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大規模太陽光発電所が次々登場

2008年11月22日 | エネルギー
14ha(東京ドーム3個分)の広大な敷地に、高さ6メートルの太陽電池パネルがずらり。稚内市で建設が進む日本最大の太陽光発電所「稚内メガソーラー」です。
総出力5000kW、約1700戸分の電力をまかなう、発電所としては世界でも最大級の規模。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の実証試験として、北海道電力と稚内市が着手しました。

稚内といえば日本最北端の町、日照時間は全国平均以下です。しかも冬季は雪がパネルを覆い発電効率が落ちるという、およそ太陽光発電には不利な土地です。
いったいどうして稚内なのかな~

「稚内の特殊な気象条件でも実用化できれば、全国どこでも発電できる。ここでの実証実験でノウハウを積み重ねたいのです」と、北海道電力の太陽光発電プロジェクト推進室の三輪修也室長。

北海道は風力発電ではすでに実績を上げています。
道内の風力発電設備の合計出力は25万6000キロワット(07年度末時点)と全国の1割強を占める先進地。
稚内での実験をうけて寒冷地でも効率的な太陽光発電の技術が開発されれば、広大な土地を活用して一気に太陽光発電所の建設が広まるでしょう。
『自然エネルギー先進地・北海道』となりそうですよ。


こちらは山梨県北杜市にある、2000kWの実験場。9カ国、26社の太陽電池を並べて比較実験を行なっています。

また東京電力と三井物産は、羽田空港に新たに建設される新国際貨物ターミナルの屋根(2.7ha)を活用して、2000kWの太陽光発電所にする計画を進めています。

他にも主だった計画をあげてみると、以下の通りです。

  関西電力・シャープ・堺市‥‥産廃処理場跡地(20ha)に1万kW
  東京電力・川崎市‥‥浮島と扇島に2万kW
  九州電力‥‥大牟田市の発電所跡地に3千kW

ドイツやスペインなどに比較するとまだまだですが、日本もここにきてようやく、自然エネルギー活用の道が開けてきました!嬉しいなぁ




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