カレーパンな一族

　嫌なことと、面倒なことは中々しないあたし。
でも、今年は、はやくやったもんねっ。確定申告。
働くほど、赤字なのよ・・・ガソリン高くて（苦笑）
あーーーーーっっっっっ。この労働力の安さはなんなんだぁ～～～～！

頭を抱えるあたしの横で、ぴーちゃんカレーパンを頬張る・・・
キムタクの出ている『華麗なる一族のカレーパン』にはまっているのよ。

財閥なんてあんまり現実味がないから、あたしは見てないけど
ぴーちゃんは、第2回にして、はまっている・・らしい。

「財閥」ってなぁに？と聞くので
思い切り言い放させていただきました。

　「民衆にまみれたら、生きていけない人のことよ」って。

あたしが財閥を嫌いな訳は。
ぴーのおじいちゃん。あたしの義父は、ある財閥の長男でした。
戦後GHQの財閥解体で、解体されてしまったけど、義父はとりあえず死ぬまでは
お金に困らないです。
初めて聞く、自分のルーツに興味深々のぴーちゃん。

義父は、やっと授かった男の子だったそうです。
赤ん坊の義父の後ろには、黒塗りの新車とお手伝いさんが一列にならび
乳母に抱かれ、両親にかこまれた写真があります。
神奈川県某所に邸宅はあったそうです。
義父の両親のお仕事は、「所有している競走馬のレース観戦」（何なんだ？！）
一時は、炭鉱事業にも手をそめていたとか・・・
義父は、財閥の儀式にのっとり13才で「切腹の儀」なるものをし、改名をしています。だから、当然、今も浮世離れしたお方。
全く、かみ合いませんです。

数十年前、財閥解体により国に接収された土地の一部を返してくれると
連絡がありました。
義父は、なんと・・・・
　　「めんどくさいから、いらない」　　　　と・・・・

おまえなぁ～～子孫に残してやろうって気はないんかい？
マイ○ル○牧と言う施設が、建っておりますです。

もうすぐ80に手の届きそうな義父は、今だに、現金の使い方がよく判っておりませぬ。
（金貸しやって、集金にいったら、小さい子がいたからお小遣いあげて帰ってきた・・なので潰れた）
（ぼくの家にツケにしておいてと言ってブーツを持ったら万引きと間違えられた）
（お金を持っていると危険ですといわれ株の取引でだまされた）
（お金は沸いてくると思っているので、扶養と言う意味を知らない）

逸話をあげたら、きりがありません。
こんな義父に、翻弄されつづけ・・・あたしゃ財閥とやらが大嫌いになりました。
世が世だったら、あたちもセレブだったのかしら？？？

ぴーちゃん、財閥はカレーパンだけにしておおき。
現実は、確定申告用紙の上だけよ・・・はぁ～～～