体重ショックから1週間、いろいろ考える日々だった。
思えば身体だけでなく、自分メンテ全体がおろそかになってたなと気付く。
若い頃は楽しかったおしゃれも、歳をとるにつれめんどくさいものになってた。
会社に行くのに「何着て行こうか」と考える毎日。
忙しいのにお化粧しないといけない毎日。
眠いのにお風呂に入らないといけない毎日。
(最近話題の「風呂キャンセル」ってすごくわかる)
そういうのがもう、めんどくさくてめんどくさくて、「女ってホントメンドクサイ」と毎日思ってた。
還暦を迎えて「そうだ、仕事、辞めよう」と専業主婦になってから、
そういうメンドクサイことからは全部解放された気になっていたが・・・
身体が弛緩したばかりでなく、ふと鏡を見ればすっかりたるんだおばあさんになってる。
仕事辞めた後も、たまにはお化粧してたし、お肌のお手入れも最初のうちは毎日してたけど、
それも3日に1回が1週間に1回になり、1か月に1回になり、たまにお出かけするときだけになり、
最近はたまのお出かけもほとんどなくなり・・・
手入れをしてない肌はどんどん劣化するのね。
若い頃に直射日光浴びまくったからシミは仕方ないとしても、
肌の状態が悪い。
顔色が悪いなー、それだけでみすぼらしく見える。
いくら自由の身になったとはいえ、やはり身だしなみまで放棄してはいかんよね・・・
もう亡くなった親戚のおばさんに、朝起きたら何をおいてもまずお化粧をする、という人がいた。
90何歳まで生きて、最後は認知になってしまったけど、元気なうちはずっとそうだった。
若い頃の私は「もうそんなに頑張らなくてもいいのに」なんてちょっとナナメに見てたこともあったけど、
今はその気概を見習いたいと思う。
人がどう思うかより、自分の気持ちがそれで一つシャンとするならそれでいいのだ。
体重管理と同時に、お化粧とお肌のお手入れも再開しよう。
お化粧は、もうそんなにがっつり描いたり塗ったりしなくてもいいし、
なにより、毎日お肌を刺激すること自体が新陳代謝に繋がる。
毎日の丁寧な洗顔とお手入れ。
それだけで違ってくるはず。
幸い、バニティケースには現役時代に使ってたお化粧品がいっぱい残ってる。
コロナ禍も一応過ぎて、マスクもしなくて良くなったから、口紅も塗れる。
服も、「家にいるのだから」とくたびれたTシャツばっかり着るのをやめて、
お出かけ着と思ってたものをどんどん着ちゃおう。
だってもうそんなに「お出かけ」なんてないし。
なんかもう、すっかり年取った気分になってたけど、
イマドキの60代なんてまだまだなんだよね。
ちょっと気持ちを入れ替えて、シャンとしなければ。