goo blog サービス終了のお知らせ 

花のある日々 リンリン

「みんなの花図鑑」というサイトから移行して、新たに花のブログを開設します。

ホウキギ(コキア)

2017-09-04 14:31:17 | みんなの花図鑑

ホウキギ

「ホウキギ」という植物がある。

昔から知られている植物で、ハハキギ・ホウキグサ・ニワクサなどの別称もある。
よく知られていたのは生活用品として使われていたからだろう。
その名の通り、箒の材料となる。各家庭では箒を作るために、この植物を
植えていたらしい。無数の細い枝が秋には固くなり、箒にするにはちょうど良い。
信濃の国の歌枕にもなっている。


 あはざらむことをば知らず帚木のふせやと聞きて尋ね行くかな
                   (西行・山家集)

 園原や伏屋におふる帚木のありとはみえて会わぬ君かな
                   (紀友則・新古今集)

 数ならぬ伏屋に生ふる名の憂さにあるにもあらず消ゆる帚木
               (紫式部 源氏物語「帚木」)


 歌に詠む場合は遠くからは見えるけど近づくと消えて見えなく
 なるという帚木の伝承に拠って詠まれています。
 遠くからははっきりと見えるけれども近寄れば見えないという
 ことに例えて、離れているうちは情愛が濃さそうに見えながら、
 いざとなれば逢ってくれない冷たい女性のことを指しています。
                 (私発行のマガジンから抜粋)











食用にもなり「トンブリ」とも言われているようだ。
「畑のキャビア」とも形容されているらしく、おいしいようである。
でも1ミリから2ミリの大きさの実では食べ応えがあるのだろうか・・・。なにぶん小さすぎる。

私の頁の「ホウキギ」

この植物の紅葉もきれいである。
尚、花名に「木」とはついていますが、木本ではなく一年性の草本植物です。

以下は9/3の植物園のもの。整理して後日に別の「おかずブログ」に
出す予定です。








 



ママコノシリヌグイ

2017-09-02 21:44:15 | みんなの花図鑑

ママコノシリヌグイ

茎に棘もあり、よく広がる厄介な雑草なのだが、天気などの条件が良い時に
見たら、驚くほどにきれいに見える花である。

でも花期が長い割には、きれいに見える時は少ないように思う。
同じタデ科でよく似た花に「ミゾソバ」があるが、こちらはいつ見ても
綺麗に見えるのとは対照的な気もする。
もちろん、そのきれいさには大きな差異があるわけでない。







三番目が「ミゾソバ」。開花した花はママコノシリヌグイよりは少し大きいだろう。


一週間ほど前に撮影した他の二枚も出しておきます。
オオニシキソウとニシキギ。オオニシキソウは2-3ミリほどの花です。





私のページの 「ママコノシリヌグイ」。

ミソソバ」です。



カワヂシャ

2017-08-30 20:26:23 | みんなの花図鑑
カワヂシャ

今年になって初めて「カワヂシャ」なるものを見た。

初めは3月に奈良県の香芝市を歩いていて、田の畔に見慣れぬ花が一株咲いていたので撮影。
帰宅して調べてみると「オオカワヂシャ」と判明。

二度目は梅小路公園の朱雀の庭で開催されていた「山野草展」で遭遇。

三度目は某池の周遊路で発見。

オオバコ科クワガタソウ属のコレクターでもないのだが、見つけると
撮影するという習性がついて久しい。



上の画像はオオカワヂシャかカワヂシャか判明しない。
花の大きさは5.6ミリでオオカワヂシャの半分程度。
でも色具合はオオカワヂシャのものだろう。
カワヂシャでも青っぽいのがあるようなので、そこに期待したい。
でもまあ、どちらでも良い。そのうちにはわかるだろう。

新しい眼鏡を新調したのだが、やはり眼鏡を着用しての液晶やファインダーは
うまく見えない。近景用の眼鏡が必要だと思う。

以下は暇にあかせて撮影したもの。













花は季節を教えてはくれるのだが、しかし園芸種ばかりが幅を効かす現状では、
季節感が狂う作用の方が強いといえるかもしれない。

私はどちらかというと園芸種にはそれほど関心はないのだが、
むろん花に罪はない。
この画像の中で園芸種でないのはカワヂシャ・コミカンソウ・ママコノシリヌグイだけである。

以下は私のサイトの「オオイヌノフグリ類」と「カワヂシャ」のページ。

オオイヌノフグリ類

カワヂシャ

ネジバナ

2017-07-08 22:39:05 | みんなの花図鑑


梅雨のさなか、ネジバナが咲いていました。

モジズリとも言います。有名な「シノブモジズリ」とは、

むろん関係がありません。







砂糖菓子の様な感じもさせる紫式部の花。

それと千円札の裏面の桜の花弁にある隠し文字の「ニ」。





10月の初めころまでは撮影はあきらめていたのですが、

もう咲いているはずの「レンゲショウマ」を見たくて、

明日少しの間、植物園に行ってくるつもりです。

レンゲショウマも10月までは待ってはくれないので、明日行かないと

今年はもう出会えないことになりますから、意を決してです。