鋼の錬金術師 第２０話「墓前の父」

「逃げたな」

この台詞をホーエンハイムが冷たい声でしゃべってるのが印象的でした。
アニメでは父親の正体がまだ謎なので、ここはミスリードを狙ってるんだね。
そしてピナコに国外に逃げろと言った後呟く「残念だよ、お前の飯がもう食えなくなるなんて」というのも、それを狙ってるんだね。
これ原作で読んだ時、ピナコが死ぬ可能性を示唆してると思ってたんだけど、今思えばホーエンハイムが死ぬ覚悟をしていた、とも取れますね。


ホーエンハイムのヒントを得てトリシャの墓を掘り起こすエド。
ここで何故エドがもどしてるのか、些細な事だけどエドにとっては最大のトラウマだって事をピナコに言って欲しかったな。
視聴者にエドが苦しんでるのは察してね、ということなのか…。
それからイズミに「破門してくれても…」と前置きするのもカットされてた。
これって個人的にはエドの覚悟というか、人の傷口を抉る真似をしてでも確認しなければならないっていう思いからの言葉だと思ってたんだけど、そんなに重要じゃなかたのかな?
捉え方は人それぞれって分かってるけど…ね。


イズミからの電話を受け取ってホテルの階段で話すエドとアル。
「もう…一人の夜はいやだよ…!!」
光の加減でアルが鎧なのに泣いてるように見える演出がやっぱり好きだな。
母親を殺したわけではなかった。
子どもを二度殺したわけではなかった。
自分達の元に戻るという希望の前にエドはアルとイズミを救ったんだな、とちょっと感動しました。
このシーンで「БРАТЬЯ」流して欲しかったなぁ。
前作のだから使えないのが惜しいな。
歌詞は希望がないような暗いものですが、雰囲気は抜群ですよね。
いや、しかし希望が芽生えたあのシーンにはアレで良かったか。
でも音でか過ぎｗｗ
ウィンリィの重要台詞が聞こえにくかった!!


次回「愚者の前進」






どーでもいい事だとは思うけど、エドだけじゃなくてアルも金の瞳なんだよね。
前作アニメだとエドだけ金だったから、原作で誰かがホーエンハイムを見て「エドとアルと同じ金の瞳」って言った時「ん？」と思ったのでした。
なので、今回のアイキャッチでアルも金の瞳だった事に嬉しくなったんだよっちゅー話でした。