屋台がたくさん並ぶ通りに出た。目立ったのはアジア系の人々だ、何とかニューヨークに定着したいとの意気込みを感じる。残念ながら日本人はいなかった。
 更に進むとグランドセントラル・ステーションに出会えた。巨大な建物なのですぐに分かった。中に入り、トイレを見つけたので利用させてもらった。大きくて綺麗、ただ使い方がひどい、トイレットペーパーは床に出しっぱなし、便座は怪しいので上げて使った。便座も汚れていた。生活環境も異なる移民国家、格差社会の弊害なのだろうか。
 気を治して構内を見て回る、観光客でいっぱいのメインのコンコースは天井が異様に高くその大きさに圧倒される、皆、感動したのであろう記念写真を撮っていた。こんな巨大な空間が必要だったのか、もう一つ驚いたのは暖房がしっかり効いていたこと、中にいると汗ばむほどだった。巨大な空間を暖房する技術は素晴らしいと思う。そう言えば、同じよう巨大な空間を持つ教会も温かった。アメリカ独自の暖房システムがあるのではないか。
 12時過ぎたので美味しそうなパンが並んいたカフェに入る、
・Spicy Tuna Melt Toast 2.67ドル・Rye Roll 4.84ドル・Carrot Bun 14.10ドル
・offee16oz 4.63ドル  Tax 2.14ドル   Total 26.24ドル
トーストが美味しかったしボリュウムもあった。我々にはこれだけで良かった。他のパンは残した。
 ようやくセントラルパークを見つけ動物園がある横から公園内に入る。早速、緑と共に露出した岩盤が目に入った。この岩のおかげで巨大なビルを建てることが出来たとのこと。土曜日のこともあるのかたくさんの人が歩いている。観光客もいるが地元の住民も多いように思えた。公園は自然の森のような雰囲気、倒れて腐っている倒木もある。芝生もあり家族づれなどが多い、芝生ではリスが木から降りて人の近くまでやって来る。落花生をやる人がいた、驚いたことに手から受け取って食べていた。人が寄るとリスも寄ってくる、餌がもらえるからだろう。可愛い仕草が間近に見られ嬉しかった。ここではリスだけでなく大きなカモが人から餌をもらっていたし、人が側を歩く水溜りですずめが水浴びをしている。すずめは日本では警戒心が強く、決して人間の近くに来ることはないのになぜか。
 公園内には絵を売る人もいる、パターン化しているが多少、ニューヨークらしさを感じさせてくれる土産だ。小さい作品は1点5ドルからあった。また、チェロとサックスを演奏する場面に出くわした。チェロもサックスも音階がしっかりしていて音が澄んでいると感じた。ピースボートの船内でニューヨークには音楽家やダンサーの卵が大勢いる、売れていないので街頭で演奏する場合が多い、中には才能豊かな人も多いので聴く価値はあると言っていた。そんな場面に出会えて良かった。帰りにはチェロとサックス演奏者がいなかったが中年の黒人がボンゴを演奏していた、音もリズムも素晴らしかったので小銭を献金したらニッコリ微笑んでくれた。
 公園の中央に橋、噴水、池があり観光客の記念写真の場所になっていた。下が歩道になっている橋は映画で見たことがある。私たちも自撮りするが背景が映らない、顔が大きく写っただけ。
 ジョンレノンが殺された記念碑を見に更に奥に行く、途中でメトロポリタン美術館へ行ったピースボートの人と出会い、記念碑の方向を聞いたら思っていた方向ではなかった。その方も探すとのこと、カミさんはメトロポリタン美術館へ行きたいと言い出したので予定を変更して美術館を目指す、大きな道路に出た多分96丁目、なぜか若い人、年寄り、女性、男性、アジア系と大勢の人がジョギングしている。歩いている人は少ない、この道路は走らなければならないのかと思わせるほどだった。30分程歩いて美術館に行き着いたが入口付近は長い行列が出来ていたので入館は諦める。階段も休む人でいっぱいだった。ローマのスペイン階段を思い出した。
 カミさんからトイレを探すように言われ、カフェを探すことに、パークアベニュー街に行く途中でカフェを発見、トイレがあるか聞いたら「そこ」と言われ、一安心。ただで使うのは申し訳ないのでコーヒーを注文する。少し休んでタイムズスクエアを目指して歩く。
 公園の脇(5番街)を南下して再び公園に入る、ベンチで休んでボンゴ演奏を聴いたりリスを観察する。また、元気を出して歩く、何台も観光馬車や自転車タクシーが待機している様子から公園のメインの入口に来たらしい。巨大な露出した岩があり観光客が登って写真を撮っている。我々も負けずに撮った。
 公園を抜け5番街に出ると「ユニクロ」や真珠の「ミキモト」の店があった。また向かいにトランプタワーを発見、かなりの高層ビルだった。その先にセントパトリック・カテドラル(聖パトリック大聖堂)を発見、中に入ると何かやっている、よく見ると結婚式だ、中央には入れず、左端の椅子に座ったが式の様子が見えた。新郎新婦が司祭の前に立っている、誓いの言葉、結婚宣言、「アベマリア」が流れ、最後に会衆の歓声が響き渡った。滅多に見られない場面に遭遇した。式が終わり静かになった後、カミさんは蝋燭(2ドル)を点け祈りを捧げていた。
 教会を出ると白人の高齢者の乞食が座って本を読んでいた、普通の乞食には見えない、カミさんは1ドル献金する。乞食は何の反応を示さず、本を読んでいた。

 これでニューヨークの滞在目的は達成したので船に戻ることに、カミさんから方向が違うなど言われながら歩くこと30分、川辺と目指すパシフィック・ワールド号が見えてきた。X線検査だけで審査は終わり、船に入り、自室へ、汗だくだったので即、シャワーを浴び、洗濯をする。
 8時、夕食、料理が少ない、ビールの代わりに冷えたコーラーを飲む、美味しい、マイアミほどではなかったが。
 11時、船は埠頭を離れ、バックしてから90度回転し船首を海に向け出航、マンハッタンやニュージャージーの夜景が美しい、やがて右手にライトアップされた自由の女神像が遠くに見える。Staten lsland と Brooklynを繋ぐ Verrazzano Narrows Bridge を抜けカナダに向かう。

 

    

  窓からニューヨーク港着岸風景を見る

  

 まだ暗い埠頭 

 

 90番埠頭に着岸 

 

 ピースボートが着岸した90番埠頭入口

 

 タイムズスクエア目指して歩く

 

 映画「ウエスト・サイド・ストーリー」を思い出すアパート

 

 タイムズ・スクエアの風景 映像広告が凄いことになっていた

 

 日本企業に代わってサムスン等の韓国企業、中国企業が頑張っている

 

 カトリック教会(Sant Marys church)

 

 露店が並んでいた、アフリカ、アジア系が頑張っている(日本人はいなかった)

  

 

 

 

 

 セントラル・ステーション

 

 セントラル・ステーションの中、食べ物屋さんが多い。

 

 トイレもあった、設備は良かったが客のマナーが悪い

 

 巨大な空間に圧倒された(こんな空間必要?)

 

 この大きさはアメリカ的、大勢の観光客が写真を撮っていた

 

 巨大な天井

 

Rye Roll/2.67 Carrot Bun/4.84 Spicy Tuna Melt Toastie/14.1  コーヒー/4.63  

計26.24ドル 1ドル150円として 3,936円 

 

 ツナトースト

 

 セントラル・パークの岩盤

 

 岩盤に登って記念撮影(撮影スポットになっていた)

 

 湖 The Lake

 

 ベゼスタの噴水

 

 女性の権利のパイオニア像

 

 人からもらったナッツを食べるリス(ハイイロリス?)

 

 素晴らしい音色でした

 

 ストリートミュージシャン チェロの音色も良かった。

 

 絵の販売風景 主は留守だった

 

 セントラル・パークのメインストリート

 

 混み合うメトロポリタン・ミュージアム

 

 トランプタワー

 

 シナゴーグ

 

 蒸気はニューヨークらしい風景

 

 アールデコの建物、品を感じる

 

 聖パトリック大聖堂、周りの建物が高層ビルなので目立たない。

 

 聖堂内部は巨大な空間

 

 たまたま結婚式に出会った(右端司祭と夫婦)

 

 聖堂前の読書家の乞食?

 

 さようならニューヨーク

 

 


 


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