大渋滞

大型連休の前半の、晴天の日。

ななれれを連れて、ドライブへＧＯひろみ！　

夫は北へ。私は山に登ろうと言った。・・・登るっつっても車でね。

ところが、私達と同じ所に行こうとしている人たちが大勢いるらしく、交通情報ではどっちも渋滞しているから気をつけなはれや的なことを言っていた。


なんだべ。とりあえず、いつもの公園に行き、どこに行くか考えることにした。・・・・さっさと行かんかい。



れれ　「　ここでおやつ食べて帰るべ　」　　　　　「　んだ。お弁当でもいいっちゃよ　」

・・・・　さっき朝ごはん食べたべ。


この後、いつも来てる公園でウダウダしていたことを後悔することになろうとは、この時は知る由もなかった・・・・わけでもなかった。←　ってどっちなんだいっ　

こんな天気のいい日は、どこも渋滞してるに決まってんじゃんね。


珍しく、七色が水が飲みたいと言った。



遊び飲みなのか？　ぐらいにしかこの時は思わなかったけれど、後になって水を欲しがった意味がわかった。


ここから、私達は北でも山でもなく、山形へＧＯひろみした！

ところが、

公園を出た途端、既に山形へ向かう国道は大渋滞。

全然　進まない。

ただ時間だけが過ぎていき、小腹だけはすいてきた。




最近発売された７のアイスカフェオレを飲んだ。・・・・なんでこんなに甘いのか～よ　オーレと言う名のこーしーは　←　「孫」　のリズムで。

甘いのに甘いのを食べて、ノロノロ進む車の後ろで、七色がずっと立ったまま窓の外を見ていた。

もちろん　れれボンは寝ていた。

既に時間は午後になってしまった。このまま永遠に山形には着かないんじゃＮＥ？と思われた。

後ろから、七色のヒィーンヒィ～ンと悲しげな声が聞こえてきた。

隊長は、もう山形に行く気がなくなっていた。そうだ。カフェへ行こう。外の席なら　ななれれも大丈夫だし。

だが、カフェなんかにさらさら行く気がない夫。目的は蕎麦。蕎麦しか頭にない夫は、せっかくここまで来て引き返す訳にはいかないと言った。

ここまでっつっても、ここ仙台。まだ仙台。仙台なう。

そしたら、なんということでしょう。目の前に蕎麦屋さんの看板が現れたではありませんか！　

駐車場に入り、「　ななちゃん　れれちゃん着いたよ～　」　とトランクを開けると・・・・


なんじゃこりゃあ～～～　←　またかいっ　


シートの上に広がったおう吐物。

七色がゲロゲロ　げろっぴをし、それで悲しげに鳴いていたのだった。

それに全然気が付かず、何時間もかけて山形に行こうとしていた私達。良かった。行かなくて。


おう吐物に目を合わせず、悪そうにうなだれる七色に対し、れれボンは全く気が付かずに爆睡し、


　「　ゲロッピを踏まないように　ななタン端っこに立ってたんでがす　」　　れれ　「　おら寝てて全然気が付かなかったべさ　」


トランクを開けた時に、目の前に広がっているゲロッピを見て、「　ありゃりゃ　これ何だべ？　」　という顔をした天然れれボン。　



　「　ななタン　ゲロしてデトしたっちゃ　」　　　れれ　「　ゲロしたっていいじゃないか。犬だもの　」・・・みつをかっ




ゲロを見た後の滝は、より一層　清々しかった。





ごめんね～七色。具合悪かったんだね。・・・・そういえば朝も少しだけ戻したんだけど、めかぶを食べたせいかな？ぐらいで忘れていました。
公園で水をゴクゴク飲んだのも気持ちが悪かったからだったのでしょう。この後も体調が本調子ではなかったようで、しばらくはごはんを柔らかくしたり、減らしたりして様子を見て、日向ぼっこをして陽を浴びてゴロゴロしたら体調も良くなったようです。・・・・てゆ～か、なんで具合が悪くなったんだろうって話なんだけど、「　だって仕方がないじゃない。中高年犬だもの。」　って話でまとめておきます。


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