リッキーは先月3歳の誕生日を迎えた。
本人も「わ~い3歳じゃ~」なんて喜んでいたが、
ホントに誕生日がうれしかったのは、
まだまだパパりんと私だった
10ヶ月そこそこで歩き始めたリッキーはすぐに 脱走を覚え、
玄関、居間、鍵があいているところならどこからでも脱走した
それからというもの、外に出ては庭の草花を引っこ抜き、
水たまりをみれば味見をしてから泳ぐ・・
外のホースをひっぱてきて下駄箱の中を水浸しにする・・・
便器にはトレットペーパーはもちろん、
花瓶やマットを詰め込まれていたことも・・・
掃除機の中のゴミパックを出して部屋中にばらまかれたり・・・
壊された電化製品は数知れず・・
洗濯物を取り込めばその上におしっこ。
床の間や玄関にうんちをされていたことは一度や二度じゃない・
そんなリッキーに転機がおとずれたのが1歳9カ月の時
そう、妹『ゆーにゃん』の誕生だった
予想どおりやきもちは激しく、さんざんいたぶっていた
ゆーにゃんの10ヶ月相談で
市の保健センターへ行ったときのこと。
保健婦さんが「おかーさん! 何ですか?この傷は!」
そう、ゆーにゃんの体中にはリッキーの歯形が・・
しかも紫色に腫れあがってて・・
「あの~~、お兄ちゃんが噛んだんです・・」
それからゆーにゃんの相談ではなく
リッキーの相談が永遠に続いたことはいうまでもない・・・
そんなリッキーもやっと3歳 今では仲良く(?)遊んでます。
パパりんと3歳まではなるべく怒らないように育てようね
なんて言ってたけど・・・まさに忍耐の毎日だった。
なんとなくテキトーに生きてきた私にはすさまじい修行なのだ
リッキーはこんな私を少しでもまともな人間に・・と思い
私のもとに産まれてきてくれたに違いない