LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

お盆

2012-08-14 11:11:11 | 日記・エッセイ・コラム

お盆になると、霧島市(福山町)にある義母の墓参りと、いちき串木野市にあるご先祖様の墓参りに車を走らせるのが恒例です。

子供の頃は、庭の木戸のところで「迎え火」を焚いて、ご先祖様の霊をお迎えしていたような記憶が残っているのですが、まだ田舎ではそのような風習は残っているのでしょうね。

胡瓜と茄子を馬と牛に見立てた「精霊馬」は、串木野の実家ではやっていませんでした。 鹿児島でも、普通に行われている風習なのでしょうか。

胡瓜の馬に乗って、早く此所に帰って来てください。 そしてお盆が終わったら、茄子の牛にのって、のんびりと浄土に戻って行ってくださいねと言った願いが込められていると言いますね。Photo_2

迎え火の代わりに、家紋入りの提灯に火を入れて縁側につるしました。 たぶん、家紋を見かけて、迷わずに家まで来れたのじゃないかと思います。[E:coldsweats01]

海岸の砂丘の松林にある墓所には、夕方、陽が沈む頃になると、地域の人たちが線香や提灯を持って墓参りに訪れます。

夜になって、それぞれの家の墓に提灯が灯されると、ちょっと幻想的な風景に。

今年、初盆を迎える家では、頂いた全部の提灯に火を入れてお墓の周りにつるすので、もの悲しくも華やかなお盆の風景になります。Photo

14日の夜は初盆の家をのぞいて、わりに早めに墓所から引き上げるのですが、15日の夜は少し遅くまでお墓に残っているのが地域の風習です。  

お墓に、米粉で作ったちいさなお団子をお供えするのも、鹿児島の風習なのでしょう。

昨年は何事もなかったのだけれど、今年は弟の嫁さんの父上の初盆です。 身近な人が、ぽつりぽつりといなくなってしまうのは、寂しいですね。


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2 コメント

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Unknown (グランパ)
2012-08-14 13:55:35
歴史のある地域では由緒ある伝統行事があるようですね。
明治以後の新興エリア北海道にはそういった風習はほとんどなく、殺風景きわまります。

お盆といっても特別な行事はなく、単なる長期休暇がとれる時期としか思わない世代が多いようで寂しい限りです。
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Unknown (ろ~きんぱぱ)
2012-08-14 21:11:53
グランパさんは、お盆の間は自宅でゆっくりでしょうか。

昔は、小学生の高学年の男児たちが、松の根を削って作ったチップを柄をつけた空き缶に入れて、火をとぼして歩くのも、お盆の風景でした。
暗いので道を照らす明かりにしたり、線香に火をつけるのに使われたりしたのものですが、防風林の松の保護のために、いつからかし無くなりましたね。
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