ソナスでネトコ

ヤフオクで「?」なソナスを手に入れ、ネトレプコなど聴いています。CDコメントや日々の雑感を掲載します

奥村愛子ー昭和歌謡

2009-09-16 19:19:35 | 日記
CDジャケットの表紙にレトロな活字があって、エゴラッピンを思い出したので私には全く未知の「奥村愛子」のアルバム「虹色ナミダ」をツタヤの中古で買ってみた。ジャケ通り、昭和レトロのいい感じで正解。歌われている内容は現代的な若者恋愛模様で、本人作詞や作曲が多い。かつて彼と過ごしたアパートを通りかかるとベランダに干し物があって、へえ、洗濯したの、あの頃は皆が私たちをフツーに見てたワ、今でもそこで暮らしてるのね、そして「今でも私、そこに居る?」というセリフに来てうなってしまった。この感性!(「ベランダの向こう側」)。歌うだけでなく、曲や詞をこうして自分で作って歌うと本人の個性が実感できる。同じ昭和レトロというか、菅原洋一のタンゴ名唱集を入手し、冴木の口直し(失礼!?)に聴いてみた。こちらの方はほんものレトロなロマンで、聴いているうちに思ったけど、かつての恋愛を懐かしく思い出す懐古的なロマン主義って、相手よりも過去の自分の方がいとおしく可愛いんだろう。ロマン主義は自己中と紙一重ってことだわ。独りよがりではなく相手と確かにつながった、そして現実に裏打ちされたロマンを持ちたいものです。菅原洋一の歌唱はとても気に入っています。まだ生きてるんやわ(失礼!!)。