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ローリング サンダー レビュー

日記みたいなもの。音楽とか、とりとめもなく...

Robbie Robertson のボーカル

2023年08月16日 | 音楽

ロビーのギタープレイその4は、

カーティス・メイフィールドと掛けてみようと探していたのだが、しっくりくるのが見つからなかった。

なので、ロビーのザ・バンド時代のボーカルを。Bessie Smith、素晴らしいザ・バンド・マジック。

To Kingdom Come でも歌っていると言われているが、ロビーが歌っているというほどの意味はないので省略。

しかし、こうしてロビーの歌を並べると、ザ・バンドだから聴けるが、やはりボーカリストではないなあ。

ただ、Out Of Blue だけは別。これ聴いているうちに、ロビーがいってしまったことが滲みてきた。

もともとはリチャードに歌わせるために作ったそうだが、こういう歌をソロでも聴きたかった。

 

ああ、昨日まで久々の夏休みだったけれど、結局登山には行かずに終わってしまった。

 

Bob Dylan, The Band - Bessie Smith (Official Audio)

 

Knockin' Lost John (Remastered)

 

The Last Waltz Suite: Out of the Blue

 

The Last Waltz Suite: The Last Waltz Refrain


Robbie Robertson のギター・プレイ その3

2023年08月14日 | 音楽

Dirge を初めて聴いたのは小学生時代だった。Plane Waves が出たのが1974年だから小5か小6の頃だ。

従兄弟が聴いていたのが聞こえてきてもの凄く印象に残っていた。印象的というか、衝撃的だったなあ。

その後、高校生になって Planet Waves を手に入れて一番聴いた曲だった。高校3年生の終わり頃こればっか聴いていた時期がある。

高校3年生といえば、1981年か。1981年にこればっか聴いている高校3年生なんてどうかしてるな。

当時、音楽のことで話せる奴はいなかった。まあ、いまでもそうかもしれない。が、それでいい。

Bob Dylan - Dirge (Official Audio)

 

Dirge を聴くと、ロビーは関係ないが Sara も聴きたくなる。 

Bob Dylan - Sara (Official Audio)

 

ロービーのアコギプレイといえば当然これは外せない。ただ、へそ曲がりの自分は筆頭には来ないのだな。しかし、曲全体として言わずもがな素晴らしすぎる。

The Unfaithful Servant - The Band (The Band 11 of 12)


Robbie Robertson のギター・プレイ その2

2023年08月13日 | 音楽

一番好きなロビーのギター・プレイを挙げろと言われたら、色々ありすぎるて困るが、先ずはこの3曲か。

 

最初の2曲はどっちも、全部シングルコイル・ピックアップのストラト(赤いやつ)で弾いてるのかな。

いや、後者はブリッジ側が改造してあるやつかもしれない。

セイブドの方は(というかMoondog Matinee は)、もしかしてエピフォン(モデル名は知らないが)か?

弾いているギターが何にせよMoondog Matinee のサウンドは、どのアルバムより好きだな。ベースもドラムも全部。

(だから、リミックスが出るのを本当に楽しみにしていたのだが)

 

King Harvest で、エピフォンを弾いているのを見た時は衝撃だったなあ。

あのロビー曰くローファイな音はテレキャスターならではと、ずっと思い込んでいた。

 

Saved (Remastered)

Ain't That A Lot Of Love (Remastered)

King Harvest (Has Surely Come)

 


Robbie Robertson のギター・プレイ

2023年08月13日 | 音楽

で、ピッキング・ハーモニクスとアーミングといえば、Going, Going, Gone もいいけどコレかな。でも好きな演奏でも曲でもない。ふざけてるし。

というかロビー自身、「あれ〜?おかしいな、なんかうまくいかないなあ、変だなー。うーん、でも、まあいいや」って感じだったのではないか。

 

Sign Language

 


クレイジー・リバーのどこかで

2023年08月12日 | 音楽

たいていは夜通し飲んでボトルは空にしてしまうが、その日の朝は、いつもより酒は残っていたかもしれない。

抜けないアルコールにやられて呆けていると、友人は、Little Willie John のレコードをターンテーブルにのせた。

 

Little Willie John は知らなかったが、Talk To Me は中学生時代、Beach Boys のカバーで聴いて知っていた。

カールがアルバム 15 Big Ones で歌っている。

そのアルバムでは、Just Once In My Life の次に、In The Still Of The Night と並んで好きな曲だった。

 

Little Willie John について調べてみると、色々と興味深いことがわかった。

そのうちの二つのことだけを書いておきたい。

一つは、 LWJ がアーカンソー生まれであること。

もうひとつは、LWJ がロビーの 1st ソロアルバムの歌詞に登場すること。それが、Somewhere Down The Crazy River。

「畑は空っぽ。放置された’59年式シェビー。後部シートに横たわってリトル・ウィリー・ジョンを聴く」という一説が出てくる。

この一節はロビー流の創作話かもしれないが、例えばアーカンソーの暑い夏の夜、

湿った夜風に乗ってラジオから流れて来るリトル・ウィリー・ジョンの歌にリヴォンとロビーが耳を傾けていたかもしれない。

 

Little Willie John - Talk to Me

Little Willie John - Fever

Robbie Robertson - Somewhere Down The Crazy River (Official Music Video)


Robbie Robertson - This Is Where I Get Off

2023年08月11日 | 音楽

Robbie Robertson - This Is Where I Get Off

 

ロビーのソロアルバムは全部 on time で聴いてきたものの、どれも、どうにもこうにも馴染めなかった。

そんななかでは最もピンときたのはこれだった。歌詞が、自分に重ね合わさってしまい困ったものだったが。

 

今年は、Moondog Matinee のリミックスが出るはずの年なのに全くニュースが無いなと、ずっと気になっていた。

そんな日々に飛び込んできた訃報が俄かには信じ難かった。1日たったいまも混乱している。

ロビーは、ザ・バンドのメンバーの中で、自分にとっては、一番腑に落ちない人だった。

レボン・ヘルムの死は、可也やり切った感を抱けるものだったが、ロビーは最後まで謎を残したまま行ってしまった。

 

Moondog Matinee のアウトテイクで Sam Cooke の It's Got The Whole World Shaking をレボンが歌っている。

原曲がカッコ良すぎるのもあるが、出来の悪いカバーで全く聴いてなかったので、近年、友人に言われるまで気がつかなかった。

しかし、他にもソウルのカバーをやっていたとしたら、今年聴けると微かな期待を抱いていたのだが、残念。


My Ship Is Comin' In

2023年07月21日 | 音楽

スプリンスティーンの影響でWalker Brothersを聴いていて、「そーだ、この曲が有ったじゃん!」となって、コードかき鳴らしながら歌ってみたら、もう楽しいのなんの。

まだこんなに没頭できる曲があったことが嬉しくて堪らないという備忘録。20年以上ぶりか。

しかし、このタイトル、クレージージャーニーのカーゴカルトだったか、その放送を思い出す。確か、米軍の船だか飛行機(カーゴ)がやってきて平和と繁栄をもたらすことを信じている村人たち、みたいな話だった。

で、one's ship comes in でちょっと調べてみたら、確かにそんなような意味もあった。面白い。

 

1965年 Jimmy Radcliffe 1966年(US) Scott Walker 1967年 Walter Jackson 

 

 


Bruce Springsteen と Jerry Butler

2023年02月04日 | 音楽

 

 

新譜CDをリリース早々手にしたのは10年ぶりで、色々と思ったことを書いてみる。

その10年前のアルバムは Dr. John の Locked Down で、今でもわりとよく聴く。

 

Springsteen ももう73歳だが、こんなに歌えるのは単純に凄いと思うし元気を貰った。

もはや70歳代は老人ではないのだな。

ただ、概ね自分も大好きな曲のカバー集で歌は楽しめたが、演奏が面白くない。

このアルバムを10数年後もたまには聴いているだろうか。

Lennon の Rock 'n' Roll は偶に聴くし、Moondog Matinee は頻繁に聴いている。

Springsteen の歌は言葉が分かればもっとずっと楽しめるのだろうと思う。

でも、歌詞が分からなくてもディランには想像力を掻き立てられるのは何故だろう。

 

このアルバムは、Soul Days と Any Other Way と Do I Love You は初めて聞いた。

Jerry Butler の The Ice Man Cometh からタイトル曲を含めて2曲カバーしてきたのには驚いた。

Neil Young が Poor Wayfaring Stranger をカバーしたのにも驚いたが、そういうことが偶にある。

 

The Ice Man Cometh といえば、Never Gonna Give You Up を Black Keys がカバーしたし、

Lost は、友人の話では Jackie Deshannon がカバーしているそうだ。

11曲のアルバムから4曲カバーされた訳で、やはり10数年前にも書いたが捨て曲無しの名盤だ。

 

Only The Strong Survive は Elvis Presley もカバーした曲だが、誤解されそうな気がする。

歌詞は、辛いことがあっても落ち込んでばかりいちゃダメだと母親に言われたというような主旨だが、

タイトルの字面から弱肉強食みたいな歌と思われるのではないか?そういう事では全く無いのだが。

Borne In The U.S.A. もそうだったと思うが、どうも Springsteen は日本では誤解されやすい気がする。

だから来ないのかな。Big Man が居る E Street Bandをバックにもう一度ライブを見たかった。

 

Jerry Butler も Springsteen も自分は大好きなのだが、なぜこの国ではパッとしないのだろう。

Butler は向こうでもイマイチなのかもしれない。いや、Butler の歌をカバーしているのは、Elvis Presley、

Otis Redding、Gregg Allman、Dusty Springfield と錚々たる顔ぶれだから評価は高い筈… でもないか。

ローリングストーン誌のボーカリスト番付に Butler は確か出てきたことはないと思う。

番付や評判など自分はどうでも良いのだが、なんでかな、とは思う。

特に日本では欧米に比べてバリトンボイスはどうもウケが良く無い。

以前、カーグラフィックTVで松任谷正隆が、車名は忘れたが或るヨーロッパ車に試乗し、低音の

イグゾーストサウンドについて、こういう音は日本人は苦手だが欧米人は平気、みたいな事を

言っていた。

 

自分の好きな声は、声域を検証した訳ではないが、概ねバリトンボイスということになるか。

Jerry Butler, Levi Stubbs, Marvin Junior, James Carr, Bill Medley, Richard Manuel, Bobby Bland,

Gregg Allman, John Lee Hooker, Muddy Waters... こうした声が好きだという人は周りに殆ど居ない。

Ray Charles, Sam Cooke, Elvis Presley, Marvin Gay の声も好きだがちょっと違う。

John Lennon の声はバリトンとは言わない気がするが、そう書いている英語の記事をどこかで読んだ。

バリトンか否かともかく、自分にとっては P.M. よりは魅力的な声なのは確かだ。

 

あいかわらず、とりとめもなく色々と思う事が出てくるので、このへんで止めておこう。


It's Not Unusual

2015年06月29日 | 音楽

会社帰り、西の夜空に木星か金星か二つが重なっていたか良く判らないけれど、もの凄く光り輝いていて、思わず見惚れてしまった。その時、偶々ヘッドホンで The Dells の It's Not Unusual が聞こえていた。それは、このCDにから落としたもので驚くほど音に迫力がある。しかし、何故 Chess のリマスターシリーズは Dells の There Is を出さないのだろう。ああ、あの Marvin Jr. のシャウトを CD から落として聴きたい。CD の Anthology の There Is はアナログレコードのそれに比べると歌の迫力が10分の1ぐらいに聞こえる。このIt's Not Unusual 位の迫力の有るリマスターCDで是非 There Is を聴いてみたい。


Mystery Trainに関する訂正

2015年02月14日 | 音楽

昨年11月の投稿「Basement Tapes その1」を何となく読み返してみたら、記述内容に間違いを発見したので、凡ミスとはいえ自分には重要なことなので訂正しておいた。

ま、グリール・マーカスだろうと誰だろうと人は間違うことだってある。しかし改めてその部分を読んでみたが、間違いというより思い込みというか思い入れだな。


ドク・ポマスとローンスター・カフェにまつわる備忘録

2015年02月09日 | 音楽

Lone Star はまだ有るらしいという知らせが今朝あった。それで色々思ったことの備忘録。

Lone Star Cafeというのはマンハッタンのイーストビレッジの確かワシントンスクエアから程近い場所に在った、西部劇に出てきそうな田舎風の古い Bar & Live House で、調べたところ、ディランや、解散後のザ・バンド、ロイ・オービソン、ウィリー・ネルソン、リチャード・トンプソン、ダグ・サーム、等々、その筋(どの筋か?)の人達が出演したこともある店のようだ。自分は確か1989年の2月に友人数人と連れ立って行ってみたのが最初だった。Levon Helm がライブをやるという情報を察知したからだ。Village Voice紙でリヴォンのショウの告知を誰かが見つけ、ワシントンスクエアホテルの前の公衆電話から店に確認の電話をした夜のことは、鮮明に覚えている。

「こんにちは。今晩はリヴォンのショウですか?」「こんにちは。そう、今夜リヴォンとバンドは、○○時からと○○時の Two Stage をやる予定よ」。電話の向こうの彼女は、Yankee か Dixie か判らなかったが、若々しく誇らしげで期待に弾んだ声で(そのように聞こえた)そう答えた。

その晩、目の前で見たリヴォンと彼のバンドのショウは、泥臭いが粋で鯔背でガッツに満ちていて全然 Cool じゃないのが最高にいかしてた。ザ・バンドもリヴォンも、レコードにせよライブにせよ、形にするまでは当然試行錯誤や色々あったろうが、いったん出来上がったら、それに向かって形振り構わず全員が猛烈なガッツを叩きつけようとした人達ではないかと思う。でなけりゃ、あんなに素晴らしかったりボロボロな演奏や歌にはならない筈だ。そこが自分にとっては他のもっと巧いとか理屈主義主張の立派そうなバンドとザバンドが違う大きな要素ではないかと、これを書きながら思った。映画 Last Waltz の DVD の複々音声で、Dr. John が「有りもしないゴールにボールを叩き入れようとする」とか何とか、そんなような事をリヴォン達と語り合っているが、善し悪しはさておき、そういう事だったんだと思う。

リヴォンのその夜のショウは、友人の一人がカセットテープに納めていた。それは四半世紀以上の間、この部屋の片隅で静かに眠っている。

今日 Lone Star Cafe についてちょっと調べてみたが、リヴォンを見たその店はその年1989年に閉店し、マンハッタン島のもっと南のほうで Lone Star Roadhouse として再開したようだ。そういえば、1990年か1991年にBooker T & The MG's を見たのは、Roadhouse の方だったか。その店の雰囲気は以前とは変わって普通の Live House になっていて残念だった記憶が有るが、MG's は、ドラマーは当然アル・ジャクソンではなく多分翌年のマジソンスクエアガーデンのボブフェストでジム・ケルトナーと一緒にドラムを叩いていた人だったが、素晴らしかった。カーラ・トーマスが途中でゲストでジー・ウィズと他数曲を歌ったのはともかく、とにかく1曲目の Melting Pot が爆発的な演奏で、特に間近で見るダック・ダンの格好良さは鮮明に覚えている。

 

さておき、昨日あたりから、私としては何年ぶりか分からないくらい久しぶりに、昔のバンドメンバーが集まってライブをやりそうなことになりつつある。それで何を歌うかちょっと考えてみた。で、かの地からの知らせで Lone Star Cafe と、もう一つ思い出したのがブリルビルディング。

そのビル自体の思い出は、入り口の前で写真を撮っただけのことだが、あそこで写真を撮ったのは、勿論そのビルにあった音楽会社に関わった1960年前後あたりのソングライターや最高の曲の数々に想いを馳せてのこと。そのソングライター達とヒット曲は挙げたら目眩がする位とんでもないことになるので書かないが、個人的に、なぜか理由は良く分からないが、最近妙にドク・ポマス&モート・シューマンに嵌っている。ざっと思いついただけでも、Lonely Avenue, Hushabye, Save The Last Dance For Me, This Magic Moment,  Viva Las Vegas, Suspicion, Little Sister, I'm Gonna Cry Till My Tears Run Dry (Irma Thomas !)と、もう、しみじみと良い曲ばかりだ。こうして挙げた曲を眺めながら頭に思い浮かべてみると、他のライター達の作品よりBluesを感じるというか、痛みというか寂寥感がありながら不思議と暖かみというか懐かしい感じのする曲が多い気がする。多分それがドク・ポマスの個性なんだろう。

 で、「ラストダンスは私に」といえば越路吹雪ということで、彼女の歌うサントワマミーを聴いていたら、島倉千代子の「愛のさざなみ」が聴きたくなり聴いてみたら、やはり1950年代終わり頃から1972~3年頃辺りの歌謡曲や演歌は大好きな歌がどうしてこんなに沢山あるのだろうと改めて不思議に思った。エト邦枝の「カスバの女」やフランク永井の「君恋し」なんて、私が幼稚園に入る前だっと思うが、冬の青森のしんしんと雪の降る夜道にチェーンとワイパーを響かせて親父が車を運転しながら良く歌っていたのを思い出して、いつも少しだけ目頭が熱くなる。

そんな訳で一日中あの頃の歌謡曲と演歌とドク・ポマスの曲をあれこれ聴きまくりながら、ふと思ったのは、あの頃の歌謡曲や演歌とドク・ポマスの曲には、直接的に似ているものがあるか分からないが、自分にとってはそこはかとなく似たような感覚を呼び起こさせられるものが多い気がする。同時代ということもあるだろうが、例えばゴフィン&キングやバカラックじゃなくドク・ポマスの曲の方に通じるものを感じるのは何故だろう。ともかく、ロックとかブルースとかカントリーとか歌謡曲とか演歌とかジャンルはどうでも良いというか、どれも歌がある限り結局歌には大した違いは無いんじゃないか、と改めて思った一日であった。


Basement Tapesと奥秩父~八ヶ岳辺り(備忘録)

2014年11月25日 | 音楽

The Basement Tapes Completeの6枚をじっくり聴きに奥秩父~八ヶ岳あたりをドライブしてきた。大雑把に地理を頭の中に浮かべて出発し青梅街道に出て暫く走っていると、少しずつイメージが湧いてきた。むかしオフロードバイクにガソリンストーブやテントや寝袋を積んで御荷鉾山系あたりの山奥の林道や河原を走り寝泊まりしていた記憶も、断片的に蘇ってきた。

1.入間、飯能、正丸トンネル、秩父、群馬県上野村、下仁田、碓氷軽井沢、小諸、蓼科、白樺湖、茅野、諏訪

2.入間、飯能、正丸トンネル、秩父、群馬県上野村、十国峠、佐久、麦草峠(八ツ)、茅野、諏訪

3.入間、飯能、正丸トンネル、秩父、群馬県上野村、124号線、上野ダム(御巣鷹山北方)、ぶどう峠、小海、清里、須玉

結局、2は通行止めで抜けられず、3は深夜の人里離れた山奥で通過するのを躊躇い、えらく大回りの1番になった。11時間ほど走ったか。走り出すと何時もそうだが余り休憩しない。今回も1回の休憩で時間はたっぷりあったから、Anthology Of American Folk Music も全部聞き直し、つでいに Music From Big Pink も久々に聴き直してみた。

ちょうど日没した頃に出発したこともあり、秩父駅あたり以降は信号も人の気配も殆ど無いルートだったから、当然いろいろと考えさせられた。

ヒルビリー、アイリッシュ、アケイディア、ケイジャン、ザディコ、ニューオーリンズ、ブルーズ、ゴスペル、ロカビリー、ロックンロール、リズムアンドブルース... 色々あるだろうが、スタイルとかジャンルとかそういう細切れなものが、ずっと頭から離れなかった。

Gillian Welch - Elvis Presley Blues、Mississipi John Hurt - Spike Driver Blues、Robert Wilkins - That's No Way To Get Along、Rolling Stones - Prodigal Son


Basement Tapes その1

2014年11月22日 | 音楽

 

数日前、数ヶ月前に予約していたこれが届いた。今朝封を開けてざっと聴いている。

やっぱ My Bucket's Got A Hole In It はやってんだな。

お、Bells of Rhymney もやってる。

ああ、One too many morningの1番目をリチャードが歌ってる。

いやあ、やっぱり面白い。

これだけ曲数が増えると買うなら、これに関しては通常版よりDeluxe版の方だな。

しかし、日本版が解説と歌詞訳(英文無し)が輸入版に付いただけで(だと思う)約6千円も高いってのは変だろ。

輸入版の資料は面倒で未だ読んでないが、ぱっと見では大したこと書いてないような予感はする。

曲毎の作曲者は書いてあるが、最後に「歌ってるのはディランで、バックボーカルや楽器演奏は判んない。資料が残ってないから」みたいな事が書いてあって、グリール・マーカスがMoon DogのA Change Is Gonna ComeはRick DankoRichard Manuelが歌ってると確か書いていたのを思い出して、笑った。

音は、一般的には良くなったと感じられるのかもしれないが自分は不満。

Vocal帯域を強調して演奏の方が相対的に小さくなり、それをクリアにしちゃってる。

全部聴いたわけではないが色々出ているBasement Tapesのリマスター版の中でも、多分2009年版が自分は良い。同じtakeのものを今回の方で聴くとがっかりする。

この6枚のCD、未だ良く聞き込んでない現時点で言うのもなんだが、やはりBasement TapesがAnthology Of American Folk Musicの影響と簡単に片付けるのはどうか。

確かに後者を聴いていると、例えば、My Name Is John JohannaがApple Suckling Treeに似ているとか、そういうことはあるにしても、DylanとThe BandがAnthology…を聴きまくって研究してB.T.を作った訳でもなかろう。

とにかく、今年最後の3連休は天気もまあ良さそうだし、CD 6枚は全部 iTunesに落としたし、さて、飯食ってシャワー浴びたら、奥秩父~八ツ辺りを車で彷徨いながらゆっくり聴いてみるか。

 


A/D 変換

2014年06月29日 | 音楽

頼まれてアナログレコードをCDにしようとしている。きちんとやろうとすると結構手間がかかる。

WaveLab Elementsの体験版。初めてのソフトで未だ良くわからないが9千円台なら導入するか。

15年位前に使っていた同じメーカーの廉価ソフトがどんなだったかもう覚えていないが、

これと値段は同じくらいだったか。そうだとすれば、これは9千円台でも高いのかもしれない。 

久しぶりにアナログレコードの音を聴いて、最近のCD(リイシューものではないCDの話し)の、

アナログレコードっぽい音(多分そういう意図だろう)とは、やっぱりぜーんぜん違うなあと思った。

 

ところで、前回Elvisのことを書きながら、当然Bobby Womackにも繋がる訳で、改めて本人や

Wlison Pickettの諸作を色々と聴いてはいたのだが、ややこしくなるので書かなかった。RIP

これが一番好きというわけではないが、Trust Meを今日は挙げておこう。

これは、40年位前に一番最初に聴いたBobby Womackの曲だから。

尤も聴いたのはJanis JoplinのPearlからで、その時これがBobby Womack作とは知らなかった。

ただ、Pearlの中では中学生のガキながら地味に一番ピンときた曲だった。いやホント、良いな。

Bobby WomackとReggie Youngのギターもカッコいいが、Womackの曲を歌う時のPickettは最高だ