うるの勇気リンリン!

うるぼんと悲劇な仲間たちのブラックなブログ。観覧注意(18禁)

2006〜2023

2023-12-20 15:32:00 | 日記
文字通り彼は死にかけていた







あの日
相変わらず賑やかな朝だった
近所ではおもちゃの取り合いで兄弟達が
殺し合いをしていたし
馬術部のグラウンドでは馬達が
長すぎる脚の始末に追われていた。



そしてオジサンは
重すぎる布団のせいで
今日も金縛りにあったと本気で言っていたし
そのせいで玄関に塩が盛ってあったり

オカンのクッキングが悲劇を迎えて



思い出の光景が恐ろしい光景になっても







腹は立たなかった。

深い悲しみが感情を厄介にしていた。


あの朝、爺さん(うるぼん)は静かに逝った。



悲しみの提供者を前にオジサンは
心臓マッサージを懇願した。
全てが間違いだと思ったのだろう死について交渉しようとしていた。
だが彼を引き止める気はなかった。

彼は
年を取り病や身体の衰えが誤魔化しきれなくなっていたし
じきに自分がどうなるかも知っていた。

次のステップへ進む
難しい決断を下す時が来たのだと。

人間の舌を借りれば
僕はこれから死ぬけど何も気にするな
変わらず暮らしてくれ、と言うだろう。
そして
ひるむ事の無い率直な眼差しを向け
騒ぐ事も無く
永い眠りについた。



年老いた彼が最期に望んだのは
静かに眠る事だった。


結局、死は恐れていた化け物としてでは無く
親切な友の様に訪れ優しく辛い現実から離してくれた


こうして哀れなオジサンは
ドミノの様に崩れた。
金縛り→ネズミ獲りにかかり→
その勢いでスネ強打→
帰宅したら爺さんは神様になっていた。

悲劇のピタゴラスイッチを完成させた。




残念な事に
同じ時期、沢山の仲間が空へかえった。
(モカ、ビア、ジェイド、武蔵、ラフ、ルル……)

彼らもまた問題を抱え命に関わる宣告に苦悶しながらいつでも前向きで
ほとんど勝ち目など無いのに最後まで
闘う事をやめなかった。




きっとこの優しき巨人が安全に導いてくれたに違い。








残された者は精一杯生きた彼らの生涯を祝福し、
悪意のあるクリスマスと意地悪な新年を
迎えなければならない。











来年は良い年であります様に励ましの
108回のポチをお願いします。



除夜の鐘ではありません、
ご無沙汰してます悲劇の女神です。






母    そして結末

2021-10-14 15:06:00 | 日記

 文字通り彼女は死にかけていた。



 普通という定義があったなら
恐らく母は普通では無い。



 彼女は
 自由な精神と深刻でド派手なトラブル
 を抱えこの世に降臨し、その独特
世界観で家族を恐怖に巻き込んだ。

 (まるでレトリバー)


 彼女は絶えず何かを堪え
 興奮で破裂しそうになっていたし

 アイデアの包みを広げたら最後
 愉快で精神的な口から出る
言葉に私達は心底仰天させられ

 バカげたアイデアで起こる
人体的化学反応を楽しみ絶望した。

例えば
頑なに長い間使われなかっただろう
錆びついた笑顔を見せる者さえ居た。
ある意味空間作りの天才。



父が
朝出勤に着るスーツが半ズボンになってたり。

検問で
職業を聞かれ『歌手です』と言い
♪喝采♪を歌い出した。

手品の犠牲になっていた父は
いつも
傘やゴルフクラブから花が咲いた。

そんな父もとっくに死という決着を
つけていた。


父の遺した愛すべきこの恐ろしい
財産はその後私達を苦しめ続けている。



ターゲットは真面目な息子。

弁当のゆで卵には御清めの塩。

未来の妻を家に招くと玄関に
ローラースケートで母登場。


息子に詐欺の電話を掛け
自宅へ現金を取りに行き
息子に確保される。
などなど。


そして現在
バランスボールでバランスを崩し転倒。

本人曰く死にかけてるらしい。



と、こんなアホ臭い事をお知らせする
つもりでは無く、
何故かブログに写真がアップ出来ない
という現象が。
何かの呪いかお告げか。
今更使い方が分からなくなる、という残念な結果に。


そもそも未だに使いこなせて無く
何かと色々面倒。

潮時が来た様です。



長い間訪問いただき
ありがとうございました。
多分。。。

また新たな場所で。。。。。。。





それぞれの発表

2021-09-25 16:28:00 | 日記

2021年8月
広島の空の下では今もなお、
憎しみのシンボルがそこにある。
その姿は極めて悲劇的で破滅的であるが
誇らしく堂々と科学への不満を
発表していた。



 
茅ヶ崎の空の下でも。

沢山のお爺さんとお婆さんが
三途の川へ洗濯に行かずに済んだとさ。
めでたしめでたし。




オカンの屋根の下では予期せぬ侵入者に






実際、オカンはそれどこでは無かった。
長らく悲しみも喜びも共有した
仲間が誰も歓迎しない旅に出ると言うのだ


エディ。
雪の様に白く輝く柔らかな毛は
陽の光と非常に相性が良く、
大きくたっぷりした身体のはみ出し具合は
カメラのウデが悪いに違いない。


彼はエネルギッシュで情熱的だか
その下では、とんでもなくシャイで
複雑なところがあった。
その点では父と意見が一致した。


開花した様に柔らかな瞳は常に微笑を
浮かべ母を降参させ
空腹の時には大いに役立った。


父と母は大袈裟な性質では無いが
晩年彼におこる自然発生的トラブルに
助けが必要な時救助の手を差し伸べ
常に献身的で静かな愛情を向けていた。

しかし
彼の突然の発表に
絶望的な理解をしなければならないし
彼無しで生きていく
準備をしなければならなかった。








12年前喜びと期待を抱えてやって来た
愛しい家は静寂に包まれ
いう事をきかなくなった脚を助けてくれた散歩カートは使用者がもう
出かけないのが分かっても
静かにそこに身を置いていた。

やがて
正式に父と母の手から離れた彼は
死という巨大な破壊者を前に
優しい降伏という形で横たわっていた。


目の前の現実に
対面を共にした
悲劇の女神と酷く打ちのめされた。




あれから季節はすっかり

スポーツの秋


食欲の秋

読書の秋







アホ臭い母が
罰を受けた夏が終わり罰を受ける秋が来ても彼が好んだあの場所を
よ〜く見ると今でも
優しい微笑をこちらに向けてる気がする








微笑が見えた方は励ましのポチを
お願いします。








)こんな時になんですがポチをしても特に意味はありません









うるぼんのトシ越し

2020-12-28 14:54:00 | 日記
むか〜しむかしある場所で
お爺さんとお婆さんが
川に洗濯へ行かず。








14歳がいく歳  14歳がくる歳
(8月27日)    (8月8日)





仲良く
除夜の鐘を撞きましたとさ。






めでたしめでたし。


良いお歳を。














悲しみのパンデミック

2020-11-03 16:45:00 | 日記

2020年悪魔は世界に魔法をかけた。
病の支配下に置かれ恐れ失望し
人類は敗北した。







宣誓、
WHOはで忖度しない事を誓います




そして
人々はGOTOホーム。






皆様お久しぶりです
アホ臭い母です。
アベノマスク届きましたか?


どうしていつもアホ臭いのかも知らずに
               やれ
この中に間違いが2つあります。とか。






真面目なニュースで逃走犯の似顔絵が
ゴキゲン過ぎる。とか。↓↓








因みに捕まりました。↓↓



結構似てるじゃん⤴︎とか。





アホ母の絵の方がもっとゴキゲンだったり。
     うるボン展覧会








画伯が描くと↓↓



同じ人間が描いたのか⁇

同じなのは二足歩行だけじゃね⁇
とか言っている日本人の皆さん
チコちゃんは知ってます。


アホな母の母もアホだから!


拝啓、母様
全力で勧めてきたコレ↓↓



全力でお断りします。


そんなアホ臭い母がアホな時でも
逆らえない悪魔の誘惑はやって来た。

一年で最も美しい春の小さな勝利に
暗い影を落とした。



メロディにとっていつも楽しげで
馴染み深い海が攻撃的にヒステリックな
手を広げ大事な過去を全て持って行った


あの震災の日
彼女は独りぼっちだった。
持ち合わせているのは
絶望と空腹、寄り添うのは孤独だけだった


あり合わせの知恵と野生の思考で
生き抜いたその姿は
親しんだ街の仕打ちに勇敢に立ち向かったと誰が見るだろうか。




深く輝く朗らかで大きな瞳。
乙女らしい丸みのある身体つき。



父は一瞬で降伏した。






居心地のいい家

笑いの絶えないグラウンド自慢のプール









太陽の様な笑顔の母
未来を相談し、計画した父
真剣な遊びと固い友情を教えてくれた
ジェイド。


あの日みじめなメロディに
生きてもいいと言ってくれた家族。
どれも苦労して手に入れた宝物。

それでもソレは突然やって来た。


まるで死と契約していたかの様に
あまりにも当たり前にその死を
受け入れ、残したものを大いに悲しませた






残したもの。再び。




そしてまた
悲しみが無遠慮にやって来るのを
かすかに承知していた。


チカちゃん。



11年前、この人懐こい笑顔に父と母は否定する理由は無かった。
二人の自由で静かな時間を人生から
締め出しても価値のある出会いだった。


力強く左右に振るシッポは父を励まし
優しく思いやりのある瞳は
母を慰めた。
家族は怯える程、幸せだった。

彼女の背後で常に死が残酷なチャンスを
狙う様になると
慢性的に心配そうな表情を見せる
父と母を幾度となく見た。


最期の吐息をついた時

儚い、ただひとつの慰めがあるなら
死という神聖な手が触れ
長かった苦痛や一切の不自由な事柄から
解き放された事だけだろうか。


去るものは遺されるものより幸せかも
しれない。
月日が経っても悲しみは消える事は無い
時折、神経痛の様に苦しめるかもしれない


それを受け入れて生きて行けるのか。。
今から不安。ウチのオジサン。



     うるボン展覧会



残念過ぎる。。。



そんなオジサンの2020川柳

『凛として和服を着こなす義理の母』
『脱いだら下着がグンゼのブリーフ』


拝啓母様
先日頂いたブリーフ、
娘は全力で拒否します。