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ブナの中庭で

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2050年、大気汚染による死亡者は360万人という予測

2012年08月30日 | 環境問題
OECDがまとめた「OECD環境アウトルック2050」によると、2050年には浮遊粒子状物質(PM)が原因で早死する人が、世界全体で年間360万人に達するそうです。
360万人という数値は現時点の2倍以上!そしてその大半は、中国とインド。

予測によると、2050年には世界人口が現在の70億人から90億人に増え、その7割が都市部に居住するため、都市の環境(大気汚染、交通渋滞、ごみ問題)が悪化。
また経済活動の拡大によりエネルギー使用量が8割増加し、その大半が化石燃料と予測されることから、大気汚染物質の増加が深刻であろうと予測しています。

4年前、仕事で北京を訪問した時、一発で咽喉を痛めました。原因は凄まじい大気汚染。
冒頭写真は私がホテルから撮影した朝日です。その日、太陽は終日スモッグに霞み、不気味な赤であったことをよく覚えています。

長期にわたって経済停滞が続く日本を横目に、好景気に沸く中国とインド。
しかし命を犠牲にする経済発展は意味ありません。環境への配慮をしなければ「持続不可能である」ことを、世界共通認識として持っていたい、OECDの報告書を読みながらそう思いました。

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