しかし、Hが見た限りではかずに
変わった様子はないと言う。
私は頭をよぎった微かな不安を打ち消し
かずのことは看護師さんに任せて
休むことにした。
いったいあれから何度トイレに座ったのだろう。
夜が明けたとき
かずはもう目を覚ましていた。
「かず、おはよう。昨日寝れた?」
「全然寝れんかった」
「なんで!お腹が痛かったと」
「わからん」
よく見るとかずの目は少し虚ろで
潤んでいるようだ。
それでも私は「きっと睡眠不足だからに違いない」
と考え、再び不安を打ち消した。
変わった様子はないと言う。
私は頭をよぎった微かな不安を打ち消し
かずのことは看護師さんに任せて
休むことにした。
いったいあれから何度トイレに座ったのだろう。
夜が明けたとき
かずはもう目を覚ましていた。
「かず、おはよう。昨日寝れた?」
「全然寝れんかった」
「なんで!お腹が痛かったと」
「わからん」
よく見るとかずの目は少し虚ろで
潤んでいるようだ。
それでも私は「きっと睡眠不足だからに違いない」
と考え、再び不安を打ち消した。