
盂蘭盆大施食会(うらぼんだいせじきえ)の御案内
向暑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、下記日程にて盂蘭盆大施食会(うらぼんだいせじきえ・お盆の合同法要)を行いますので、ご来山、ご焼香頂きますよう御案内申しあげます。
本年の施食会講演では「人間(じんかん)を大切に!」と題して、
曹洞宗人権擁護推進委員、川崎市観音寺副住職・佐藤明彦先生に、
人権問題に関してわかりやすくお話しいただく予定です。
お話はどなたでもお聞きいただけます。
お誘いあわせの上、聴講、お参り頂きますよう重ねて御案内申しあげます。
記
期 日 平成21年7月25日(土曜日)
場 所 倫勝寺本堂(鳳倫閣2階)
時 間 午後1時 講演~人権のお話し~
「人間(じんかん)を大切に」
講 師 川崎市観音寺副住職・佐藤明彦先生
午後2時半 盂蘭盆大施食法要
(※法要終了後、お塔婆をお渡しいたします)
詳細は「合掌の郷・管理事務所 045-825-2311」までおたずねください。
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7月お盆の棚経も、ようやくひと段落を迎えました。
でもすぐに大施食会の準備になりますので、まだまだ緊張からは解放されません。
皆さんからお申込みいただいたご供養の塔婆は、役僧の秋山君が誠心誠意、心をこめて現在浄書中です。
春秋の彼岸会の塔婆は住職が書きますが、他のお寺の施食やお盆の棚経で遠方に出かけることも多い施食会の塔婆に関しては、ほとんど秋山君が書くことになります。
最近はコンピュータに入力した過去帳からプリンタで印刷されるところも多いようですが、やはり筆で書いたほうがいいかな・・と思っております。
塔婆を書きながら「ああ、ここんちのお爺ちゃん、こんなんだったなあ」とか「お母さん大丈夫かなあ」などなど、いろんなことに思いをはせて書いていく時間を大切にしたいと思うからであります。
塔婆を書くのは、作業じゃないですからね。
書いているところから、もう供養が始まっているのだと思うのです。
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蛇足ですが、住職が子供のころ、師僧である父親にいわれたことで記憶にはっきり残っている言葉があります。
「僧侶として生きていこうと思うのなら、書道を習いなさい。お坊さんでなくてもいいと思うのなら、そろばんを習っておきなさい」
小学校1年生に上がってすぐに言われた言葉です。
書道はそのあとすぐに始めて、中学3年まで習うことになりました(あまり上達しなかったのですが)。
結局そろばんも小学5,6年の2年間習いましたが、書道を選んだこの時、すでに進路は決まっていたのかもしれませんね。
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今日のおまけ①
毎年7月13日は、 保田の昌龍寺の棚経を行っています。
今年は予定よりも早く終了しましたので、大山千枚田まで出かけてきました。
棚田を吹き上げてくる風が、とても心地ちよく感じました。
目を閉じて風に吹かれていると、身体が浮き上がっていくような感じがします。
この日はとても風が強く、棚田を走る風の様子が稲のうねりに現れていました。
思いがけなく美しい光景にみとれてしまいました。
今日のおまけ②
最近のさんごは、朝早くからベランダに出たがります。
一時間ほど、のんびり朝の風に吹かれて過ごすのがお気に入りのようです。
この後食事をして、鳳倫閣に出勤です。
今日のおまけ③
昨年は稲を植えましたが、今年、ベビーバスには八つ頭が植えてあります。
まるで航空写真のような葉と葉脈。冒頭の写真も八つ頭です。
庫裏の玄関先に置いてありますが、大きな葉の緑色が、心と目を休ませてくれます。
今日のおまけ④
千羽鶴を奉納してくださった方が、身内の方の病気がだいぶ良くなったとのことで手作りの衝立を奉納してくださいました。
完治にはまだまだ時間がかかるとのことですが、少しずつでも良くなりますよう、観音様のご加護がありますよう祈念しております。がんばれ!
今日はここまで。
私はそろばんを2級まで小学校の頃に習いまして、暗算が得意です。それで若い頃仕事にいかせました。出家しましてから、書道を習っています。
塾には他に行ったことがありませんので、実に実利にかなった塾通いと言えますね。
>塔婆を書くのは、作業じゃないですからね。
>書いているところから、もう供養が始まっているの>だと思うのです。
同感です。お寺の奥さんがお書きになるお寺もありますが、できれば僧侶に書いてもらいたいと思っています。
暑いですから、ご法身ご自愛ください。
今年の天候不順で、棚田のお米が病気にならないといいのですが、少し心配です。
この所、正法眼蔵を拝読しています。
難しいですが、やはりありがたいですね。
散見されるさまざまな箴言が、特に身にしみます。