あーあ もう

ここに１台の温水ルームヒーター　通称ホットマンがある。

これって、コンパクトだし、使わない夏場はしまっておけるので大変便利な物である。

だが、その便利なのが災いをして、昨年の秋、物置から出し、いざ使おうとした時に作動しなかったので、

コールセンターに問い合わせをしたところ、

コールセンターの気の強い女性に　「　さっきから聞いてるとさ～、それって電源が入ってないんじゃないの？　いい加減にしてよ。こっちは忙しいのに　」　的な内容のことを、キレ気味の丁寧語でお叱りを受け、

それ以来、物置なんかにしまわず、そのままリビングに置きっぱなしにしておいた。

だから電源を入れれば、すぐに作動するはずだった・・・・・



　「　それだのに　ウンともスンとも言わず、れれボンのように動かなかったのでがす　」


運転の赤いランプはついてるのに、温風が出てこない。

隊長は、昨年と同じ過ちを繰り返してはなるまい。と、細心の注意を払って電源、温水プラグ、室外機、全部調べたが、どこも悪い箇所は見つからなかった。




　「　それだのに　どうしてつかないんだべか？　」　



ということをコールセンターの人に伝えた。


するとコールセンターの人に、「　それは修理が必要となると思います。修理の者がお伺いするのは最短で４日後です。」　とあっさりと言われた。

そして、待つこと４日後、（　その４日間、７７－００地方は冬の寒さだった　）

修理のおじさんが来られた。


そして、ヒーターを見るなり、あっさりとこう言った。

「　あ～ これでは温風は出ませんよ　」


なんと、あることすら知らなかった開閉弁が

閉になっていたのだった・・・・・　

知らない。知らないってば。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　横の真ん中あたりにある丸い所

　「　わ・・わたす　し・・知りません。いたしません。ど・・どうして　こんなことに・・・・　」


修理のおじさんの前で隊長は動揺した。

誰？？　誰よ。こんな所を回した人は？　

ななとれれに顔を向けると、２犬は目をそらし遠くを見つめた。

・・・・・もののけの仕業だわ。きっと。




ってことで、犯人不明のまま、ファンヒーターは普通に作動した。
あーあ　　もお　　ため息しか出てこない隊長にワンパンチ　

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