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宇宙兄弟 #13 「3次元アリ」

2012年06月25日 | アニメ
公式サイトより――
 せりかに下の名前で呼んでもいいと言われ浮かれる六太。さっそく呼ぼうとした瞬間――遮るように現れたのは、今までトイレに入っていた新田だった。

「ちょっとそこ通してよ、……お兄ちゃん。」

 自分を『お兄ちゃん』と呼ぶ新田に対し、ムッとする六太。しかしすぐにニッと親指で自分を指すと、軽やかな笑顔を浮かべた。

「おい、新田君! 俺のこと……下の名前で呼んでくれていいんだぜ? 別に気に入ってないけど。」

 少しの間、無言で六太を見る新田だったが――。

「わかった――次の課題で俺に勝てたら……呼んであげるよ、……お兄ちゃん。」

 次の課題は、ランニングマシンで走りながら5分間で計算問題を何問解けるかという『計算ランニング』だった。この課題で新田に勝ち、下の名前を呼ばせたい六太は、唯一の特技・エアそろばんで挑む。しかし結果は惨敗。そろばんをリアルに再現しすぎてしまい、走っている最中動いてまったく使い物にならなかったのだ。

「普通に計算した方が早かった……」

 うなだれる六太に対し、新田は余裕の表情。

「残念だな、お兄ちゃん。……また明日、勝負してあげるよ。」

 何も言い返せない六太、悔しげな表情で――。

「くそう……負けねえぞ新田……! この2週間以内に絶対……『ムッちゃん』と呼ばせてやる!」

 さらに続く課題は――難題だった。『多額の予算がかかる宇宙開発事業を非難する辛口キャスターを納得させられるような文章をつくれ。』というものだったのだ。みんなが悩み考える中、六太は白紙にスッと一本の線を引くと、その線をじっと見つめた。子どもの頃日々人と聞いた、宇宙飛行士・野口聡一さんの『3次元アリ』の話を思い出していたのだ。そして色々考えた結果、六太が出した文章は『白紙』。『抗議はしない。』という答えを出したのだ。

「日々人がいる。もうすぐ、日々人が月に立つんだ。」

誰に批判されたって、日々人が帳消しにしてくれる。そう確信したゆえの六太なりの答えだった――。


若い人に対抗意識を持つのは良い事だよね、たとえ理由が「ムッちゃんと呼ばせる」なんて可愛い理由でも。
しかし、そろばんをリアルに想像しすぎたせいで揺れるという感覚が分からない!
目が揺れることはあるけどなぁ…。
手に持たずにルームランナーの文字盤の部分に置けば良かったんじゃないかなぁとか。
ところで新田がムッタのことを名前で呼ばないのに理由はあるのだろうか?
最初は“ヒビトの”お兄ちゃんというつもりで呼んだのが定着しちゃっただけだと思ってたんだけど…ムッタが要求したおかげで、もう意識して「お兄ちゃん」と呼び始めてしまってますけどね。
ムキになってくるのが面白い以外に…小馬鹿にしてる?
彼もムッタのことをヒビトのコネによる合格者だと思っているんでしょうか?
そんな風には見えないんだけどなぁ…。

今回の難題の別次元から見てみる、という答えを導く為の毛利さんによる「3次元アリ」の話は分かりやすかったんだけど、説明部分アニメが冗長で少し焦れったかった。
もう分かってるのに更に事細かに説明されてる感じのイライラ感。
視聴者の年齢層が幅広いことを見越しての丁寧な説明だったと思うけどね。
それはともかく無駄歳出で頭が凝り固まった人には正論や夢で反論しても理解してもらえない、というのは分かる。
内心その人も(そうかもしれない)と思う時があっても体裁や体面で覆せなかったり、無駄はあるはずだと粗探ししたりして聞く耳持たなかったり…ヒビトが実際に成功して見せてくれるとムッタは抗議しないという選択をしたけど…今の国内外情勢とか鑑みると黙ってちゃダメな時ってあるよねとも思う。
概ねムッタには好意的で毛利さんの話も面白いと感じてくれたA班の皆だけど、結局抗議文を書いたのは課題が抗議文を書けというものだったからという他に、黙ってたら予算はどんどん削られるという危機感もあったからだと思うんだよね。

それでもムッタのヒビトへの期待が垣間見える話だったと思う。
信頼もだけど、ムッタより先を歩いているヒビトがもうすぐ宇宙に行こうとしているんだから、もう証明してくれるだろうという期待が、ね。


次回「壊れたメガネと足の裏」



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