家族一人ずつ

歩くのが遅くて、青信号で横断歩道を渡りきれずに途中で立ちつくす　お年寄りっているでしょ。

ぎっくり腰になって、あの気持ちが　よ～くわかった隊長。

気持ちだけは前に前に行ってるのに、全然進まない。

一生懸命　小走りする　れれボン。だのに　ゆっくり歩く七色に引っ張られる。その気持ちも　よ～くわかった隊長。

これからは、お年寄りと亀には、もっと優しくなろうと思う。


そういうことなんで、

歩みの　のろいれれボンは散歩に連れていけるけど、いつぶっ飛びスイッチが入るかわからない七色は連れていけない。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れれ　「　そういうことだから七タン　おらのこと恨まないでけろな　」

　　　「　じろりんちょ　」


隊長は、れれボン１犬を連れ、散歩へＧＯひろみ！　

七色は・・・・



なんと、ご近所のラブ好きのおねえさんが、連れて行ってくれた。

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ありがたや～　ありがたや～　　

頼りになるのは、遠くの娘より　近くのお姉さん。だっちゃね～　　


七色はただのやんちゃなラブとは違い、スイッチが入ると飛んで回る犬なので十分に気を付けるようにお願いしたが、

笑顔で、「　はぁ～い！大丈夫でぇ～す　　」　とハートをつける余裕を見せる彼女だった。・・・つけたのか？


散歩から帰ると、壁に背中をピッタシつける七色。


・・・・おまえ、何しでかしたんだ？　先生、怒らないから正直に言ってごらん。



　「　飛べない犬は　ただの犬。飛んで回れるからこそ　ななタンだっちゃ　」　


・・・・　「　我故に我あり　」　的なことを言う七色。・・・・言ったのか？　


つまりそれは、散歩中、ぶっ飛んで回って　おねえちゃんにご迷惑をおかけしたってことを意味していた。




「　聞いてはいたけれど、七色ちゃんがぶっ飛ぶというのは、これか～！　」　と実体験したラブ好きのおねえさん。
２回目の散歩の時は犬にも人にも会わなかったようで、とてもお利口でおとなしくて　逆にこんなはずはない。と思ったらしい。
そうそう。こんなはずはないと思って油断しないことが肝心。普通のラブじゃないから。
ラブを川に入れて泳がせるぐらいアクティブなおねえさんでも、七色との散歩は刺激的だったようです。
そんな家族１犬１犬の散歩に、ワンパンチ　

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