ついにこの日がやってきました。
ここは羽田空港国際線ターミナル前。
ワンズ徘徊禁止地区(徘徊可能地区は、検疫所横のせまいスペースのみ)。
なので、じっと動かず荷物を取りにいったおっ父を待ちます。
前日にABCサービスにピックアップしてもらったスーツケースを手におっ父が戻って来た。
スーツケース類を一つのカートにまとめて乗せる。
その後、僕はクレートに詰め込まれ、スーツケースとは別のカートに乗せられた。
カートが小さいから、ちょっとでも動くとクレートごと落ちそうになる!
とても不安定なまま、エレベーターを使って3階の出発ロビーへ。
みんながじろじろと見る。相変わらず「でかっ」という声が聞こえるし。
面白くない。
面白くないけど、クレートがカートから落ちそうなので、移動のスピードは恐ろしいほどのろのろ。
どうにかこうにかして、ルフトハンザのカウンターに到着。
僕はこれから飛行機に乗せられるらしい。
飛行機は満席で、チェックインカウンターにも列が出来ていたけど、僕は特別扱い。
並ぶことなく、すぐにチェックインさせてくれた。ここだけは、ファーストクラス並の扱い
生き物なのに貨物扱いされるんだから、それくらいは当然だよね。
11:20チェックイン終了。
「搭乗」 「貨物詰め込み開始時間」まで30分程あるので、自由にしてて良し、とのこと。
空港内は暑い。しかも僕はクレート中。
なので、展望デッキに移動。僕達を振り返って見る人が大勢いた。あたりまえか...
さすがに展望デッキは気持ちがいい。
ちょっとだけでも展望デッキを歩きたかった...でもワンズNGなんだってさ
ま、外の風にあたれて良かった、と思うべきか...
朝からご飯抜きだった僕に、おっ母は「水を飲め」という。
飲みたくないよ、水なんて。
そんな僕の為に、おっ父がヨーグルトドリンクを買ってきてくれた。
そのままでは濃いぃので、水で薄めて飲んだ。結果的にはこれが良かったんだね。
12:00にはチェックインカウンターに戻り、そこでおっ父たちとバイバイ。
僕はルフトハンザの人に連れられてxxxxx
飛行機に乗せられて...
機内サービスも受けられないまま...
13時間半後。
「大型貨物受け取りコーナー」的なところに、ど~ん!と乗せられた僕。
おっ父と空港の係り員に下ろしてもらったけど、まだまだクレートごとカートにのせられた状態が続く。
暑い...
おっ父達のスーツケースをピックアップしてから、おっ父たちが普段はめったに通らない「申告品あり」列を進む。
そこで、日本の検疫所で作成してもらった書類を見せて...
「OK, you can go!」
ゲートを出てから、クレートから出してもらう!
自分の足で歩いて建物の外に出た。
おっ父の赴任先であるドイツ・ミュンヘンに、僕は連れてこられたのです。
お腹がペコペコなのに、知らないニオイぷんぷんで、落ち着かない。テンション
この後、おっ父が運転する車で新しいお家へ...
茅ヶ崎のお家を出発して、実に18時間。
長旅だったわぁ...
ベッドルームには、以前僕が茅ヶ崎で使っていた「せんべい布団」が用意されていた。
先に送ってあったのね。
疲れたよ。