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BLOOD-C 最終回「わすれじの」

2011年09月30日 | アニメ
ようやく終わった…そんな感想を持っては申し訳ないのだろうけど、率直に出た感想がそれだった。
そして結局何だったんだろう…というのが次に湧いた。
というのも小夜が小夜でいられるかの実験場として街も人も用意され、繰り返される劇に嫌気がさした一部の人間の裏切りによって崩壊した…ということは分かったけれど、それ以外は解決していないと思ったから。
皆が小夜の知り合いというわけでもないだろうし、古きものの餌として用意されただけの(推測だが金をもらって普通にこの街で生活していただけの)人であるならばこの街で何が行われているのかは知らされてなかったのではないだろうか。
故に町人全てを殺す必要はあったのか、という疑問が生じる。
ただ「話が違う」と言って死んだ作業員っぽい人達がいたので、小夜は人間を襲えないからという事情は話して住んでいたのかもしれない…が、それにしても事情をそこまで話す必要はないだろうし…つまり町人にはここでの実験は終わりだと言って出て行ってもらう、もしくは金の供給はなしに住み続けてもいいよ、で終了なんじゃないだろうか。
ここで表現したかったことは逃げ惑う人々に目もくれず、凄惨な光景を見ながら自らの野心だけにしか目がない人間の醜い部分を最後まで見せつけるだけの残虐シーンだったのではないだろうか。

そして文人は国の役人だとは思うがどのような地位の人物なのか。
古きものという人間よりも圧倒的な力を持つ異形の者を操る権限のある地位、国と古きものとの約定を知り得る地位、小夜を捕まえる際に米軍に協力する地位、都知事選挙で有利になる程の力添えが出来る地位…一介の公務員じゃないよね。

双子がかなり残酷な殺害方法で引いた。
それを思えば時真はマシだったんだなぁ…とか、先生は弄ばれて殺されたんだなぁ…とか、殺され方が意外に小夜に対する行動の差のような気がするね。
文人を追いかける小夜を撃とうとした兵士の邪魔をした委員長。
何故その後小夜に駆け寄ったのか…「早く行け!」と言いつつ兵士を押さえておけば良かったんじゃないの?
あのタイミングで飛び出したら、そりゃ撃たれるわ!
演技しているうちに本当に好意を寄せるようになったと言った委員長。
更衣小夜という少女の姿も本当の小夜の本質だったのではないか…文人に記憶を消されていたとはいえ人格まで植えつけられたわけじゃないようなので正解なんだろうな。

父、唯芳は古きものと人の間の子だった。
自分と同じような存在に今まで会ったことがなくて嬉しかったと同時に辛かったと零した唯芳は、だから小夜に触れる時恐る恐るだったのかな…と少し切なくなった。
文人の再度の命令がなければ正気に戻っていたんじゃないかと思えば、ますます文人が憎らしくなる。
息を引き取る前に小夜が「父様」と呼んだのを聞けば、血縁はなくとも、過ごした時間が短かろうと、演技だったであろうと、真の親子になれてただろうにね(´;ω;`)ウゥッ…!!

結局文人には逃げられてしまった小夜、頭吹っ飛んだのに復活するんだな…!!
…で犬と自我を失わないという願い事をしたのは分かったけど、アレと同じなら対価が必要なんじゃないの?
人間が食べられないというのが対価、かな?
しかし小夜が契約したのか、別の人が契約したのか、いつ契約したのか…。

ところでギモーブの感触が内蔵とか血の赤だとかいうのを実は初登場時から思っていたのですが、感想を見直してみたら書いてない!!
ギモーブが何か分からず、きちんと聞き取れたかも怪しかったので書かなかったんだよね…バカ!!

続編が映画というのは始まる前から分かっていたことでしたが、ほぼ解決しないままというのは…そういうものなんだろうか。
しかし振り返ってみれば繰り返すことが肝なので仕方ないんだけど、2話~5話くらいは必要だったのだろうか?と思わせるのもどうかと思うなぁ。
唯芳との戦闘は凄く動きまくってて、ここ最近の力を全て結集しましたって感じで良かった!



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