平成17年4月25日(月)
ICUで眠っているはずのかずから電話が入る。
かずは意識が戻り
電話口ではっきり言葉を発した。
「お母さん・・・・おれ」
か細い声だった。
「かず!よく電話かけられたね」
「うん、かけてもらった」
「お腹痛くない?」
「あんまり」
「退屈やろ」
「うん、でもテレビもあるよ」
「テレビ?ICUにテレビがあると?」
「うん、ベッドのすぐ横にもってきてもらった」
「よかったねぇ」
「うん・・・おれさぁ、目が覚めたとき
死んどうかと思った」
「なんで」
「なんとなく」
「・・・でも違ったやろ」
「うん・・・お母さん、今何のテレビ見よう?」
私はそのときついてた番組名を言った。
「あ、おれも今同じの見よう。これおもしろいよね」
「そうやね」
ICUで眠っているはずのかずから電話が入る。
かずは意識が戻り
電話口ではっきり言葉を発した。
「お母さん・・・・おれ」
か細い声だった。
「かず!よく電話かけられたね」
「うん、かけてもらった」
「お腹痛くない?」
「あんまり」
「退屈やろ」
「うん、でもテレビもあるよ」
「テレビ?ICUにテレビがあると?」
「うん、ベッドのすぐ横にもってきてもらった」
「よかったねぇ」
「うん・・・おれさぁ、目が覚めたとき
死んどうかと思った」
「なんで」
「なんとなく」
「・・・でも違ったやろ」
「うん・・・お母さん、今何のテレビ見よう?」
私はそのときついてた番組名を言った。
「あ、おれも今同じの見よう。これおもしろいよね」
「そうやね」