母から「浜名湖にふぐ食べに行こう!」と言われ、「うなぎの間違いでしょ?」と突っ込んだ私が間違いでした。浜名湖近くの海ではとらふぐが良く獲れ、これまでは下関へ出荷していたものを今では名産「遠州灘とらふぐ」として売り出しているそうです(「白砂亭」の仲居さん談)。というわけで、今回はとらふぐコース付の宿泊プランで南浜名湖弁天島温泉 ホテル白砂亭 を訪れました。いやぁ、はっきり言って設備と料理の落差がこんなにある宿泊施設は初めてでした。あ、設備<料理ですョ。夕食のふぐのコースはかなり良く、満足できましたが、設備はイマイチでした。まぁ、古い旅館ホテルなので仕方が無いところもあるのでしょうが…。今回は洋室を取ったのですが、部屋に備え付けのソファはマットレスを折りたたむとソファにもなるタイプの物で染みも多いし、安定感が無くて非常に座りづらかったです。スリッパはかなりぼろぼろで、バスタオルも古くてほつれが目立ちました。冷蔵庫が空だったのは○ですね。露天風呂なしの大浴場は至って普通。今回は天気がイマイチだったのですが、天気がよければ大浴場や部屋の窓から夕日や朝日がきれいに見えるそうです。部屋や大浴場の掃除は行き届いている感じでした。さてさて夕食。今回のメインイベントふぐです。まずはひれ酒(写真右側)から。私は日本酒のお燗は苦手なので、一口だけ飲んでオットにパス。オットと父は大喜びで飲んでました。続いてふぐ刺し→ふぐ鍋→ふぐ白子豆腐(写真左側:ほんのり甘くてなんとなくデザートのブラマンジェに似てました。)→ふぐ皮のサラダ、とふぐづくし。合間にやはり特産のうなぎの白焼きや、これも特産のかきの殻焼き、茶碗蒸しなどが付いてきます。しめはふぐ鍋の出汁でつくったふぐ雑炊。ふぐの出汁がたっぷりしみこんだ雑炊はとーーーっても美味しかったです。朝食は畳の宴会場でのバイキングです。品数はそこそこあり、下手なシティホテルよりは全然良いと思います。料理目当てやビジネスユース、海水浴にはいい宿だと思います。温泉目的なら別の宿がいいでしょうネ。