駐車場はその中庭のすぐ先だった。
車を停め、ドアを開けると
冷たい風が頬をさした。
私は大きく深呼吸をしてかずに言った。
「さあ、行こうか」
かずを見ると、意外なことに足取りは軽く
顔は晴れやかで明るかった。
ゲームキューブを手にして嬉しかったのか
それともお父さんお母さんを
独占出来て嬉しかったのだろうか。
いや、きっと、この病院で
14年間抱えてきた病気を
治すことができると
希望に満ちていたからに違いない。
車を停め、ドアを開けると
冷たい風が頬をさした。
私は大きく深呼吸をしてかずに言った。
「さあ、行こうか」
かずを見ると、意外なことに足取りは軽く
顔は晴れやかで明るかった。
ゲームキューブを手にして嬉しかったのか
それともお父さんお母さんを
独占出来て嬉しかったのだろうか。
いや、きっと、この病院で
14年間抱えてきた病気を
治すことができると
希望に満ちていたからに違いない。